サイトの枠組みを超えた大規模高速メール配信
顧客価値を創造する革新的なビジネスを推進。店舗基盤とインターネット基盤が生むシナジーの最大化に向けて、1000万規模の高速メール配信はもちろん、日々の配信業務にかかる負担低減が求められた。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
メール配信
ポイントプログラムの「Tポイント」やエンターテインメント総合サイトおよびオンラインショッピングサービスの「TSUTAYA online」など、リアル店舗とインターネット事業を最大限に活用する革新的なビジネスを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、消費者に新しいライフスタイルを提案していくことを目指して、リアル店舗における音楽・映画など、エンターテインメント流通を行う「TSUTAYA事業」とポイントプログラムを含む「アライアンス・コンサルティング事業」、インターネットを利用したサービスを提供する「ネット事業」、この3事業を柱として構成している。
「アライアンス・コンサルティング事業」においては、「Tカード」の保有者が3,200万人(2010年8月末現在)を突破し、今では日本総人口の4人に1人が持つカードとなった。また、「Tポイント/Tカード」の提携先は、焼き肉チェーンやコインパーキングなど様々で、提携店舗数は、30,100(2010年8月末現在)にまで拡大している。
さらに近年、大手コンビニエンスストアも加わり、「Tポイント/Tカード」は、ユーザーの日々の生活にかなり浸透してきている。
同社では、メールマガジンの目的を、“リアル店舗への誘導”、“Tポイント提携企業・店舗の販促”、“ウェブサイトへの誘導”として明確に定めており、「Tポイント/Tカード」の総合サイト「T-SITE」やエンターテインメント通販の「TSUTAYA online」、ネット宅配サービスを展開する「TSUTAYA DISCAS」など、それぞれのサイト会員に向けて、多種多様なメルマガを配信している。
メール配信システムを見直すきっかけとなったのは約1年前、あらゆる店舗の割引クーポンなど、お得な情報をお届けするメールマガジン「Tクーポンメール」をこれまで「T-SITE」の会員のみに配信していたのを、サイトの枠組みを超えて、より多くの会員に付加価値のある情報を届けるため「TSUTAYA online」の会員にも配信を拡張することが決定された。
同社 IT支援本部 IT事業支援ユニットの小野氏は、「統合により、配信が可能となる対象ユーザー数は、140万人から一気に1000万人(2010年8月末現在)にまで増加することになりました。そのため、高速で大規模なメールの一斉配信ができることを条件に既存メール配信システムの改修を検討しましたが、開発コスト・開発期間の圧縮を考慮すると、システムの乗り換えが妥当だという判断になりました」と言う。同社は、将来の会員増加を見据えて、数千万規模の配信にも対応しうるシステムを選定する必要があった。そこで、大規模配信において豊富な実績を持ち、高速配信に定評のあったユミルリンクのメール製品を検討し、要件に対応する「Cuenote® MR」を導入することを決定した。「配信規模がとにかく膨大になるため、ユミルリンクには、配信リストの抽出や本文の差し替えが自動化できるようカスタマイズを依頼しました(小野氏)。」
例えば、配信リストも数が膨大になれば、抽出と取り込み処理だけでも数時間かかってしまう。そのため、システム設計側でも運用負担を考慮する必要があった。同社は、1999年に「TSUTAYA online」を立ち上げ、長年メールマガジンを運用してきた。今回行ったカスタマイズには、同社に蓄積されたメール配信運用のノウハウがしっかりと反映されている。
小野氏は、「既存システムと連携し、仮の文章が入った状態で配信登録までが自動でできる状態になっているため、オペレーターは、最小限の画面タッチで配信ができる業務フローが出来上がっています。」と導入により、運用負担が低減されたことを評価した。さらに、小野氏は「配信スピードも旧システムと比べて、改善されました。導入後は、メールの遅延事故は一度も起きていません」と付け加えた。

大規模なメール配信においても確実かつ高速化を実現する配信能力
今後の事業展開や会員拡大に対応できるシステム
実際に数百万規模のメール配信を送っている導入実績が豊富

IT支援本部 IT事業支援ユニット 内製デザインチーム リーダー
小野 和幸様
記載内容は取材当時のものであり、変更されている場合がございます。