2012年上半期:モバイルのメール開封率が36%に上昇

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※この記事は、Marketing Landに掲載された『Report: Mobile Now Driving 36 Percent Of All Email Opens』を翻訳した内容です。

メールの閲覧はスマートフォンの主な用途の一つです。ここ最近のニュースを見ても、モバイルにおけるメールのやりとりは、さらに一段と成長しているようです。このような動きを踏まえ、ノティス社は、2012年上半期のメール開封率についての最新レポートを発表しました。

米国におけるスマートフォン普及の伸び率と共に、モバイルメールは2012年あたりから顕著に伸びるだろうと、ノティス社は以前から予測していました。
ノティス社・2012年モバイルメール開封率グラフ
Source: Knotice (9/12)

レポートでは、PCにおける開封率やメールマーケティングに関わるデータを基準にして評価しています。PCは、未だメールのほとんどを占めており、全開封率の64%を占めているようです。一方、モバイル(タブレット+スマートフォン)での開封率は、昨年末は27%でしたが、2012年上半期は36%に上昇しています。

もし、いま現在のモバイルメールの伸び率がこのまま続いたら、来年の今頃は、モバイルユーザーの45%近くが、スマートフォンかタブレットでメールを見ていることになるかもしれません。モバイルユーザーがメルマガ読者の大半を占める時代の到来に備え、マーケッターはモバイル向けメルマガの準備に本格的に取り組むべきであると、ノティス社は勧告しています。

●メールの開封率について
モバイルにおける開封率(2012年上半期)

タブレットにおける開封率(2012年上半期)
Source: Knotice (9/12)

普及率はさておき、開封率においては、iOSがアンドロイドより優位に立っているとは明確には言えないようです。理由が分からず説明もつかないところですが、アンドロイドにおける開封率のシェアは2011年より増加しています。
開封率とシェアの関連性
Source: Knotice (9/12)

米国においては、iPhoneとアンドロイドがすべてのモバイルメールにおいて開封数の99%を占めています。この分類が厳密なのかどうか分かりませんが、金融サービス(ファイナンシャルサービス)および顧客サービス(コンシューマーサービス)の2つは、携帯メールの開封率が最も高い業種であることが分かります。
開封率一覧
Source: Knotice (9/12)

モバイルにおけるメール開封のタイミングは、メールを配信した後、3時間以内に集中しています。モバイルにおいては、最初の90分間が際立って高く、概ね5時間後くらいになると、モバイルとデスクトップの開封率の違いはごく僅かしか見られないようです。

ということで、基本となる"ベストプラクティス"をアドバイスすると、
  ・ "とりもなおさず、まずモバイル"という考え方に徹底する
  ・ 今や、"マーケッター"とは、事実上、"モバイルマーケッター"であると認識する
  ・ データや分析を通じて、モバイルファンのユーザーを理解することに努める

最後になりますが、ノティス社は、"マルチ開封の定説"を調査データから立証しようとしました。つまり、"受信者がメールをいったん見て、後で読み返すために違うデバイスを使う"という受信者の行動が、爆発的に増えているのではないかということを立証しようとしたのです。ところが実際には、ある小売り業者の事例では、別のデバイスから再読されたメールは、ほとんどないことが分かりました。

開封デバイス
Source: Knotice (9/12)

この事例が意味することは極めて率直です。モバイルを真剣に受け止め、ますます増えるであろうモバイルユーザーをターゲットとするメール施策に向け、すべてを最適化する心構えをしてください。モバイルに懐疑的であったり、無頓着であったりするマーケッターに向けて言えることは、いずれにしろ、携帯向けに最適化していないメール施策は、見向きもされなくなる可能性があるということです。

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