クリックの3回に1回はモバイルで行われる
「費用対効果の面で優れているのはメール」という調査結果を目にする機会は、数年前から、かなり増えてきてます。ユミルリンクが、ネットユーザーの意識や行動について20~40代の男女100人にリサーチした時も、販売促進効果が期待できるのはメールという結果になりました。
コンサルタント企業、マッキンゼーも、「企業に対する何かしらのオーダーに対し、メールはSNSに比べ、少なくとも3倍以上効果的」であり、かつ、「メールは、顧客獲得において、フェイスブックやツイッターに比べると、40倍も効果的である」と報告しています。
出展:Why marketers should keep sending you e-mails

多くの企業が、メールマーケティングに取り組んでいる昨今、メール配信担当者が次に打つべき手はなんでしょうか?
避けて通れないことの一つは、間違いなくモバイル対応です。「スマホ向けメルマガ利用シーンはさらに広がる」でご紹介したように、スマートフォンの利用は、ここ数年、急速に増加しています。
GmailやYahooメールのアカウントを持っている人が、PC上でメルマガの購読申込みを行っても、実際に受信したメルマガをPCだけで見るとは限りませんよね。外出先で、モバイルやタブレットで見るかもしれません。
北米のメールマーケティング情報提供サイト BUSINESS 2 COMMUNITY に、モバイルに関連した統計情報が載っていたのでご紹介します。
●約53%のメールは、モバイルで開封されています。
出展:Customer Marketing Benchmark Report
●モバイルで開封した購読者の23%は、しばらく時間をおいてから、また開封するという行動をとります。
出展:Email Trends Report: Mobile VS Desktop
●Gmailユーザー、9億人のうち、75%はモバイルでアクセスしています。
出展:http://techcrunch.com/2015/05/28/gmail-now-has-900m-active-users-75-on-mobile/
●2011年~2013年にかけて、モバイルでの開封は30%増えています。
出展:Email Trends Report: Mobile VS Desktop
●インターネット利用ユーザーの増加率は10%に満たないものの、スマートフォンでメール購読の申込みをするユーザーの増加率は20%以上になります。
出展:The Most Important Insights From Mary Meeker's 2014 Internet Trends Report
●クリックの3回に1回は、モバイルで行われます。
出展:Email Trends Report: Mobile VS Desktop
●2度目の開封もモバイルというのは、当たり前のことになっています。70%はモバイルのみで開封し、残りの30%はその他のデバイスに移動して開封します。
出展:Email Trends Report: Mobile VS Desktop
●最初はモバイル、そして、2度目の開封をPCで行った購読者のクリック率は、65%以上になります。
出展:Email Trends Report: Mobile VS Desktop
空いた時間に、手元のモバイルでさっと目を通し、興味があったら、後でじっくりPCで見てリンクをクリックするという行動パターンは、メルマガ購読者の王道パターンと言えるかもしれませんね。
「モバイルで見る」という行動を無視できなくなった昨今、そもそもの大前提として、「モバイル向けに配信したメールが本当に相手に届いているのか?」ということも、いま一度、意識してください。
配信システムを利用して送ったからと言って安心はできません。モバイル向けにメールを一斉に送るということは、実はたいへん難しいことなのです。
配信したメールがきちんと届いているかどうかということを、配信のたびに、毎回、きちんと確かめる必要があります。お使いのメール配信システムに、配信状況を確認できる機能があれば、簡単にひと目で確認できるので、モニタリングがラクになります。
スマートフォン、フィーチャーフォンで受信したメルマガの動向を調査した「メルマガ調査レポート【EC売上ランキング 上位50~スマートフォン・フィーチャーフォン編~】」も、ぜひご参考になさってください。
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・時間700万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。
※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値