キヤノンマーケティングジャパン株式会社様

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 サムネール

キヤノンマーケティングジャパンが提供する「GUARDIANWALL」にCuenoteSR-Sを採用

月間最大900万通のメール配信を安定稼働に導き信頼性を強化

メール送信API

導入決定のポイント

  • 月間800~900万通の業務メールを遅延なく届けたい

    Cuenote SR-Sで安定稼働を実現

  • 複数担当者でも滞りなく操作したい

    API連携と直感的なUI・UXで作業時間も約50%削減

  • 新たなGmailガイドラインへの対応が必要

    問合せから約4カ月で本格稼働をスタート

キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は、カメラ、プリンター等のキヤノン製品の販売・マーケティング、およびITソリューション事業を展開している国内有数のサービスプロバイダーだ。キヤノン製品以外にもさまざまな商材を揃え、グループ全体で独自のシステム提案やアフターサービスまで一貫して提供し、企業のDX支援やオフィス環境の課題解決を行っている。

同社では、サービスの一環として情報漏えい対策サービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」を提供しており、同サービスのメールリレーに「Cuenote SR-S」を採用した。導入に至った背景やその成果について、製品企画を担当する同社の小林 順明氏と、サービスの監視・リリース業務を担当するキヤノンITソリューションズの川添 亮氏に伺った。

Gmailによる新たな送信者要件の発表を受け、DKIM対応が急務に

今回、メールリレーサービスの導入を検討した背景について教えてください。

小林 キヤノンMJでは、4,000社以上、580万人のユーザーを有する純国産セキュリティソリューション「GUARDIANWALL」を1999年から提供し、そのラインアップの一環として昨今の働き方にあわせたMicrosoft 365およびGoogle Workspace環境における安全なメール対策を実現する「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」を提供しています。同サービスではPPAP対策や情報漏えい・誤送信対策、標的型・詐欺メール対策、メールアーカイブといったメールセキュリティのほかに、大容量ファイル転送機能も備え、官公庁・自治体から大手金融企業、一般企業に至るまで幅広いお客様の安全な業務メール環境を支えています。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
セキュリティソリューション企画第三課
課長代理 小林 順明氏

GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウドでは2021年にサービスを開始して以来、安全・確実かつ遅延なくお客様のメールをお届けしてきました。月間で約800~900万通の配信をしてきたのですが、2024年にGmailより新たな送信者要件が発表され、1日5,000通以上送信するドメインのメールはSPF、DKIM、DMARCの設定等が必要になりました。(※1)それによって我々も、配信するメールに新たにDKIMの仕組みを実装する必要に迫られ、クラウドで利用できる外部のメールリレーサービスを活用した対策を取ることとし、利用するサービスの比較検討を始めました。

※1 Gmail 送信者ガイドライン:1日あたり 5,000 件以上のメールを送る送信者に対して、「SPF/DKIM/DMARC などのメール認証の設定」や「マーケティングメールのワンクリック解除対応」、「迷惑メール率を 0.3% 未満に維持する」などを求めるガイドライン

6つの要件を設定し、運用面とコスト面で優れていたCuenote SR-Sを採用

メールリレーサービスに求めていた要件を教えてください。

川添 要件としては、そもそもの「DKIM対応」に加え、TLS(Transport Layer Security)(※2)、アクセス制御、メールログの確認可否といった「機能面」、提供ベンダーの「サポート体制」、画面の操作性をはじめとする「運用面」、採用・利用にあたっての「コスト」、導入後の「メンテナンス方法」という6項目がありました。これら6つの要件をもとに、まず市場の5サービスをピックアップし、その中から2種類に絞り込んだうえで、最終的にユミルリンクのCuenote SR-Sを選定しました。

Cuenote SR-Sの採用に至った理由は何でしょうか?

キヤノンITソリューションズ株式会社
GUARDIANWALL開発部 サービス開発課
川添 亮氏

川添 Cuenote SR-Sは前述の6項目を満たしつつ、最終的に比較したサービスと比べて運用面とコスト面で優れていました。特に運用面では、比較したサービスではUIや設定がマニュアルや手順書を見ないとわからなかったのに対し、Cuenote SR-Sは操作画面が非常にシンプルでした。初めて利用する場合でもお客様ごとのメール配送状況やDKIM対応における各種パラメーターの設定内容を直感的に把握可能で、私以外の作業者でも迷わずに設定・監視の業務ができると思えたのです。

もうひとつの決め手になったのが、APIです。サービスの特性上、お客様の申し込みのタイミングにあわせて、その都度Cuenote SR-S側での設定が必要になるのですが、その際には1週間あたり2〜3回の設定作業が発生します。設定ミスは許されない中で、Cuenote SR-SではAPIでDKIM利用に必要な設定登録作業を自動化できるため、お客様が確実にサービス利用を開始できる体制が確保できます。また、メール配信状況の確認についてもAPIを通じて取得できるため、監視業務でも迅速に異常を検知でき、障害の早期発見につながるだろうと判断できました。

そのほかの項目に関してはいかがですか。

小林 リレーサービスのメンテナンスについてはユミルリンク側の領域ですが、我々のサービスは24時間365日対応のサービスなので、メールを止めることはできません。Cuenote SR-Sは、DR(Disaster Recovery)構成(※3)でサービス環境が用意されており、データセンターが日本の東西に分散されています。それにより、万が一災害等が発生した際も影響のない方のデータセンターが稼働するため、サービス停止のリスクを抑えることができます。
「GUARDIANWALL」の利用者に対しても、メンテナンス時にもメール運用を止めることがない仕組みを採用していると説明でき、障害や災害対応面で十分な対策が取れました。
他社サービスでは同様な構成を取るためには追加のシステムコストが発生する形だったため、導入コストも抑えられています。

※2 TLS:インターネット上でやり取りされる通信を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防ぐためのセキュリティプロトコル
※3 DR:自然災害や人的災害によるシステム停止やデータ消失などの被害への対応や予防の取り組み

的確なコミュニケーションと円滑なサポートで、短期間でサービスイン

Cuenote SR-Sの導入プロセスについてお聞かせください。

小林 2023年10月の要件発表より数カ月前から情報収集を開始していました。発表後は11月に製品を選定し、12月に導入契約を結んでGUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウドと連携させる実装作業に移り、2024年2月に稼働を開始しました。

その間のユミルリンクからのサポートはいかがでしたか。

川添 サービス開始までの時間が限られる中、ユミルリンクの営業担当者が社内の関係部門との間で調整をしてくださって、当社からの質問や要望に対して迅速かつ的確にご対応いただけました。そのおかげで、本来であれば倍くらいの時間がかかってもおかしくないプロジェクトが円滑に進み、スピーディーにサービスを立ち上げることができました。対応スピードも重要な要件の1つと捉えていましたが、対応いただけて感謝しています。

運用後に発生した帯域の圧迫にも柔軟に対応

本格運用を開始してからこれまでに見直しや変更などはありましたか?

小林 実は我々のCuenote SR-Sの使い方は、本来のメールリレーサービスが軸足を置くトランザクション(通知)メール等の確実な配信という目的とは少し異なるところがあります。確実性もさることながら、業務メールをいかに安全かつ速いレスポンスで届けられるかという部分を重視しています。そのため、メール配信に遅延が生じては困るのですが、業務メールには添付ファイルが付与されることが多く、それが一斉に配信されると帯域を圧迫してしまうのです。
その問題が運用の過程で明らかとなったのですが、ユミルリンクには、回線帯域の調整などの技術的な観点と契約面の両方から柔軟に対応していただき、現在は安定してサービスを提供できる体制になっています。

導入後1年で約100社から新たな申し込み、設定作業も想定の半分に

具体的な導入効果を教えてください。

川添 運用面では、APIの活用によって複数の効果が得られています。お客様申し込み時のDKIM設定作業が手動であれば1〜2時間かかるところを半分に短縮できました。さらに、Cuenote SR-Sのリソース状況の監視作業もスムーズに行えています。また、当初懸念していたDKIM対応でのプラスアルファの業務負荷もかからずに済んだことも大きいと実感しています。

小林 ビジネス面とお客様に対する効果としても、定性的な部分ではDKIMに対応した安定したメール配信が可能になったことでメールセキュリティに対する安心感が高まり、サービス全体の信頼性向上につながったと思います。実際に定量的な効果としても、Cuenote SR-S導入後、1年間で約100社のお客様からお申し込みをいただくことができました。

現場のメンバーからの評価はいかがですか?

川添 元々あったプロセスが改善されたという話ではないので周囲は劇的に何か効果を感じているということはありませんが、監視・登録作業の担当者からは、「利用しやすい」「新しい業務が楽にできている」という反応は得られています。

ユミルリンクの丁寧な対応の姿勢とサービスを高く評価

これまでを通じてのCuenote SR-Sとユミルリンクに対しての評価を改めてお願いします。

小林 サービス導入前の相談段階から相当長い期間やり取りをさせてもらっていましたが、その過程の途中でさまざまな観点から出てきた疑問や要望、確認事項に対し、ちゃんとその中身をヒアリングしていただき、その結果やり取りがうまくできたため、導入がうまく運んだと思っています。サービスインしてからの課題の解消についても同様でした。ユミルリンクは担当者の対応が誠実で、レスポンスも早く、会社として付き合っていくうえでもとても高い評価をしています。

川添 運用段階でも、障害発生時もユミルリンクのCuenote SR-S に起因するものではなく、発送後の受信者側で起こってしまう問題に関しても、問い合わせをするとログを見て確認していただき、「こんな設定変更が必要だ」というところまで丁寧に回答してもらえました。それも踏まえてCuenote SR-Sは、我々現場としても安心して利用できる素晴らしいサービスという評価となっています。これまでの対応には本当に感謝していますし、ユミルリンクの皆様には引き続き私たちに寄り添っていただけるよう期待しております。

本日はありがとうございました。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
会社名
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
代表取締役社長
足立 正親
設立
1968年2月1日
所在地
東京都港区港南2-16-6
事業内容
キヤノン製品および関連ソリューションの国内マーケティング
資本金
73,303百万円

Cuenoteシリーズの導入に関して
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