メール配信システムの選び方とは?メリットやサービス比較を徹底解説

公開日:2017/06/13  更新日:2021/10/13
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メール配信システムの選び方とは?メリットやサービス比較を徹底解説



近年、様々なDXを必要とされる中で、まずは「メール配信を始めてみよう」と思っている方も多いのではないのでしょうか?
メールマーケティングは、普段使用しているGmailやyahoo、outlookのメールソフトで配信することが難しく、メール配信サービスを導入する必要が出てきます。

そこで今回は、企業におけるメール配信システムの選び方や導入にあたってのメリット・デメリット、注意すべき点を徹底的に解説しています。

記事が少し長くなっているので、各章の「ポイント」だけを見てメール配信システムのことが" 最短5分 "でわかるようにまとめています。

※「メール配信システムの選び方だけ知りたい方」はこちら

メール配信システム・サービスの導入を検討する方は是非参考にしてみてください。



 


この記事では以下の疑問が解決できます

  ●メール・メルマガ配信サービスの活用シーンや目的とは?

  ●メール・メルマガ配信サービスのメリットや特長、仕組みとは?

  ●メール・メルマガ配信サービスの選び方や選ぶときの注意点とは?無料のサービスがおすすめ?

 



メール(メルマガ)配信システム・サービスCuenote FC




目次

メール配信システムの活用シーン

メールマーケティングの最新動向

メール配信サービスの目的と効果

メール配信サービスの仕組み

メール配信サービスで解決する事

メール配信サービスのメリット

配信サービスの無料と有料の違い

メール配信サービスの選び方

まとめ



メール配信システムの活用シーン

 


この章のポイント

● ポイント 1
メール配信サービスは業種を問わず導入されている。販促・フォローアップをはじめとしたマーケティング用途や、啓蒙・情報発信、通知メール、安否確認まで様々なシーンで活用されている。

● ポイント 2
メール配信サービスを活用して解決できる課題とは、「大量メール配信の効率化・到達率向上」、「自動配信や管理機能による運用負担低減」、「パーソナライズやHTMLメール配信による開封・クリック率向上」、「効果測定や分析機能を活用したメール配信の改善」などである。
 



メール配信サービス・システムはBtoCにおけるECサイトのメールマーケティング(販促・広告メール、フォローアップ、リテンションなど)や、BtoBにおいては、リードナーチャリング、通知などの自動応答メール、メディアの速報・ニュース配信、学校や企業のお知らせ、緊急時の連絡など、非常に多くのシーンで活用されています。


メール配信サービス・システムでは一斉配信だけでなく、配信システムであらかじめ登録・購入の通知メールを自動配信するようなステップメール(フォローメール)を配信できる仕組みも備わっています。
あらかじめ設定した条件で、自動配信を利用すれば顧客一人一人へきめ細かなフォローアップに加えて、定型メールを手動で配信する手間もなくなり、運用効率もアップします。

また、ステップメールに加えてメール受信者の行動(開封・クリック・商品購入など)に応じて次に配信するメールを配信システム側が自動で分岐させるシナリオ配信機能も搭載しています。

ステップメール配信やシナリオ配信をはじめとした、自動配信メールやパーソナライズ配信の機能が充実しているため、メール・メルマガ運用の負担の低減に加えて配信効果のアップも期待できます。



また、メール配信サービス・システムで配信できるメールの主な種類はテキストメールとHTMLメールの2種類があります。

HTMLメールの特徴はテキストに加え画像やデザインが加えられたメールです。
視覚的訴求力のあるコンテンツ・商品・サービスはHTMLメールと相性が非常によく、高いクリック・CV率を期待できます。

その他にもメール配信サービスの効果測定や分析機能なども組み合わせて活用していくことで、メール配信の効果を適切に把握し、分析、データに基づいたメール配信が可能となります。

メール配信サービスの選び方とは?メリットや比較ポイントを解説!


※デバイス別のHTMLメール 表示画面 



メールマーケティングの最新動向

 


この章のポイント

● ポイント 1
メールマーケティングは2021年も健在、企業のメール配信数は増加傾向が続いている

● ポイント 2
SNS全盛の現代において、「メール配信は古い?いまどきメールよりもSNS?」への回答は「NO!」。SNSとメール配信の役割は異なるため、どちらも重要である。

● ポイント 3
これからのマーケティングトレンドはパーソナライズ。最近のメール配信サービスは高度なパーソナライズや自動配信が可能。メール配信サービスを有効活用することで開封・クリック・CV率の向上を期待できる
 



メール配信サービスの導入を検討している方の疑問としてよく聞く

  1. 「WEBマーケティングの方法としてSNSと比較してメール配信の効果はどうか?」
  2. 「いまどきメール配信なんて意味がないのではないか?」
  3. 「費用のかかるメール配信サービスを導入するほどメールマーケティングをするメリットはあるのか?」

これらの疑問について最新の調査データを元に検証していきたいと思います。



■メールマーケティングの効果

ECサイトのメルマガ配信

2021年の当社が独自で行った国内の売れてるECトップ50社を対象にしたメルマガ調査では、1日のメール配信通数で多いサイトでは1日に9通以上のメールを配信しており、43.9%が1日1通以上のメール配信を行っていることが分かりました。2020年と比較して1日1通以上メール配信を行っている企業が11.9%も増えた結果となります。
このようにメールマーケティングを行っている企業が増加し、メール配信の効果に注目していることが分かります。

メール・メルマガ配信における2021年の調査データ

※本調査データは下記ページより無料ダウンロードが可能です。
2021年度最新メール・メルマガ配信の統計調査


この調査データから、企業のメール配信の必要性は下がっていないことがわかります。

個人と個人のやりとりにおいてはメールというツールではなく、アプリや手軽なメッセンジャーツールを利用するようになったというだけで、企業から個人へのアプローチは今でもメール配信を積極的に活用しています。


また、全てのサイトではないものの、メルマガの一斉配信だけではなく、ユーザーのサイト内行動データを分析しておすすめ商品を紹介するレコメンドメールやカゴ落ちメールを配信する企業も増えてきています。

このようなメール配信は通常のメルマガ配信よりも開封率・クリック率が非常によく、商品購入に繋がる確率も高くなります。

これら通常のメルマガ配信よりも効果が高いメールは、メール配信サービスを契約導入することでデータの分析やメール配信設定の手間をかけずに自動化できるため、企業にとっては少ない運用負担で高い効果をだすことができます。


■SNSとメール配信の目的・効果の違い

消費者行動におけるマーケティングファネル上において、SNSとメール配信では役割や目的・効果が違います。簡単に違いをまとめて紹介します。


・SNS

「認知」や「興味」の段階において、消費者は受動的に情報を受信することが多いことから、消費者の身近にあるメディアであるSNSの活用が有効になります。

・メール

「比較・検討」、「購入」の段階で、消費者は能動的に情報を欲するようになり、情報の量も求めるようになることから、プッシュ型のコミュニケーションツールであるメールの活用が有効になります。


マーケティングファネルとメールマーケティングの基本を徹底解説

※あるCRMのチャネルごとのコンバージョン率を調べた調査データ


企業にこそメール配信がおすすめ?

Adobeが行った電子メール(eメール)利用実態調査では、顧客にとって「企業から顧客へのアプローチ手段」としてメールが最有力チャネルであることがわかります。


理由として考えられるのは、企業からメール・メルマガを顧客やユーザーに配信する場合、配信前に個人情報の利用に関して、受信者に登録フォームなどを経由して利用規約の確認をとっていることが大きなポイントになります。

メール・メルマガの受信者としても、知らない企業からいきなりメールが送られてくるわけではないので、安心感や信頼感があるのだと考えられます。

このようなことから、顧客やユーザーに企業からアプローチする際、「どの方法がいいのか?」と検討する場合、メール配信でのアプローチがおすすめといえます。


また、メルマガはECサイトへの誘導としてはとても効果的です。
2020年の調査データによればECサイトからの通知方法で最も多いのはメールで、DMやSNS、アプリと比較して、メールからの情報取得が3倍近いというデータがでています。

この調査データから、メール・メルマガは顧客に対する影響力が非常に強いと言えます。


■メールマーケティングの費用対効果

メールマーケティングの費用対効果(投資対効果(ROI))は、「1ドルの投資で、38ドルを生み出す」という調査結果データがあり、コストパフォーマンスの高いシステムです。

さらに、「米国において、Eメールマーケティングテクノロジーは、BtoB企業とBtoC企業の82%に利用されている。」(Ascend2)という調査結果のデータもあるほど、ほとんどの企業で利用されています。



■システム活用でOne to Oneのメール配信

2019年、Adobeの「マーケティング予測の記事」では、パーソナライズがこれからのマーケティングにおいて効果的だといわれています。

メールマーケティングにおいては、メール配信サービスを利用することで、ユーザー特性や性別等の顧客情報をシステムが自動分析し、ユーザー1人1人に最適なコンテンツを配信することが可能です。(具体的には、メルマガ受信者の開封、またはクリックの有無に応じて、配信システム側で複数のシナリオメールを送り分けることができます。その他にも、配信システムが自動化できる仕組みとして、webサイト上でのユーザー行動データを計測し、計測したデータから最適なコンテンツを生成、メール配信をするといったことも可能です。)

そのため、メール配信サービスはただメールを一斉配信するだけのシステムではなく、顧客のデータ分析を元にした効果の高いマーケティングが可能なシステムといえいます。



以上のことから、2021年もメールマーケティングの効果は高く、メール・メルマガ配信サービスの導入は必要性が高いといえます。




メール配信サービスの目的と効果

 


この章のポイント

● ポイント 1
エンゲージメントの向上、リピート促進、クロスセル・アップセルを目指すのであれば、顧客への継続的アプローチとフォローアップを行うことは大前提である。

● ポイント 2
マーケティングファネルにおいて、メール配信は顧客のフォローアップに最適。

● ポイント 3
メール配信サービスのパーソナライズ、自動配信機能はフォローアップやマーケティングメールにおいて非常に有効的である。
 



メール配信サービスを契約することがゴールになってしまっては適切なサービス検討はできません。

大切なことは、システム・サービスを利用する際に目的を明確にし、どのような効果を得たいか?これらを事前に設計したうえでの比較・検討です。
そのために、前提知識として、まずはメール(メルマガ)配信の目的と効果についてご紹介したいと思います。


メール配信サービスの選び方とは?メリットや比較ポイントを解説!



①メール配信でエンゲージメント(顧客との関係性)の構築

売上をしっかり上げるには新規獲得活動と同時に、顧客とのエンゲージメント(つながり・関与度)を高め、顧客のLTV(顧客生涯価値)を高める必要があります。またエンゲージメントはブランディングや認知という側面でも重要な役割をもちます。これは売上に貢献するという意味以外に、競合他社との差別化という意味でも重要な要素です。

定期的なメール(メルマガ)配信はエンゲージメントを高めることに役立ち、一人のお客様を大切に育てていくことで一度きりの関係でなく、長期的な関係を構築することができます。結果として顧客を自社のファン化にしたり、LTVを実現することができます。


②メール配信で販売促進、リピート率のアップ

企業がプロモーションを行うための手段として、様々な広告チャネルと比較した際、最もリーチが広く低価格でアプローチできるのがメール(メルマガ)と言われています。
なぜなら、なんらかのサービスを利用する際に、ほぼ必ず個人の認証手段として「メールアドレス」の入力が必要になるため、配信対象の母数が圧倒的に多いからです。また、アプリとは異なり、メールはインストールが不要でインターネット環境さえあればどこでも送受信が可能なため、アプローチのハードルが高くありません。

メール配信サービスの選び方とは?メリットや比較ポイントを解説!

メール配信は顧客単価のアップに最適です。顧客単価をアップさせるには、継続的なアプローチが必要です。継続的にメールを配信し続けることで、顧客との接触時間を増やすことができます。接触時間が増えることでファンになってくれたり、EC通販であればリピート率向上の効果があります。実店舗であれば来店率向上も可能です。


③メール配信で情報の提供

コスメや健康食品・サプリメントといったECサイトの例では、美容のノウハウや健康のための豆知識といったお役立ち情報をメールで配信しているケースが多々あります。ただ役立つ情報を配信するだけではなく、その情報に関連するオススメ商品の紹介も併せて行うことで、広告色の強いメールよりもお客様に受け入れられやすくなります。
さらに、啓蒙により課題と改善方法の共有を行うことで、商品を利用することの必要性とメリットを理解させることができれば、いきなり売り込むよりも買ってもらいやすくなります。

またメールマガジンは、ビジネスマンや学生、主婦など幅広い人が情報収集手段の一つとして日々利用しています。
メール配信システムを活用することで、メールマガジンをタイムリーに発信をすることができます。例えばオウンドメディア(自社媒体)を展開している企業などでは、サイト上の記事・コラムを更新した際に、お役立ち情報としてメールを一斉配信することで、即座に多くのアクセスを得ることができます。
BtoBサービスではすぐに案件化しない顧客に対して回数を重ねて啓蒙やお役立ち情報メールを送ることで、自社の製品・サービスへの理解を深めてもらうことができます。実際、営業担当が一人のお客様に割ける営業活動や時間に限りがあるため、見込み確度の高い顧客や積極的に営業をかけたい企業にリソースを集中し、それ以外はメール配信で幅広く一斉にフォローアップするのが効率的です。
このような啓蒙・フォローアップの積み重ねが長期的なスパンでみると案件の創出に繋がるきっかけとなります。


④メール配信のその他用途

メール配信は様々な業界で利用されており、先述した①~③以外の用途もあります。
例えば下記のような、教育関連の連絡網やお知らせ、緊急時の連絡といった用途もあります。

・メールで幼稚園や保育園、小学校・ptaの連絡網

メール配信システム・サービスを利用すればメールを配信するだけではなく、生徒や保護者のメールアドレス・氏名・学年といった個人情報の収集・管理をすることもできます。また、簡単に学年ごとに送るメールを出し分けたり、誤送信を防止する機能が揃っていたり、通常のGmailやyahooのメーラーで配信するよりも配信システムを活用したほうが便利です。詳しくは下記を参考にしてみてください。

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メール配信サービスの仕組み

 


この章のポイント

● ポイント 1
メール配信サービスでは対象を特定しない「一斉送信」と、通知メールや配信タイミングをシステムから「自動配信」する2種類のメール配信が可能。

● ポイント 2
自動配信とは、予め作成済のメールを、顧客の登録・購入などの特定のアクションを起点日にシステムから自動配信する機能のこと。更に、起点日から一定期間おきにメールをシナリオ配信することも可能なため、顧客ごとのきめ細かなフォローアップをオートメーション化できる。
 


メール配信サービスの大きなメリットは、"大量メールの大規模一斉配信"と"自動配信機能"があることです。この2種類の配信方法・仕組みについて紹介します。

■一斉配信のメール

一斉配信は内容が不定期に変化するコンテンツを送る際に利用されます。ECサイトなら季節ごとのキャンペーンや期間限定のクーポン、新商品のお知らせなどがあります。BtoBであれば展示会の出店やセミナー開催、リリース情報、新着記事の通知などを送ります。
メール配信頻度は、毎月1回など定期的に配信する場合もあれば、スポットでリリース情報の告知で2回送る場合もあるかもしれません。2週間おきに送るケースもあるので、企業によって様々です。

継続的に成果を上げるために最も気を付けるべき点がメルマガ配信の内容の工夫や設計です。同じようなコンテンツを使い回していると、時間を経過するにしたがい効果が下がる傾向にあるため適度に変化させることが大事です。
また、コンテンツは発信者目線ではなく受信者目線になって魅力的なコンテンツを意識して配信しましょう。



■ステップメール(フォローアップメール)・シナリオ配信

ステップメールとは、例えば、顧客がECサイトで会員登録・商品購入をしたタイミングを起点日として送られる登録・購入手続き完了の通知メールや発送通知のことです。事前にシナリオ立てた数本のメール文書を作成しておき、一定期間ごとにシステムで自動的にメールが送られるように設定します。

メール配信サービスの選び方とは?メリットや比較ポイントを解説!

(例)
8通のシナリオメールをつくった場合の具体例です。

商品購入直後にサンクスメール→ 2日後に発送完了通知→4日後に到着確認→7日後に質問受付→10日後に商品の使い方・ノウハウ紹介→14日後に状況確認→19日後に愛用者の声や、製品のこだわりを紹介→23日後に定期購入のご案内のメールを配信。

上記はあくまで一例で、シナリオメールは事業者ごとに様々です。BtoBの場合はリード情報を獲得した日時を起点日にすることが多いです。

また、メール配信システムではより高度な自動配信機能として、メールを受信した人の行動(開封・クリック・購入など)に応じて、次に送るメールのシナリオを送り分けるシナリオ配信機能があります。

具体例をあげると、開封した人にはクーポン付きメールを配信し、開封しなかった人にはセール情報を配信するといった仕組みです。受信者の行動に応じてメール配信システムが自動でメールを送り分けることができます。




メール配信サービスで解決する事

 


この章のポイント

● ポイント 1
特電法への準拠、受信者にストレスを与えないメール・メルマガ配信は運用負荷が大きいです。リスト管理や配信設定の手間はもちろん、不達や遅延、誤配信、HTMLメール配信や分析ができないなどの課題。

● ポイント 2
運用の非効率により本来とるべき施策改善がとれず、時間対効果も悪い。メール配信サービスは大規模配信や高度な最適化、自動配信の機能以外にも、運用の効率化の機能が多く実装されており、メール配信にかかる時間対効果を最大化することができる。
 



顧客へのメール配信は、メール配信サービスを契約し利用するのが効果的です。

それでは、メール配信サービスでは何ができるのでしょうか。
提供しているメール配信サービスによって機能差異はありますが、概ね以下に分けることができるでしょう。


(1)メール配信に手間がかからなくなる

「メール配信をやろう!」と思っても、

 ・送信するためのシステムを用意する
 ・配信する目的を定める
 ・配信リストを用意する
 ・メール文書(コンテンツ)を作成する
 ・メール配信後の不達リストを管理する

など、意外と手間がかかるものです。

メール配信を行うためのシステム契約の手間や費用を省こうとして、いつも利用しているメーラーソフトを使って、Bccでメールを送信するという考え方は推奨しません。
「Bccに入れたつもりがCcに入れて送信してしまった」という個人情報漏洩リスクに繋がってしまいます。宛先の指定ミスだけで大きなリスクとなります。

無料の配信システムや月額980円等の低価格で使えるメール配信システムもたくさんありますので、リスクと料金のバランスを考えましょう。


システムを導入することで、作業工数が一定の自動化が実現できるのでメール配信までの手間がかからなくなります。


(2)メールの配信速度が改善

即時性の求められる情報発信や、EC運営などでキャンペーンやクーポンを送る場合、配信遅延や配信不能などの不具合を起こすと、メルマガ配信の効果を大きく落としてしまいます。

数百件程度のメールを配信するのであれば、あまり時間がかかるようなことはないでしょう。
しかし、数千・数万件規模の配信リストにメール配信を行うと、「1日で送りきれない・・」、「もっと早く最新情報を届けたいのに・・・」などの課題が出てきます。
これはメール配信の経験者であれば、誰しも一度は経験したことがあるはずです。
大量のメールを高速に配信することは、実は難しく、専門の配信ノウハウや専用ツールの導入が必要となるケースが多いのです。


(3)メールの到達率が改善

「送信したはずなのにメールが届かない・・・」という経験をした方も多いのではないのでしょうか。

大量のメール配信を行う際には、キャリアやプロバイダー毎に配信を調整する必要があります。
メール配信の運用者自身が調整をするのではなく、メール配信システムが配信先を分類するノウハウが蓄積されているので正しいメール配信を自動で行ってくれます。結果的に到達率向上に繋がります。

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(4)メールが届かない配信リストや退会リストの管理が楽になる

定期的にメルマガを配信していると"届かないメールアドレス"や"配信停止希望のメールアドレス"が発生してきます。
こうした配信リストの管理は、手動で管理することもできなくはありませんが、登録されているメールアドレス数によっては一定の時間を取られてしまうため、無駄な労力を掛けなくてはいけません。

メール配信システムであれば、どのメールアドレスが不達だったのか一目でわかったり、配信停止希望の方のメールアドレスも簡単にアドレス帳から削除することも可能です。


(5)重複メールの配信の心配無用

さまざまな部門、人が管理しているリストを集めて、メールを送信する場合、同じメールアドレスに対して何度もメールを送信してしまう重複配信は回避したいところです。
しかし、配信リストをデータベースやCRMなどで正しく管理していない場合、手動で重複したメールアドレスが存在するかをチェックする必要があり、手間がかかってしまいます。

システムを利用すれば、アドレス管理がカンタンにできるようになります。


(6)メール配信後の効果が計測できる

メール配信の目的として

 ・メルマガ経由で売り上げをアップしたい
 ・受注確度を高めたい
 ・情報を迅速にしっかり届けたい

等あると思います。

その際、『その目的を達成しているか』、『KPIを達成できているか』配信効果を計測する必要性があります。
しかし、メール配信システムなど専用のツールを導入していないと、メールの開封率やクリック率、コンバージョンなどの効果を測定することが難しいケースが大半です。
メール配信システムなら、開封率やクリック率の効果測定機能はもちろんのこと、効果測定以外にも多数のマーケティング機能が含まれており、より高度なマーケティングを行うことができるでしょう。


(7)リッチなHTMLメール(コンテンツ)が作れる

WEBサイトのように画像で商品を見せられるHTMLメールを配信したいと思っても、HTMLソースの知識がない場合、HTMLメールのコンテンツを作成することができません。

更に面倒なことはWEBサイトとHTMLメールの仕組みは異なるため、正しく表示させるにはHTMLメール専用のコーディング知識が必要になります。

メール配信システムであれば、HTMLメールをドラック&ドロップで作れる機能もあります。




メール配信システムとは



メール配信サービスのメリット

 


この章のポイント

● ポイント 1
メールの一斉配信時に必ず付きまとう、不達・遅延の問題を大幅に改善。

● ポイント 2
メール・メルマガ運用で自動化が可能な通知メールやフォローメールなどの定型メールを配信システムによりオートメーション化。また、配信以外のリスト管理も効率化が可能。

● ポイント 3
開封・クリック・CV率向上に効果的な、パーソナライズ配信と、デザイン性の優れたHTMLメールの配信が可能。配信結果の細かな分析・レポーティング機能によりPDCAを回すことができる。

● ポイント 4
現在のメール配信サービスはシナリオ配信や顧客データベースの管理機能なども充実してきている。これにより高機能ツールであるMAやCRMと比較して低価格なメール配信サービスに乗り換え導入されることも少なくない
 



ほとんどのメール配信の担当者には、メール配信以外にも多数の業務があるかと思います。
「メール配信業務に必要以上の時間と労力をとられたくない」というのが本音ではないでしょうか。
そのため、メール配信の担当者は「高機能」「多機能」であることよりも、「操作が簡単」「作業の自動・最適化」といった点を重視するかと思います。

極端な話、ECのシステムや名刺管理システムのメール配信機能で十分であり、わざわざ有料のメール配信サービスを利用する必要はないかもしれません。 では、無料や付属のメール配信機能ではなく、メール配信システムを利用するメリットはないのでしょうか。 実際は以下の点にあると考えます。

メール配信サービスの選び方とは?メリットや比較ポイントを解説!



(1)高速、確実にメール配信ができる

数千・数万件規模の大量な配信リストに対して、メールやメルマガを送り、確実に届けることは難しいのです。専門のノウハウや一斉配信に適した専用システムを導入しないと、

 ・ISPからブロックされ、メール受信者の受信ボックスに届かない
 ・スパム判定され迷惑メールの受信ボックスに振り分けられてしまう

などの解決しづらいケースも多く発生し、解決には、相当量の労力が掛かることがあります。
また、メールアドレス数の増加に比例してエラーアドレスも増えますが、これも到達率に悪影響を及ぼします。
エラーアドレスの管理とクリーニングを手動で逐一するのは現実的ではないため、システムによる自動化が効率的です。
高速メール配信はタイムリーなメール配信が求められる際や、配信担当の負担、リソースを削減したいときの重要な要素になります。


 参考記事

  配信速度を改善した事例:タイミングを逃さない高速メール配信によりユーザーをつかむ戦略が可能に

  到達率を改善した事例 :メールの到達率が3%向上し、機会損失を改善


(2) ステップメール(シナリオ立てた自動メール)が送れる

メルマガを都度、送るのも良いですが、『誕生日メール』や『ポイント通知メール』など、機械的に送るメールや『特定の日を起点とした自動メール』など、メール配信サービスには、シナリオ立てたメールを自動配信できるステップメール(フォローアップ)機能も付いているため、運用の負担が少なく、最適化されたパーソナライズなメールを送ることもできます。
他にも、購入等のアクションを起こしてくれたお客様にステップメールの機能を利用してメール配信を行うことで、顧客関係の構築や満足度が向上し、結果的に顧客単価のアップや会員の離反対策にも繋がる、ロイヤルカスタマーの育成もできます。

ステップメール配信はBtoB、BtoCを問わずあらゆる場面で役立つ機能のため、積極的に取り組んでおきたいメール配信です。
タイミングによって不定期でコンテンツが異なるキャンペーンメールや、イベントのお知らせのようなメールは一斉配信で送ります。この一斉配信とステップメールを組み合わせて継続的なアプローチをすることでメール配信の成果を高めることができます。


(3)メールマーケティングに必要な機能が充実している

一定の期間、メルマガ配信やメール配信を運用していくと、さらに高度なメールマーケティングを行い、顧客にとって最適なメールを届けたいという要望も出てきます。
そうした場合でも、メール配信サービスを利用すれば、セグメント(抽出)配信やレコメンドメール・パーソナライズ、カゴ落ちメール、動画メールなどを送る仕組みがあるため、さまざまなマーケティング施策を行うこともできます。


(4)HTMLメールが簡単に作れる

メール配信サービスによっては、HTMLメールのテンプレートを無料で公開していたり、HTMLをコーディングしないで、HTMLメールを作成できるエディター機能があるなど、HTMLソースの知識がない方でも、簡単にHTMLメールのコンテンツを作成して送信する仕組みが備わっています。


弊社が独自でおこなったEC市場の調査データを見ると、HTMLメールのニーズが年々増加傾向にあります。

メール配信における2021年の調査データ


HTMLメールを制作会社に外注するのもコストがかかり、内製で作成・送信ができるのが理想なのではないでしょうか。
しかし、HTMLの知識が全くない状態で、無料配布されているHTMLメールのテンプレートを使うのにはリスクがあります。具体的なリスクとして、テンプレートのソースコードに必要な情報を書き加えてメールを作成するため、HTMLの仕組みをある程度理解していないと思ったようにメールが表示されないことがあったり、レイアウトを柔軟に変更しづらいといったデメリットがあります。
メール配信サービスのHTMLメールエディターの機能を使えば、コーディング知識が0の人でも安心してHTMLメールが作成できます。

当社が提供するメール配信システム「Cuenote FC」でも、HTMLメールエディターを提供しており、ドラッグアンドドロップで直感的な作成が可能です。使い方がイメージしづらい方は「Cuenote FC」の"HTMLエディター"を参考までにご覧ください。


(5) One to Oneのメール配信

BtoC向けのメルマガ配信やBtoB向けのリードナーチャリング用途において

 ○○様へのおすすめ商品!
 ○×株式会社 ○○様

といったように、メール配信サービスには顧客の属性(会社名、名前やポイント情報など)やその他の項目(おすすめ商品の画像やURLなど)をメールに差し込み、私信風のメールを送ったり、相手の情報に適したメールを配信する仕組みが備わっています。
受信者に「自分だけに向けられたメール」だと認識させやすい私信風のメールは、近年メッセージングチャネルを利用する上でのトレンドの一つでもあります。具体的なメール配信システムの機能としては、宛名差し込み機能や、セグメント(抽出配信)などの機能が活躍します。


(6)メール業務の負荷を軽減できる

メール配信サービスは、メルマガやメールマーケティングを実施するために提供される専用のサービスであるため、

 ・重複したメールアドレスに配信できないようになっている
 ・配信リストのインポートが簡単に行える
 ・簡易的な会員管理機能や登録、退会フォーム機能が備わっている

など、痒い所に手が届く便利な機能も標準機能として提供されており、日々の業務負荷を軽減できるようにもなっています。


(7) メール・メルマガのABテストを自動化できる

BtoC、toBともに有効的な手段で、且つ便利な機能となるのが【ABテスト】です。
件名やコンテンツ(本文や本文内に差し込むリンク・商品等)が異なる2通のメールを用意します。この2通のメールをABテストの機能を利用して配信すると、まずは配信対象の中から一部の人にだけ配信を行います。
次に、配信サービス側で結果を自動検証し、反応の良かったメールを残りの人に自動配信することができる機能です。この仕組みを活用することで、徐々に効果的なメールコンテンツや顧客ニーズの傾向がわかっていきます。


(8) メール配信の効果測定・改善策の検証・分析ができる

メールマーケティングで成果をあげるには、PDCAを回しながらメール配信をするのが理想的です。
最初は読者の反応が良かったメルマガも、時間の経過と共に反応が薄くなるという状態に陥るケースはよくありますが、これは配信コンテンツのマンネリ化が影響していたりします。
他にも、単純に配信コンテンツの内容が相手の求めるものでなければ、当然効果を得られません。 これらの問題を解決するために、メールの開封率やクリック率等の配信結果は逐一計測して、結果を把握する必要があります。
メール配信サービスでは、配信結果を細かく確認する仕組みが備わっているので、知りたい情報を簡単に確認できます。効果測定ができれば、今後のメール配信の改善方法をより明確にすることができます。
※メールの開封率から開封されやすい件名のパターンがわかったり、クリック率からメール本文に入れ込むコンテンツ(商品や情報)や本文構成を調整していくことができます。
また、メールの受信者が開封、クリックをしている時間の推移を見れば、最適な配信タイミングが見えてきます。


(9)安心・安全のセキュリティ対策ができる

昨今、悪意を持った第三者による様々な手法で、個人情報が流出する事故が増えてきています。
万が一情報漏洩が起きた場合、企業としての信頼を落とし、ブランド棄損にもなりかねません。
通信の暗号化や、操作ログの管理、不正ログイン対策、アプリの脆弱性対策等の情報セキュリティ対策をしているメール配信サービスであれば、このようなトラブルを未然に防ぐための機能が充実しています。

※参考までにメール配信システム・サービスの具体的なセキュリテイ施策を下記にまとめます。
(プライバシーマーク、ISMSといった認証の有無/暗号化通信、管理画面へのアクセス制限/権限管理/操作ログを記録/なりすまし対策(DKIM、SPF、S/MIME、安心マーク)/不正ログイン対策/不正侵入/アプリの脆弱性対策(IPS、ファイアフォール等)/バックアップ・冗長化対策/緊急・災害時の対策・サポート体制など)


(10)メール配信システムがMAやCRMの代替えとして利用されるケースもある

MA(マーケティングオートメーション)やCRM(顧客管理システム)を導入した企業が、コスト削減や、複雑な運用をシンプルにしたいといった際にメール配信サービスに乗り換えるケースがあります。それぞれ特徴が異なるため、単純な優劣では比較できないのですが、このケースは、高機能なツールを導入したけど結局使いこなすことができなかった企業が該当します。

複雑なシナリオ配信を想定していない状況で、コストがあまりかけられない場合はメール配信サービスで運用してみてから、もっと高度なシナリオメールが送りたいという状況になってからMAの導入を検討するという流れもあります。

◆メール配信システム Cuenote FCでは、MAが得意とするシナリオ配信も可能です。



メール配信サービスの無料と有料の違い

 


この章のポイント

● ポイント 2
無料のメール配信サービスは導入ハードルが低いが、配信数や利用できる機能の範囲が限定的。配信数や機能を拡張する場合は有料プランへの移行が必要になる。個人事業主などで配信数が少ないケースなどではおすすめ。

● ポイント 2
「メール配信数が数千件以上」、「企業のマーケティング施策としてメール配信を検討したい」、「緊急事態を考慮して手厚いサポート体制でシステムを利用したい」などのケースでは、有料のメール配信サービスがおすすめ。無料サービスと比較すると、大量配信、利用可能な機能の数、サポート面、セキュリティ対応などにおいて有料のメール配信サービスに軍配があがる。
 


メール(メルマガ)配信サービスには無料と有料のサービスがありますが、どちらが自社にとって最適なサービスになるのでしょうか?無料と有料のシステムを比較してメリット・デメリットをそれぞれ簡単にご紹介します。


・無料のメール配信システム

無料のメール配信サービスの最大のメリットはなんといっても"無料"で利用できるという点です。しかし、無料サービスのため使える機能やできることは限定されます。配信規模や運用者側で期待する受信者の反応度合いによっては無料のサービスでは適さないことがあります。

例えばメールの通数や登録できるメールアドレス数に制限があったり、特定の機能の利用については無料から有料プランにプランアップが必要になったりします。
とはいっても、無料で利用可能なため、配信対象が少なかったり、配信数が月に数百件程度で十分であったりする事業者は無料のシステムで十分かもしれません。「企業」が使うというよりは「個人事業主」や「ブロガー」などが利用している割合が多いです。


・有料のメール配信システム

有料のメール配信サービスは、主に一定規模以上の顧客に対して本格的にメールを送る「法人企業」が利用しています。例えば、数十万以上の単位で会員顧客を保有するECサイトの運営企業などでは配信件数が多くなります。更に、件数が多くなると配信速度や到達率などの問題も生じます。

また、社内連絡やBtoBのリードナーチャリング、教育機関の連絡網など比較的小規模な配信でも有料のシステムが使われることが少なくありません。
このようなケースではセキュリティ面やサポート態勢、特定の機能を利用したいといったニーズで、件数が多くなくても無料ではなく有料サービスを選ぶことがあります。

また、有料のシステムでは、メールの「自動配信機能」やHTMLメールを簡単に作成できる「エディター機能」といった受信者のレスポンスを高める機能が充実しています。

「自動配信機能」には下記のようなステップメールやシナリオ配信と呼ばれるものがあります。

・ステップメール

ステップメールは顧客が「問合せ・会員登録をした日」などを起点日に1通目「サンクスメールの送信」→2通目「お客さまの声・事例」→3通目「定期購入・資料ダウンロードの案内」など、予め作成しておいた文書を一定期間おきにシナリオ立ててシステムから自動で配信することができます。

・シナリオ配信

メール配信システムによっては受信者のアクション(開封・CV・購入など)ごとに配信するメールコンテンツを送り分ける「シナリオ配信」と言われる高度な配信を行う仕組みもあります。


「エディター機能」ではHTMLメールを送りたいとき、コーディング知識0でも直感的にHTMLメールを作成して配信することができます。

上記で紹介した機能以外にも、受信者のレスポンス率を高める機能が充実しているのが特徴です。 もし、一定レベルの運用を目指す場合は無料のシステムでは配信性能・機能共に不足する要素が多くなるため、有料のメール配信サービスを検討する必要があります。

ただ、有料の配信システムなので導入後に後悔しないように、次に「失敗しないシステムの選び方」についてもご紹介します。



メール配信サービスの選び方

 


この章のポイント

● ポイント 1
企業規模・業種問わず、現在はクラウドサービスのメール配信システムが主流。料金が低価格で、専用のカスタマイズにも対応可能なクラウドサービスも出てきている。クラウド環境のため、セキュリティの脆弱性対策などのも定期更新があるため安全性も期待できる。

● ポイント 2
オンプレミスは導入料金が高額だが、独自のセキュリティ管理下でシステムを管理したいといった特異な要件が含まれる際に対応が可能。

● ポイント 3
システム導入は料金だけで比較検討しないことが重要。まずは「重視する機能を決める」→「その機能は標準機能かオプション料金がかかるのか?」→「各機能がどの程度のレベルのことができるのか?」などというところまで深堀して確認をするのがおすすめ。(機能名が一緒でもその内容はシステムによって異なる)
 



メール配信サービスの導入は、

 ・メールを確実に顧客に届ける
 ・メールマーケティングを通じ、効果を上げる
 ・業務負荷を下げる
 ・売上アップをサポートする

といった成果の実現が期待できます。

気を付けたいこととして、メール配信サービスを導入してみて想像したものと違ったということがないためにも、「現在と将来」「機能要件」「料金」といった観点をもつようにしましょう。

入念にシステム・サービスを比較・検討することで導入前の期待値と運用開始後のギャップを小さくすることができます。
特に操作性については、実際に操作してみないとわからないことも多いため、まずは無料で利用できる試用(トライアル)版を実際に操作して「操作感」を確かめることをお勧めします。
それでは少し発展的な内容になりますが、システム選定で失敗しないために、確認しておきたいポイントをいくつかご紹介いたします。


①クラウド(ASP)型とオンプレミス型のメール配信システム・サービスの違い

メール配信サービスには大きく分けてクラウド型とオンプレミス型の2種類のサービスがあることをご存知でしょうか?簡単に2種類の特徴をご紹介いたします。

・クラウド型のメール配信システム・サービスの特徴

メール配信サービスを選ぶ際、多くの場合はクラウド型のシステム・サービスを選ぶことが多いかと思います。

クラウド型の配信サービスの最大の特徴は何なのか?サービスを利用する自分以外のユーザーと共用の環境・サーバーを使ってシステムを利用するクラウド型のシステムは低コストでサービスを利用できるのがメリットです。
(料金体系は①送信数に応じた通数課金制のプランや、②配信数は無制限で、登録するメールアドレス数単位での月額定額制のプランがあります)

しかし、クラウド型は共用の環境を利用するため、自社独自の要件にあったカスタマイズができません。
また、業界の中でもとりわけセキュリティに厳しい金融機関のような企業であれば共用環境ではなく、専用環境であるオンプレミス型のシステムを選ぶ場合があります。オンプレミスは当然コストが高額になります。
このあたりの見極めは実際にメール配信サービスのベンダーの相談してみるとよいかと思います。
※クラウドサービスの中でも、カスタマイズ可能なサービスもあるため、メール配信サービスのベンダーの方に問い合わせて相談してみましょう)


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・オンプレミス型のメール配信システム・サービスの特徴

オンプレミス型のシステムは完全に自社独自の管理下でシステムを運用したいという場合に選ばれます。高コストに加え、システムの構築等サービスインまでのハードルが高いため、該当する企業が圧倒的に少ないですが、例えば金融機関や官公庁、セキュリティ要件が非常に厳しい大企業の場合、オンプレミスを選定しています。
(費用の例として、オンプレミス型のシステムは初期費用が数百万円+月額の保守費がかかるためクラウド型と比べてサービスインのハードルが高くなります。)

オンプレミスで導入すれば、インターネットに出ることなく、自社システムとデータ連携できたり、厳しい配信セキュリティ要件や複雑な要件にも対応することができるというメリットがあります。


②HTMLメールエディターの使い勝手

メール配信サービスを検討する際に、HTMLメールの配信に重きをおいているケースでは、エディターの使い勝手にも着目したほうがよいです。メール配信サービスによってエディターの使い勝手やできることが異なるため、トライアル版を利用して、操作性についても確認をしておくと良いです。
さらに、スマートフォンの利用が主流となった現代では、スマートフォンでもデザインが最適に表示されるレスポンシブ対応のHTMLメールが作れるエディターだとなおよいです。

また、エディターは標準搭載ではなく追加オプション料金がかかるケースもあるので、具体的に検討する前にシステムベンダーに問い合わせてみましょう。

参考までに、当社が提供するメール配信サービスの標準機能で提供しているHTMLエディターは、下記のテキストリンクでのぞいてみてください。



■メール配信システム「Cuenote FC」のHTMLメールエディター

メール配信サービスの選び方とは?メリットや比較ポイントを解説!




③メールが確実に届く(高い到達率を実現)

メール配信サービスを利用すれば全てのメールが確実に届くとは限りません。大量のメールアドレス宛に一斉にメールを送ることは、実は難しいのです。
ISP(キャリア)に対してメールを配信する場合、大規模配信のためのノウハウや配信実績がない場合、メールを正しく届けられない割合が多くなります。
ISP(キャリア)はスパム・迷惑メール対策のために独自の配信ルールを設けているため、そのルールに合った配信ができる機能をもつメール配信サービスでないとメールが届かない可能性が高くなります。


④開発が簡単・メールシステムと連携する負担を軽減(API)

システム担当視点のメリットですが、管理画面からの手動配信のほか、自動連携・配信を行う際に必要になります。
システム担当にとって、外部システムとメール配信システムを自動連携させる際の繋ぎ込みは労力を割く部分となるので、理想をいえば連携のし易さにも焦点を当てられると良いです。APIの仕様によっては、システム開発の工数がかかり無駄なリソースとコストを割くことに繋がります。
そのため、システム連携が容易なAPI(RESTfulなど)に対応している配信システム・サービスが接続も簡単でおすすめです


⑤海外へのメール配信が可能か

海外へメールを送る際は注意が必要です。配信システム・サービスによっては日本語のみで、多言語配信に対応していないサービスもあります。具体的にいうと自動翻訳のような機能ではなく、外国語のテキストを入力しても、配信後に受信者の環境で文字化けなく表示されるかどうか<という問題です。
メール文書には文字コードという要素があり、世界で最も一般的な文字コードが「UnicodeのUTF-8」になります。UTF-8は、日本語はもちろん英語をはじめ、中国語、韓国語、スペイン語、ロシア語など、他にも様々な言語に対応しているため、システム・サービスを選ぶ際は、対応言語についても確認をしてみましょう。


⑥試用版・トライアルを試す

メール配信サービスを選定する際、第三者からのリアルな評価や口コミが見えにくいため、資料請求や問い合わせをして自分自身で比較・検討をしなければいけません。

しかし、製品サイトだけでは各社サービスの比較・検討が難しいのが配信システムの「使い勝手」です。サービス選定時にHPや比較サイト等に掲載されている月額料金の安さや導入社数だけで単純に判断するのではなく、メール配信サービスによってシステムの使い勝手が異なるため、運用後のことも考えてシステム選びをする必要があります。
また、料金面と製品サイトの機能一覧だけで判断するとシステム・サービス導入後にイメージと違うといったことが度々起こるリスクがあります。
特にメール配信サービスの使用頻度が多かったり、自分以外にシステムのリテラシーが高くない担当もシステムを触るケースが想定される際は注意が必要です。
そのため、WEBと資料請求でのスペックの把握だけでなく、トライアルで使い勝手も試してみましょう。
文書作成や配信設定といった運用面でてこずっていては本末転倒で、いかにコンテンツ作りや配信のPDCAに時間を割けるかが重要なポイントです。
そのためトライアルが使えるのであれば、積極的に試してみましょう。



メール配信サービスのまとめ


今回はメール(メルマガ)配信サービス選びで失敗しないように、メールマーケティングを行う上で必要となるポイントからサービス選定の仕方まで徹底的に紹介させて頂きました。

「メールなんて古いのでは?」という疑問もだいぶ解消されたはずです。
マーケティングを行う上で、現代は様々なコミュニケーションチャネルがありますが、その中でもメールは最も注力すべきチャネルと考えても過言ではありません。

メール配信サービスを利用すれば、一斉配信だけでなく、ECサイトにおけるリピート促進・優良顧客化や、BtoBビジネスにおけるリードナーチャリングとしても活用できます。
具体的には、大量メールの高速配信や、メルマガの退会・解除の管理、配信システムから自動で配信できるステップメール配信、重複配信の防止、効果測定、視覚的訴求力の高いHTMLメールの配信といったことなどができます。

また、高いコストをかけてHTMLメールを制作会社に外注で作って配信しているケースや、コーディング知識がなくてHTMLメールを作れない初心者の人でも簡単にHTMLメールが作れるエディターなどの機能もあるので便利です。

メール配信サービスには有料と無料のシステムがありますが、単純に料金だけで選ぶのはよくありません。
なぜなら、システムによって使い勝手が違ったり、機能の一つ一つが弱く、やりたいことができなかったりすることがあるからです。
これは運用担当に負荷をかけたり、結局システムを乗り換えなければいけなかったりというトラブルにもなりかねません。そのようなトラブルにならないために、こちらの記事でご紹介した内容にも着目しながらシステムを選定するのがよいかと思います。

システム選びの補足ポイントですが、メール配信システムにもよっては、到達率も変わってきますので、配信実績が豊富にあるかどうかなどの点も確認してみると良いでしょう。
また、システム開発者向けの内容になりますが、システム連携(API)などを利用して、メールを送りたい場合は連携が簡単なAPI(RESTful など)に対応している システム・サービスがおすすめです。

最後に、より安心してメール配信サービス選びに失敗したくない方は、無料トライアルを体験してみてください。弊社では30日間の無料トライアルをご利用頂けます。気になる方はお気軽にお問合せください。







メール・メルマガ配信システム・サービス【Cuenote FC】 キューノート エフシー

メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数53億通・時間1,000万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。 ※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値

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阪急阪神東宝グループのユミルリンク株式会社は、10年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
メール以外にも、SMS配信サービスWEBアンケート・フォームシステムもクラウドサービスとして提供しています。

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