JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、ドライバーの権益保護を目的に、ロードサービスを中心とした自動車関連のサポート事業を展開。会員向けには各種優待サービスの提供、交通安全に関する啓発活動、モータースポーツの振興、自動車税制の署名活動といった社会活動も幅広く行っている。
同連盟ではこれまでも会員向けメールマガジンや各種お知らせを配信してきたが、使用していたシステムのサービス終了にともないCuenote FCを導入。その背景について、マーケティング本部の真下氏、デジタル戦略推進部の酉田氏に話を聞いた。
真下:私たちは、全国の会員様向けにメールマガジンの配信、会費更新や引き落とし案内、重要なお知らせなどの配信を行っています。これまでもメール配信システムを利用していましたが、サービスの終了にともない新たなシステムの導入が必要になりました。
酉田:はい。Sierを通じて複数社のシステムをご紹介いただき、比較検討の上でCuenote FCを採用いたしました。
酉田:大きく3つあります。1つは月額料金が定額制の料金体系であること。2つ目は当連盟のシステムと連携できることです。具体的には、基幹システムと会員様の情報を連携しながらやり取りができるかということでした。最後に、アンケートシステムを組み込んだ配信ができるかを考慮しました。
酉田:そうですね。料金体系に関しては定額制で、配信通数を気にしなくて良いため当社の希望を満たしていました。加えて、連携のカスタマイズや保守に関するサポート面など、Cuenote FCは一線を画していると感じました。
酉田:JAFには全国約2,070万人(2025年1月時点)の会員様がいます。また、全国に52支部を展開し、それぞれのエリアに応じた情報提供もしています。それらを平均すると一人あたり月に4~5本、1回あたり350~400万人に配信しています。配信内容はJAFが主催しているイベントやキャンペーンのご案内、ロードサービスの満足度調査など、多岐にわたります。 ロードサービスの満足度調査を行う際には、配信するメールに「Cuenote Survey」というアンケート・フォームシステムで作成したURLを組み込み、アンケートを収集しています。
酉田:ロードサービスを利用された方に、隊員の対応、到着時間に関する評価など、顧客満足度向上を目指すアンケートを実施しています。
真下:事前にテスト環境をご用意いただいたのですが、すぐに使いこなすことができました。2024年10月の本格運用後も、大きなトラブルはありません。
真下:メール作成や、配信先の設定がとても簡単になりました。とくに魅力に感じたのは、配信の緊急停止と再開がスムーズなところです。自然災害等の理由で特定の地域のみメール配信を停止させなければならないタイミングがあります。
旧システムではベンダーに依頼しないと、緊急停止時の未配信リストが確認できなかったのですが、Cuenote FCでは管理画面からすぐに未配信リストを確認することができます。
このような小さなことでも配慮されていることで、利用者の目線に寄り添っているなと感じます。
酉田:私が気に入っているのは会員情報との連携です。決められた時間に基幹システムからCuenote FCへ会員情報が読み込まれるのですが、その速度がとても速く、数十分で完了するようになりました。
真下:配信速度が速く、一度に大量に送信することができるため大幅に時間が短縮されました。配信結果を確認する際も、Cuenote FCは画面を切り替えるだけでログの出力も短時間。メール作成などの準備から配信後の確認作業まで、時間や工数がトータルで1/3程度短縮しました。
真下:全国で40名程度です。
真下:配信先の設定工数が減った、セグメントを細かく分けられて便利という声が多いですね。操作方法に関する問い合わせもほとんどなく、皆さんすぐに使いこなしてくれました。
真下:現在は開封率とクリック率しか見られていないので、今後は集計ツールを活用して細かい属性なども把握できればと思います。あとはABテストもやっていきたいです。
酉田:シナリオメールの配信に向けて、現在テスト中です。JAFではロードサービス以外にもさまざまなサービスを提供しています。そういった活動を幅広く知っていただくためにも、会員様一人ひとりに合わせた情報提供を行い、満足度を向上させていきたいです。
真下:シンプルに「使いやすいですよ」と言いたいですね。マニュアルも読みましたが、直感的に操作しやすく簡単でした。
酉田:そうですね。「余分なものがなく、本質的なものがしっかり揃っていて使いやすいよ」と伝えたいです。