理系特化型スカウト採用サービスを展開する、株式会社LabBase(ラボベース)。同社は専用プラットフォームを通じて「学生と企業」を結ぶ就職支援サービスが主軸となっており、大学院生の登録が多いことで知られています。そのほか、「研究者と企業(LabBase転職)」「研究者と研究室(LabBase研究室サーチ)」をマッチングするサービスも展開する。
そんなLabBaseが、イベントのリマインドとして活用しているのが「Cuenote SMS」。その導入背景や導入後の感想・成果について、LabBase就職事業本部 キャリアイベントユニットの枡本 才志郎氏に話を伺いました。
当社では年に複数回・数十社・数百人規模の合同説明会「LabBase Summit」を開催しています。そこでの悩みは、学生の参加人数をいかに増やすかということでした。
方法として考えられるのは2つ。母数となる申し込み人数を上げること。もしくは、当日のキャンセル率を下げて、事前に申し込まれた方々の参加率を上げることです。検討した結果、参加率を上げるほうが実現する可能性が高いのではないかと考え、そこからSMS配信サービスを検討するようになりました。
もちろん、導入前も一週間前や当日にリマインドメールを送っていました。しかし、メールだとどうしても他のメッセージに埋もれてしまうようです。ほかにも他社メールと勘違いされたり、申し込んだことを忘れていて見逃されてたりしてしまうなどと、さまざまな要因がありました。
枡本:個人的な体験ですが、美容室の予約をしていた前日にSMSでリマインドメッセージが届いたのがきっかけのひとつです。「これなら見逃さないな」と実感したことで、そこからSMS配信サービスを検討し始めて、最終的に3~4社まで絞りました。
一番の理由としては、担当営業の方に要望を伝えたところ、1つ言うだけで10を理解してくれた点です。当社が利用するとしたらどんな機能が活用できそうかなど、親身に相談に乗ってくれた上で積極的に提案してもらえたので助かりました。さらに、UI/UXが洗練されていたのでわかりやすく、配信リストのインポートやリスト管理機能を含め、使いやすかったため素早く送信できました。
今後、ほかのメンバーにレクチャーする際もマニュアル化しやすいだろうと考えてCuenoteSMSの導入を決めました。
ワークエリアごとに「送信先リスト」を分けられる点です。もともとはリマインド用として考えていたのですが、販促(集客)用としても使ってみようとした際、送信先リストが同じだと必要のない方にも送ってしまう可能性があります。Cuenote SMSは、「複数部門管理機能(ワークエリア機能)」を装備しているので、届けるべき相手に正しく送信できるのでありがたかったです。
通年で、参加率が約10%上がりました。それに伴い、参加人数の想定が容易になり、心理的にも安心できるようになりました。また、これまで参加率向上のためにかけていた工数を減らすことができ、当日のイベントをより充実させるための時間に割くことができるようになりました。
ユーザーとの接点を多面的に取れるのが素晴らしいと思います。1つのツールに偏ってしまうと、トレンドや季節要因に振り回される可能性があります。当社でいえば、学生向けにコミュニケーションを取ることが多いのですが、秋頃になると学業が忙しくなり、メールの量も増えて、当社からのメッセージが埋もれてしまいがちです。そんな中、SMS配信であれば確実に目を通してもらうことができる。とても効果的なツールだと思います。
やはり、当社のような人材業界にはおすすめです。求職者の方々は将来のキャリアのためにイベント参加を希望しており、本来は優先度が高いものだと思います。しかし、さまざまな要因により優先度が下がったり、時には申込みしていたことを忘れたりしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そのような場合でもSMSによるリマインドは着眼率が高いので、確実に届けたいメッセージがある方々には最適なツールだと思います。
個人的に考えていることですが、イベントに申し込んだらすぐにSMSが届き、予約を確認できるようにしていきたいです。さらに、API連携などにより工数を減らし、より簡易にSMS配信できるなど、さらに便利に使っていければと考えています。