世界最高水準である「Made in Japanの靴下」の素晴らしさを、日本はもちろん、世界中の顧客に届けることをビジョンとして掲げる、タビオ株式会社。
ものづくりにこだわり、日夜商品開発に努める一方で、1984年から「靴下屋」のショップ展開を開始。順調に店舗数を伸ばし続け、2002年には海外1号店をロンドンにオープンした。現在はさらにフランスを加えた3カ国で280あまりの店舗を展開。さらには、インターネット販売の推進によって、よりワールドワイドな商品の提供にもチャレンジし続けている。
今回は、同社WEB営業部・オムニチャネルプロジェクト・販売促進企画リーダーの武田様に、アンケートシステム「Cuenote Survey」導入の経緯とその効果についてお話を伺った。
直接のきっかけは、それまで利用していたマーケティングツールの契約期間終了が迫っていたことです。
そのツールにはメール配信以外にアンケート機能がついていたのですが、その機能を割と頻繁に利用していたため、次に導入するものにも同様の機能を求めていました。ちょうどその頃、弊社の会員システム自体を入れ替えておりまして、お客様が店舗でもオンラインストアでも共通で利用可能な会員番号(ID)を発行することになりました。
また、2016年9月にリリースしたオンラインストアを含む、靴下屋、Tabio、Tabio MEN 各ブランド共通で使える会員証アプリ「Tabioアプリ」のプッシュ通知を通じて、アンケートを実施したいという構想もありました。そのため、アプリのプッシュ通知をタップするだけで、会員番号(ID)連携したアンケート画面にシームレスで連携できることを条件としていました。
しかし、これがなかなか見つかりません。いくつかの企業様にお話を伺う中で、御社のツールは望んでいた要件を満たしていたため、導入を決めさせて頂きました。
主にインターネット検索で、私を含めた2名体制でツールを探しておりました。検討の時間が非常に限られており、2週間で3社様にお会いしました。以前からお付き合いのある企業様もあったのですが、やはりアプリとIDを連携させる点がネックとなり決定には至りませんでした。もう今週中に決めなければというほど切羽詰った状況となったのですが、その際に御社のツールに巡り会え、費用面も含めて最も理想的だと判断しました。
ご来社頂いてお話を伺っている段階でもう決まりだと感じてはいたのですが、すぐにデモ版のアカウントも発行して頂き、実際に触らせてもらい使用感も確認できました。特に、マルチデバイス対応されていたところが魅力的でした。
細かくは申し上げられないのですが、別途社内から出ていた条件にクリアしているのも「Cuenote Survey」だけでしたため、そこもポイントとしては大きかったです。
また、テンプレートのカスタマイズが可能な点も選択の決め手となりました。当社のWebサイトや商品のテイストなど、デザインに合ったものに自由度を高く作り変えられるのは、非常に有用でした。まだ導入して間もないのですが、今後はたとえばサービスの見直しをする際にどういった特典が欲しいか、そもそもどういった商品を望んでいるかといったような、マーケティング用途にも活用したいと考えています。
前述のようにまだ使い始めて間もないのですが、現在会員特典としてお客様にご提供しているのが、ポイントを付与したり、割引をしたりといったことが多いのですが、今後は「体験」をご提供できる会員特典を用意したいと考えています。
その第1回目が、当社が主催でお客様を招待し、皆さんでランニングをしようというイベントで、すでに募集を開始しております。手前味噌で恐縮ですが、当社の製品はランニング愛好家の方から多くの支持を頂いておりまして、実際に次の東京五輪を目指す国体レベルの学生の方などが大会で利用して頂いていると伺っております。
話が逸れてしまいましたが、今後もそういった体験型のイベントは継続して企画していきたいと思っており、その際、アプリのプッシュ通知でお知らせしたり、メール配信でアンケートフォームからエントリーいただいたりといった使い方はマストになるものと考えております。加えて、アンケートに答えてくれた方へのフォローメール、特典付与、新しいイベントのご案内といった使い方を、会員IDをシームレスに連携しつつ活用していきたいです。
運用面でいうと、以前はHTMLやCSSでフォームを作成しており、かなりの時間がとられていました。しかしCuenote Surveyの導入でそれがわずか数分でできるようになり、効率化という意味では、もうなくてはならない存在になっています。
私が制作畑出身ということもあるのですが、当社のデザインやフォーマットに近づけ、より良いユーザー体験を共有できるよう、CSSの調整などにチャレンジしたいと思います。以前試しに少し触ってみたところかなり自由度が高そうだったので、是非いろいろと試してみたいです。