iPhone 3D Touch のメールプレビューで、開封やクリックは測定できるか?
3Dタッチのメールプレビュー機能とは?
9月に発売されたiPhone 6s/6s Plusでは、新機能としてディスプレイのタッチ強弱を感知する「3D Touch」機能が搭載され、画面を軽くタッチする「Peek(ピーク)」という動作と強くタッチする「Pop(ポップ)」という2つの動作を使い分けることができます。
この「3D Touch」を使うと今までのiPhoneとは異なり、
・メールの受信一覧にあるメールを移動することなくプレビューする
・メッセージなどで送られてきたリンクをプレビューする
・送られてきた住所の地図をプレビューする
・アプリのアイコンからショートカットで機能を起動する
など、さまざまな操作を簡略化することができるようになります。
このように便利になった「3D Touch」ですが、上記に書いた通り、メールを一覧からプレビューすることができますが、プレビューした時の効果測定は、正しく行えるのでしょうか?
今回は、「3D Touch」で"プレビューした際にメールの開封率やクリック率が取得できるか?"実機を使って確認しました。
プレビューでも、メール開封率は計測できる
実際にiPhone 6sの標準メーラーで、HTMLメールを受信し、メールボックスの一覧画面から、メールをプレビューしてみました。
結果は、通常のメールと同様に開封率を取得することができました。
実際にメールをプレビュー表示しているため、まさか開封率が取れないことにはならないだろうと想定していましたが、開封率が取得でき一安心できました。
メール内のリンク先プレビューでもクリック率は計測できる
「3D Touch」でプレビューは、メールコンテンツ内のリンク先もプレビューすることができます。
では、プレビューしたリンク先のクリック率は計測できるでしょうか?
このリンク先プレビュー時にリンク先のクリックカウントを計測することができるかをテストした結果、正しく計測することもできました。
メールのファーストビューが今まで以上に重要になるかもしれない
ここまでは、メールプレビュー時にメール開封率やクリック率が取得できるかどうかを確認してきましたが、この機能が普及することによって、どのような影響がメールマーケティングにもたらされるでしょうか?
特に日本においては、iPhoneのシェアは、66.5%(※1)という結果が出ているように、ほかの国と比較しても、高いシェアを誇るため、「3D Touch」のプレビュー機能を利用してメールを閲覧するユーザーが多くなった場合、今まで以上にメールのファーストビューが重要になってくるのではないかと思われます。
※1 「世界40カ国、主要OS・機種シェア状況 【2015年6月】」アウンコンサルティング調べ より
なぜなら、メールのプレビューでは、メールの上部しか表示されないため、プレビューで表示されるコンテンツの内容によって、実際にメールを開くかどうかが判断されるようになるかもしれないからです。
ここまでで、「3D Touch」のプレビュー機能は、今までどおり、"開封やクリックを計測することができる"ということが、確認できました。
そのため、プレビュー機能を利用する人が増加した場合、より一層ファーストビューが重要になるかもしれません。
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