2017年のブラックフライデーにおけるメールマーケティングレポート[インフォグラフィック]
※この記事は、Joyce Qian氏が執筆した『Black Friday 2017 Email Marketing Report [Infographic]』を翻訳した内容です。 翻訳を許諾をいただいたJoyce Qian氏の善意に感謝いたします。
ブラックフライデーとサイバーマンデーのセール期間、オンラインの小売事業者は、毎年売り上げの記録を更新し続けています。2016年の実績では、ブラックフライデーの週末だけで、総額12億ドル売り上げました。
今年も例年通り、混雑した街中やショッピングモールを避けて、自宅やオフィスからブラックフライデーのお得な情報にアクセスして快適に買い物を楽しむ人がさらに増えたようです。
ContactPigeonが行った何百万かのトランザクションの分析を通じて見えてきた2017年のブラックフライデーの概要をご紹介します。
主なポイントをまとめたインフォグラフィック、2017年のブラックフライデーにおけるメールマーケティングレポートを、ぜひご覧ください。
1.ブラックフライデーのオンライン売上記録を更新
ブラックフライデーのピークとなった1日の売上高を示しています。同じ条件で2016年と比べてみると、収益は14%増加していることがわかります。
2.小売業者の多くは、ブラックフライデーの施策にメールを利用
ブラックフライデー当日に送信されたメールは、昨年より11%上回りました。消費者に継続して情報を届けるためのチャネルとして、世界中の小売ブランドがメールに重点を置いていることを示しています。売り上げ全体を見ると、ブラックフライデーの総売上のうち、メール経由の売り上げは約23%です。
3.今年のホリデーシーズンのトレンドは自動トリガーメール
長年に渡って使われているメールは、マーケティング戦略のひとつとして間違いなく普及しています。とは言うものの、競争が激化するなかブランドをさらに確立していくためには、「次世代」のメールマーケティングに踏み出す必要があります。つまり、結果的にマーケティングオートメーションに投資する必要性が生じます。
今年のブラックフライデーでは、全体のメールのうちトリガーメールが利用されていた割合は約2%です(カート放棄やサイト離脱など)。しかし数が少ないとは言え、メール施策全体のコンバージョンが5.3%であるのに対しトリガーメールのコンバージョンは26.2%にもなるのです。
4.最も動きのある時間帯は午前10時、9時、正午、そしてセール開始直後の深夜
メールが配信された時間帯、そしてメールの開封率、クリック率、購入率など、注目すべき分布図を1時間ごとに図式化しました。
消費者が最も活発にショッピングをする時間帯は、午前10時、9時、正午、深夜(ブラックフライデーのスタート直後)です。これらの時間のコンバージョン率は、それぞれ4.8%、4.1%、4.0%、3.3%です。
時計が金曜に切り替わる深夜にブラックフライデーのセールが始まるため、セール開始直後に最初の山場が訪れます。次の山場は、朝、起き始めた消費者が自宅やオフィスからショッピングを始める午前9時から11時の間です。
仕事中の人は、午後1時のランチタイムの時間帯を利用してオンラインでショッピングを楽しんでいるようです。
5.ブラックフライデーを制すのは、やはりデスクトップPC
モバイルの利用者が増えているにも関わらず、開封や購入の大半はPCやMacのデスクトップ上で行われています。
ブラックフライデーのすべての購入のうち51%はデスクトップ上で行われており、平均クリック率は43%、コンバージョン率は7%です。じっくり閲覧できることや購入にあたっての入力作業が楽に行えるという理由で、消費者はデスクトップでショッピングを完結させることを好んでいるようです。
6.Android隆盛
モバイルでは今年、メール経由の売り上げとコンバージョンの両方でAndroidがiPhoneを上回りました。メールの21%はAndroid端末で開封されているのに対し、iPhoneでは17%です。
7.絵文字さえ使えば勝てるというわけではない
ブラックフライデーのメールのうち、3分の2のメールには件名に絵文字が含まれていました。とは言うものの、絵文字を使ったからと言って売上には結びついていません。
実際に、絵文字のないメールは、絵文字を含むメールよりも1.5倍高いコンバージョン率を示しています。
参照:Black Friday 2017 Email Marketing Report [Infographic]
ContactPigeon
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