メールマガジンはリアル店舗の集客にも貢献できるか
【リサーチブログ 第5弾】
リサーチブログの最終レポートとなる第5弾では、メールマガジンがどのくらいリアル店舗に影響を与えているか探るために、20~40代の男女100人に質問してみました。
少しの隙間時間さえあればメールをチェック
まず、購読者が、いつメールマガジンを閲覧しているか教えてもらいました。
今回、アンケートをお願いした若い世代(20~40代)では、スマートフォンの利用が当たり前になっています。メルマガをチェックするのは、自宅でパソコンの前に座っている時とは限らない回答が目立ちました。
「見たいときはいつでも」、「食事の時や休憩時間」、「通勤・通学時間」など、受信者がメルマガを読むタイミングは時と場所を選びません。少しの隙間時間さえあれば、いつでも手元に携えているモバイルを通じてメールボックスにコンタクトしている行動パターンが明確に読み取れます。
家の中でゆったりリラックスしているオフの状態ではなく、オフィスや電車の中、街を歩いている時など、アクションを起こしやすい人に対してもメルマガでリーチできる時代になったということは、つまり、メルマガでリアル店舗に誘導しようと思えば、大いに勝算がある時代になってきたということなのです。
メルマガは店舗へ誘導するアシスト効果も大
メールマガジンをきっかけに、オンラインショップではない実際の店舗に行ったことがあるかという質問に対し、実に3割以上の人が「行ったことがある」と回答しました。
回答者のコメントを見ると、アパレル業界のメルマガを通じてこのような行動パターンが顕著に見られることが分かりました。
実物が気になったら店舗に行く
「メルマガでみていて、実際のものはどういうものか気になって実店舗に行きました。」(女性)サイズを確かめたいので
「靴などはネットショップだとサイズ感などが異なる場合があるので、実際に目で見たかった。」(女性)メルマガに乗っていた商品が可愛かったので
「メルマガに乗っていた商品が可愛かったので、店頭で実際に触ってみたり、サイズ感を確かめたりしたいと思って行きました。」(女性)このアンケート結果から、メールマガジンは、本来の目的であるオンラインでのショッピングを促すだけでなく、店舗に誘導する広告効果も見過ごせないことが分かります。つまり、店舗への集客を確実にアシストしているのです。
このような広告効果も期待できるのであれば、スマホ上でひと目見ただけで、「あ、いいな・・」と思ってもらえるように、商品をより魅力的に見せるための画像や製品紹介のキャッチコピーなどにも気が抜けないことが分かります。
ネットユーザーの意識や行動について、20~40代の男女100人に調査した結果を5回にわたってご紹介したリサーチブログはいかがでしたでしょうか?
第1回の『メルマガ、Facebook、LINE、販促効果が期待できるのは?』では、メルマガやSNSがユーザーの購買活動にどのような影響をもたらしているのかご紹介しました。
そして、第2回の『スマートフォンで読みにくいメールマガジンはどうする?』では、スマホ時代の受信者の行動について掘り下げ、第3回『メールマガジンを購読する目的は?』では、メルマガ購読を申し込む読者の本音に迫りました。
さらに、第4回の『購読解除されないために配慮すべきこと』では、いったん購読を希望してくれたユーザーがどのように時にメールマガジンを解除したくなるかズバリ質問してみた結果をご紹介し、最終章の第5回では、オンラインマーケティングだけに限らない、メルマガの広告効果に焦点を当ててみました。
モバイル化の進展と共に、メールマガジンに関わる受信者の行動や意識はどんどん変わってきています。
"今の時代" の読者像を念頭において、これからも購読者に好まれるメールマガジンを届けていきたいですね。
リサーチブログ全5回を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
≪調査概要≫
調査方法 : インターネットリサーチ
調査対象 : 全国、20~40代の男女
有効回答 : 合計100サンプル(男性50:女性50)
調査実施期間 : 2015年1月27日~2月10日
キューノート エフシー
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