世代別:メールを受信して何が購入のきっかけになった?
世代別にメール受信者の行動調査を行った、イエス・ライフサイクル・マーケティング社のレポートをご紹介します。
1000人のメルマガ購読者を下記のグループに均等に分けて調査しました。
18~21歳のグループ:新世紀世代
22~37歳のグループ:ミレニアル世代
38~52歳のグループ:ジェネレーションX世代
53~71歳のグループ:ベビーブーム世代
それぞれの世代において、何が購入の決め手となっているのでしょうか?
まず、今回、調査対象となった全世代を通して眺めてみると、購入を判断した要因は下記のようになります。
最も多かった回答は「割引きの提示」でした(92%)。以前、ユミルリンクが、日本の20~40代の男女を対象に、なぜメルマガを購読したのか尋ねる調査を行った際も、最も多かった回答は「ディスカウント情報」でした。
「割引き」は、メルマガの受信者をダイレクトに販売に結びつける確実なひと押しであるということが分かります。
「顔なじみだから」という回答も見受けられます(33%)。小売店のオムニチャネル展開、いわゆる「O2Oマーケティング」の強みを生かした、メールと対面販売の強力なタッグマッチと言えます。
世代別では、どのような違いがあるでしょうか?
どの世代においても、「オンラインで購入が簡単」もしくは「手続きが簡単」という回答が、きっかけの1位と2位を占めていることから分かるように、手軽さが大きな決め手となっています。
「オンラインで購入が簡単」という回答が一番多いのは、18~21歳の新世紀世代です(85%)。
さらに、いわゆるOne to One配信、パーソナライズされた自分向けの案内なのかどうかについては、若い世代ほど意識が高く、年齢が高くなるほど、さほど気にしないという人が増える傾向が見られます。
「自分向けの案内かどうか」が購入のきっかけになると回答したのは、新世紀世代(18~21歳のグループ)が最も多く、ミレニアル世代(22~37歳のグループ)がそれに続きます。
そもそも、メールマーケティングが今ほど洗練されていなかったひと昔前は、メルマガ購読者をぜんぶまとめて、一斉配信するのが当たり前でした。
大雑把な一斉メールを受信することに慣れているベビーブーム世代(53~71歳のグループ)やジェネレーションX世代(38~52歳のグループ)の方が、メールに関しては甘いようです。
SNSなど、さまざまなチャンネルが登場していますが、ずばり、販売促進につなげようとするなら、やはりメルマガに強みがあります。
モバイルを使いこなすことが当たり前になっている若い世代こそ、実は最も厳しい目を持っているということを踏まえ、メールを通じた販路をより一層充実させていきたいですね。
キューノート エフシー
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