ブランディングとは?目的や行うべき施策について詳しく解説
Instagramマーケティングとは?基本から分かりやすく解説します

「Instagram(インスタグラム)」は、老若男女問わず非常に多くの人が利用するSNSです。近年、企業のマーケティングツールとしての用途も広がっており、BtoC企業だけでなくBtoBなどの企業の取り組みも増えてきています。
当記事では、Instagramマーケティングのメリット・デメリットなど網羅的に解説します。

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Instagramマーケティングとは
Instagramマーケティング(インスタグラムマーケティング)とは、Instagramを通じて商品・サービスの認知拡大、ナーチャリング、購買への誘導などを行うことです。
以前までは消費者が撮った写真を投稿することが主流でしたが、近年ではリールと呼ばれるショート動画やライブ機能、また画像投稿でもスライド形式にするなど、さまざまな機能が増えており、マーケティング活動としての幅も広がっています。
他のSNSマーケティングとの違い
Instagramは、他のSNSと異なり「写真・動画」など視覚的訴求に特化しています。そのため、文字ではアピールし辛い内容や見た目に特徴がある商品・サービスには適しています。
ただし、ショート動画や文字を入れた画像をスライド形式にする投稿もできるため、見た目に特徴がない商品・サービスであっても効果が出やすい状況になってきています。
| 項目 | TikTok | LINE | X | |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | 写真・動画共有、ストーリー投稿 | ショート動画の投稿・視聴 | メッセージ・通話・連絡 | テキスト中心の情報発信・拡散 |
| 形式 | 写真・動画・リール・ストーリー | 短尺動画(15秒〜10分程度) | チャット形式のメッセージ | テキスト(ポスト)・画像・動画 |
| コンテンツの流れ | フォロー中心+アルゴリズム表示 | アルゴリズム中心(おすすめ重視) | 1対1やグループでのやりとり | 時系列とアルゴリズムの混合 |
| 主なユーザー層 | 10〜30代(女性が多い傾向) | 10〜20代(Z世代が多い) | 全世代 | 20〜40代 |
| 強み | ブランディング・世界観表現 | 拡散力 | 普及率の高さ | リアルタイム性・拡散力 |
SNSに関する最新の調査でみえる、Instagramの購買への傾向
当社にて調査し、2024年11月に公表した「SNSフォローやメルマガ登録の購買のきっかけにおける実態調査」にて、「企業のメルマガやSNSの投稿では、どんなジャンルを好むか教えてください。※複数回答可」と質問したところ下記の結果になりました。
| ファッション | コスメ・美容 | グルメ | ライフスタイル | |
|---|---|---|---|---|
| メルマガ | 41.2% | 30.7% | 35.9% | 22.2% |
| X(旧Twitter) | 18.7% | 21.4% | 30.6% | 20.3% |
| LINE | 21.4% | 18.2% | 27.6% | 18.8% |
| 31.6% | 28.8% | 31.6% | 23.2% | |
| 14.9% | 17.1% | 20.3% | 21.6% | |
| TikTok | 27.7% | 24.3% | 30.7% | 22.8% |
| YouTube | 21.4% | 18.4% | 30.3% | 22.9% |
※サンプル数は、全1299名中それぞれのSNSにて企業からの投稿をチェックしている人を母数としています。メルマガ:410名 X:630 LINE:743 Instagram:462 Facebook:222 TikTok:202 YouTube:472
総じてメルマガの効果が高い傾向にあるものの、ファッション・グルメ・ライフスタイルにおいてInstagramは高い結果になっています。
当データの調査:メルマガ・SNSユーザー実態調査のダウンロードはこちらから
メルマガとの違い
企業からプッシュ型のマーケティング施策として「メルマガ(メールマガジン)」があります。メルマガは登録している人にしか送ることができません。しかし、SNSのように他の投稿などを並列で見ることが少なく、購買行動に至りやすい特徴があります。
一方、Instagramマーケティングでは、ユーザーの閲覧状況に応じて興味・関心がありそうな投稿が表示されるようになっています。そのため、フォロー(登録)している人以外の潜在層に対してもアプローチすることができます。
Instagramマーケティングの主な手法
Instagramマーケティングは、ただ画像や動画を投稿するだけではありません。ユーザーに投稿してもらうなど、さまざまな手法があります。代表的な方法を紹介していきます。
Instagram で自社投稿
Instagramのメインとなる、画像などの投稿(フィード)や、ショート動画(リール)、そして24時間で消えてしまうストーリーズ投稿、そしてライブ配信など、無料で発信できる機能を通じた手法です。
ビジネスへ即効性のある貢献はできないものの、投稿を繰り返し行うことで徐々にフォロワーや閲覧回数が増え、効果が大きくなっていきます。Instagramはプロフィール画面では投稿が3列でタイル張りに並んでいきます。投稿のイメージを統一することで世界観を伝えることができるため、ブランディング向上が期待できます。
一方、XやTikTokと比べると「バズる」可能性は低い傾向にあります。
Instagram の広告運用
Instagram上であらかじめ用意された場所に有料の広告を表示する機能です。InstagramはFacebookを運営しているMeta社のサービスのため、Facebook広告センターなどから広告を出稿することができます。ターゲティングの精度が高いことが特徴で、狙いたい層に対して効率よくアプローチすることができます。
ただし、広告ではあるものの、基本的に無料で投稿できる画像やショート動画の中に表示されます。そのため、広告色が強いと敬遠される傾向にあることや、同じ広告(クリエイティブ)を繰り返し使用していると飽きられてしまう可能性があります。過度な広告色を出さず、SNSになじむ投稿に寄せつつ、定期的な広告の差し替えが必要です。
他の人の投稿を活用するUGC活用
UGC活用とは、一般の方の投稿を自社アカウントでシェア・紹介などを通して活用することを指します。Webサイトなど投稿されたSNS以外で活用する方法もありますが、各SNSの規約の確認も必要です。
そもそもUGCとはUser generated Contentの略で、ユーザーが生成したコンテンツのことを指します。Instagram含めたSNSは、主に一般の人が投稿するためUGCで成り立つサービスと言えます。
投稿のなかにはオススメの商品・サービスを紹介していることもあります。広告色が強くなりやすい企業や芸能人といった著名人の投稿と比べ、一般の人が紹介する商品は、信頼性が高まり購入に至りやすい傾向にあります。
そのため、一般の人が自社の商品・サービスを投稿してもらえるように促すことや、投稿してもらったものを引用し、他のプロモーション活動に活用する施策もあります。
UGCの効果は調査結果からも見える
当社が2024年11月に全国の20歳以上の男女1299人に対して「企業主体の投稿以外(ユーザーの口コミなど)で購入に至った方は、 どんな人による投稿がきっかけで購入をしたか教えてください。 ※複数回答可」というアンケートを取ったところ以下の結果になりました。
| 芸能人の投稿 | 21.0% |
|---|---|
| インフルエンサー(企業提携)の投稿 | 36.8% |
| インフルエンサーのオススメ | 34.0% |
| 一般の方の投稿 | 49.6% |
| 友人の投稿 | 10.9% |
| その他 | 10.2% |
当データの調査:メルマガ・SNSユーザー実態調査のダウンロードはこちらから
一般の方の投稿が一番高い結果になっています。特にInstagramの検索機能では、そのブランド名で検索した時に一般の方の投稿も見ることができます。ユーザーがどんな反応をしていたかを見ることは、購入を検討する上で重要な要素になっています。
フォトコンテストやプレゼントキャンペーンなどの企画運営
UGC活用するための創出や、エンゲージメントを高めるために行われるのが、投稿コンテストやプレゼントキャンペーンです。投稿コンテストは、フォトコンテストやお題に対する投稿をしてもらう企画です。プレゼントキャンペーンでは、コンテスト上位の方にプレゼントを渡すことや、「いいね」やフォローした人の中から抽選で選んで渡すなどの企画です。
一般の方からの投稿が増えれば、UGC活用に繋がります。また、プレゼント目的などでフォローや「いいね」をしてもらえるため、認知度向上に繋がります。
インフルエンサーの起用
インフルエンサーとはSNSなどで多くの人にフォローされており、影響力の高い人を指します。企業から費用をもらって宣伝を行うことが多い芸能人と、一般人の間の人と言えます。フォロワーに対しては絶大な信頼を寄せているケースも多い傾向です。
そんなインフルエンサーに、自社の商品・サービスを紹介してもらう方法があります。ただし、企業から依頼して紹介してもらう場合には、依頼されていることが分かるよう「広告」「宣伝」や「商品の提供を受けて投稿している」などの記述をしないと景品表示法に抵触する恐れがあるため注意が必要です。
また最近はインフルエンサーが非常に増えており、フォロワーが少なくともニッチなカテゴリーで影響力がある方も増えています。インフルエンサーの起用は、認知度の有無だけでなく自社商品とマッチするかも重要なポイントです。
Instagramショッピング
Instagramでは、投稿された画像から直接ECサイトの購入ページに飛ばす設定ができる機能です。従来では、投稿を見た人は改めて購入するサイトを探して商品を見つけるなど、非常に手間がかかりました。直接ECサイトと連携することで、ユーザーファーストな顧客体験を提供できます。
Instagramマーケティングのメリット
視覚情報を伝えることができる
説明不要の点ですが、Instagramは画像・動画といった視覚情報が主のSNSです。 視覚情報は、文字と比べより多くの情報を届けることができます。アパレルや、化粧品・旅行など娯楽には非常に強い傾向があります。またショート動画を上げることもできるため、家事でのコツ・転職での面接のポイントなど、形のないものに対しての紹介も十分にできるようになってきています。
認知していない層に対してもアプローチができる
Instagramは、オススメの投稿や調べたいキーワードで検索すると、フォローしていない人の投稿も簡単に表示される仕組みがあります。フォローしているような顕在層の顧客だけでなく、潜在層へのアプローチや認知を高めるための施策など幅広く行うことができます。
特に投稿時に「ハッシュタグ」を適切に活用することで、ハッシュタグ検索や他の同一のハッシュタグをつけている投稿経由で、自社の投稿を見つけてもらいやすくなります。
ブランディングができる
Instagramで複数投稿していくと、そのアカウントにイメージや色が出てきます。「オシャレな飲食店」「にぎやかな飲食店」ブランドイメージを伝えることができるため、ブランディングに繋がります。投稿する際には、あらかじめ与えたいブランドイメージを決めてイメージにあった投稿ができるとよいでしょう。
サービス自体に特色がない場合でも、楽しそうな店員・社員の様子や、こだわって作成している様子などの投稿を行うことでのブランディングもできます。
Instagramマーケティングのデメリット
一部のSNSと比べて拡散力が弱い
リツイート機能などのあるxなどと比べ、Instagramの投稿は爆発的な拡散は非常に少ない傾向にあります。そのため、基本的には継続的に投稿やフォロワーとの対話を行い影響力を増やしていくことが大切です。
投稿するために準備と一定のクオリティが必要
Instagramで投稿を増やすためには、画像や映像を撮るための機材の用意など準備が必要です。また、多くの人に見てもらうためには「キレイ」「おもしろい」「かわいい」など一定のクオリティが求められます。
ただ商品を取った画像を投稿するなど、クオリティが低いとマイナスの影響を与えてしまう可能性もあります。
ジャンルによってはレッドオーシャンになる場合もあります。
例えば「富士山」で検索するとオシャレでキレイな画像がたくさん出てくるでしょう。同じ富士山の写真で勝負をしようと思うと、新着投稿であっても次々キレイな写真が表示されます。同じように商品・サービスの紹介であっても、ジャンルによってはレッドオーシャンでなかなか効果が出づらい場合があります。
ただし、投稿が多いということは、画像をみるユーザーも多いことから投稿を見てもらえる確率も上がる可能性があります。
Instagramマーケティングを始める時に考えるべきこと
Instagramの目的を決める
Instagramマーケティングの目的は「認知」なのか「直接購買に結びつけるのか」「サイトに誘導させるのか」など目的を明確にしましょう。認知施策であれば話題作り、購買ならば商品の具体的な紹介など投稿すべき内容がかわります。目的がブレた異なる趣旨の投稿を繰り返すと結果としてあらゆる効果が出にくくなる可能性もあります。
参考となるアカウントを見つける
流行りの移り変わりが激しい昨今においては、情報取得が重要になります。Instagramに限らず、SNS運用を行うときには同じSNS内で上手くいっている自社商品・サービスに近いアカウントを見つけて参考にすると良いでしょう。投稿の手法・頻度、ハッシュタグの付け方などさまざまな面で参考にすることで、成功に近づきます。
ターゲットのペルソナを決める
Instagramでは、どんな人に見てもらいたいのかターゲットを決めましょう。その際に「ペルソナ」と呼ばれる具体的な人物像を作ることをオススメします。目的と同じく、投稿のブレを無くすことや、よりターゲットをイメージした投稿につながるためです。主に「性別・年齢・家族・年収・趣味や性格といった特徴」が挙げられます。
本来のペルソナでは、さらに細かい人物像まで作成するケースもありますが、運用のしやすさなどを考慮し、適切な範囲まで絞るとよいでしょう。
日々改善を行う
Instagramは、流行りの移り変わりが激しいだけでなく、ツールとしての機能や投稿が表示されるアルゴリズムなど、さまざまな面で変化があります。そして、ユーザー側も投稿に対する飽きも比較的早く来るため、日々投稿したものに対して検証し改善を行っていきましょう。
特に1度上手く言った手法でも3か月後には、良くない手法になっている可能性も0ではありません。常にPDCAを回していきましょう。
Instagramの効果を左右するアルゴリズムについて
Instagramで効果を上げていくためには、ターゲットに対してより多く表示されることが重要です。そのためには表示の順・量を決める「アルゴリズム」を理解する必要があります。
Instagramのアルゴリズムは、1つではなくリール・フィードなど機能によって異なります。ただし、共通するポイントとしてInstagramでは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」という願いを元に運営されています。そのため、関係性の近い人や興味関心の高いジャンル・カテゴリの投稿がより多く表示されるよう設計されています。
例えば投稿に対してのリアクションでは「保存>コメント>いいね」の順番で重みづけされ、保存されることが多い投稿はより表示されます。また保存した投稿に近しいものやその投稿者の投稿は表示される可能性があがります。
他にもストーリーズで「親しい友達を選択」するとフィードやストーリーズでもその友人が優先的に表示されます。反対におすすめの投稿で「興味なし」とマークすると、似たような投稿は表示されにくくなります。
アカウント運用者側にとっては、不要な連続投稿やハッシュタグを多々付ける運用ではなく、よりInstagramのターゲットになるユーザーが楽しめる・役に立つ有益な投稿を増やしていき、コメントには返信するなど適切にコミュニケーションすることが重要です。
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株式会社ROCは、「インスタ思考法2.0」などの著者で有名な「坂本氏」が代表を務める企業で、300社のSNS運用の実績があります。Instagramマーケティングでお困りであればぜひ下記のリンクよりお問合せください。

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