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SNSマーケティングとは?メリットや手法、成果を上げるポイントを解説

公開日:2024/09/04  更新日:2024/11/25
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マーケティング手法は多岐に渡っていますが、SNSマーケティングは特に顧客との距離が近く、拡散力にも優れた特徴的な手法です。

一方、SNSは人と人をつなぐコミュニケーションサービスであり、販促用途のツールではありません。ビジネス利用での収益化が難しいのでは?などの理由で対策ができていないという企業も多いのではないでしょうか?

しかし、SNSは進化を続け、研究も続けられており、ビジネス利用での活用方法も年々注目が集まっています。今回はSNSマーケティングの基本から、最新の情報まで詳しく解説します。


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SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用したデジタルマーケティング手法のひとつです。SNSにはX(旧Twitter)、LINE、YouTube、Facebook、Instagram、TikTokなどのプラットフォームがあり、これらを通じて企業と顧客がコミュニケーションを図ります。

SNSを使う手法の最大の特徴は、企業と顧客が双方向に情報をやり取りできる点です。顧客との直接的な対話により、認知度を高めてファンを獲得し、ブランドの価値を強化することができます。

さらに、SNSのもうひとつの重要な要素は、 UGC(User Generated Content)と呼ぶユーザーが生成するコンテンツ、例えば口コミやレビューが自社のプロモーションに寄与することです。
自然な形で好意的な情報が広まり、結果的に商品の認知拡大や販売促進につながります。SNSをうまく活用することで、企業はターゲット層との結びつきを強めることができ、より効果的なマーケティングが実現できます。

SNSマーケティングが企業で注目されている理由

SNSマーケティングが企業で注目される理由のひとつは、利用者数の増加と情報収集行動の変化にあります。それぞれ、データとともに詳しく解説します。

多くの人がSNSを利用している

現在、日本では約8割の人々がSNSを利用しています。SNSは、単なる個人のコミュニケーションツールにとどまらず、企業にとっても効果が期待できるマーケティングチャネルとなっています。

総務省が実施した「令和5年通信利用動向調査の結果」によると、20代ではインターネット利用者の9割を超えるユーザーがSNSを利用しており、30代~50代でも8割以上、60代でも7割以上が活用しています。

多様なターゲットにリーチできることから、ブランドの認知拡大や消費者との関係構築に大きく寄与できるのです

出典:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果

SNSでの情報収集が増えている

同じく「令和5年通信利用動向調査の結果」では、SNS利用者のうち6割以上の人々が「知りたいことについての情報を探すため」に使用していると回答しています。SNSは単なるコミュニケーションの手段ではなく、消費者が商品やサービスを選ぶ際の重要な情報源にもなっているのです。

また、当社にて調査し、2024年11月に公表した「SNSフォローやメルマガ登録の購買のきっかけにおける実態調査」にて、「企業のメルマガやSNSの投稿をチェックしているメディアを教えてください※複数回答可」という質問を全国の20歳以上の男女1299人したところ以下の結果になりました。

LINE57.2%
X(旧Twitter)48.5%
YouTube36.3%
Instagram35.6%
メルマガ31.6%
Facebook17.1%
TikTok15.6%
その他0.5%

当データの調査:メルマガ・SNSユーザー実態調査のダウンロードはこちらから

SNSとして利用者数の多いXや、YouTube、Instagramは3割以上が、企業の投稿をチェックしている結果になっています。企業活動を行う上で、無視できない数字と言えるでしょう。

SNSはそれぞれ特徴が大きく異なります。それぞれの利用状況が高いため、企業は1つだけを運用するのではなく、企業の特徴などに合わせて複数運用することも重要と言えるでしょう。

SNSマーケティングを導入する効果・メリット

SNSマーケティングは、企業にとって効果的なマーケティング手法であり、コストパフォーマンスが高く、さまざまなメリットがあります。

下記では、SNSマーケティングを導入する5つの主なメリットについて詳しく解説します。

ユーザーと長期的な関係性構築ができる

人は接触回数が多くなるほど親しみを覚える傾向があります。SNSを通じて日々さまざまなコンテンツを提供することで、ユーザーと定期的な接点を作ることができます。

徐々に企業への理解度が深まることで、顧客化やファン化につながる可能性があります。また、ある食べ物の映像を見た途端、突然食べたくなるように、突然ニーズが顕在化した時の第一想起につながる可能性があります。メルマガなども同様の効果がありますが、プッシュ型で送るため、送り過ぎは購読停止などの可能性があります。一方、ユーザーが能動的に利用するSNSは1日複数回投稿してもマイナスの影響を与える可能性は少ない傾向にあります。

拡散力と伝達スピードで、認知度向上に役立つ!

SNSはリアルタイムでの情報発信が可能なため、タイムリーなコミュニケーションを図ることができます。

またSNSの多くでは投稿の引用が容易であり、トレンドになっている投稿がより多くの人に届く仕組みがあります。マーケティング手法の中でも、強力な拡散力を持っています。トレンドとなった話題、いわゆる「バズった」内容はテレビなどを始めとし、各メディアが取り扱うケースもあります。

新製品の発表やキャンペーン情報、また認知に課題がある場合には、オススメの手法の1つです。

低コストで始められる

SNSマーケティングの大きなメリットのひとつは、低コストで始められることです。
アカウントを作って投稿するだけであれば、基本的に無料で始めることができます。堅実に小さく始めて、成功パターンを作ったのちに力を入れていくことができます。また複数のSNSを始めてみて相性の良い媒体を見つけることもできます。

ただし、確実な売上に結び付けていくためには、SNS上の広告枠などを利用してよりアクティブに訴求していくことも大切です。

さまざまなターゲットに訴求できる

各SNSは非常に多くの人が利用しているため、まだ認知していない層に対しての認知獲得から、顕在層に対して購買行動に繋げるためのキャンペーン訴求、既に利用している方やファンに対しての情報提供など、幅広い層にアプローチすることができます。

また文字ベースの訴求に強いSNSや、写真の訴求・動画の訴求に強いSNSなど、メディアによってさまざまな特徴があります。複数運用することで、さまざまな角度からの訴求ができるため、より高い効果を生むことが期待できます。

投稿用に作ったものは、他のSNSへ使い回しができる

Xはテキスト、Instagramは画像が主な投稿になるなどの傾向はありますが、どのSNSも「画像」と「ショート動画」は共通して上げることができるようになってきています

Instagramように作成したショート動画を、他のSNSにも投稿するなど有効活用ができます。また、Webサイト内で投稿したショート動画を埋め込むことや、メルマガで画像を流用するなどSNSに限らない施策にも有効活用することができます。

SNSマーケティングのデメリットと注意点

炎上してしまうリスクがある

不適切な投稿により、さまざまなご指摘などを頂いてしまう炎上リスクがあります。顧客離反やブランド毀損、また大切な顧客などを傷付けてしまう可能性があります。

誰かを落とす表現など企業として好ましくない投稿は止めることはもちろん、政治や事件・宗教、議論を巻き起こす話題は避けるようにしましょう。

また企業のSNSと個人のSNSは目的が異なります。登録者数増やすための奇抜な投稿や尖った投稿はせず、企業らしく、サービスの魅力を素直に伝えるよう心がけましょう

長期的に改善をしていく体制が求められる

最初からブランド力がある企業やサービスではない限り、フォロワー数を増やすことや売上につなげるレベルになるまでは、一定の時間がかかります。また、単純に投稿を増やせば、増えるものでもありません。

長期的に投稿し、改善を行っていく必要があります。それを行う体制作りが必要です。

SNSマーケティングの代表的な5つの手法

SNSマーケティングにはさまざまな手法があり、企業が効果的に活用することでブランドの認知拡大や売上向上を図ることができます。

ここでは、代表的な5つのSNSマーケティング手法を紹介します。

1.SNSアカウント運用

SNSアカウント運用は、企業が公式アカウントを通じて自社ブランドに関する情報を発信する手法です。自社製品やサービスに関する情報を消費者に直接届けるだけでなく、顧客と双方向のコミュニケーションを図ることができます。企業の公式アカウントを通じて、問い合わせに対応したり、消費者の反応に対してリアルタイムに応答することで、顧客との距離を縮めることが可能です。

また、SNSはお客様窓口では実現できない親近感のあるやり取りを提供するため、企業イメージの向上や顧客ロイヤルティの向上にもつながります。

ただし、軌道に乗せるためには、継続的な投稿・改善が必要で、時間を要す傾向があります。

2.SNS広告

SNS広告は、画像や動画を用いた視覚的に訴求力の高い広告を配信する手法です。ターゲティング機能を活用することで、特定の層に向けたピンポイントな広告配信が可能であり、消費者の興味関心を効率的に引きつけることができます。

基本的には運用型広告であり、広告の配信開始や停止など柔軟に設定できるため、キャンペーンのタイミングに合わせた運用がしやすく、効果的なマーケティング活動を実施できます。

また直接的に購買させる広告運用以外にも、無料で投稿できる範囲でのアカウント運用にて、早期の効果改善を行うために、認知目的として広告費を投じる方法もあります。

3.インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、影響力のあるインフルエンサーを活用して消費者にアプローチする手法です。インフルエンサーのファンである自身のフォロワーに向けて商品やサービスを紹介することで、購買意欲を刺激しやすくなります。

特に自社のサービスに関連するインフルエンサーと連携することで大きな効果を生む可能性があります。ただし、インフルエンサーが自発的に紹介するのではなく、企業から依頼・指示してインフルエンサーに紹介してもらう場合には、広告である旨を記載しないとステルスマーケティングに該当し「景品表示法」に引っかかる可能性があるため、適切な管理を行うなど注意が必要です。

マイクロインフルエンサー・ナノインフルエンサーの台頭も

インフルエンサーと聞くと、フォロワー数が数十万や、TVなどマスメディアにも登場するレベルを想像する方も多いでしょう。しかし、インフルエンサーの定義には幅があり、フォロワー数が数千人や数万単位でも該当します。「マイクロインフルエンサー」や「ナノインフルエンサー」と呼ばれ、一部のカテゴリなど特化した非常に強い影響力を及ぼす可能性があります。自社の戦略に合わせた適切な起用が大切です。

4.ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングは、SNSを通じて消費者の意見や感想を収集し、データとして活用する手法です。SNSでは消費者がより自由で率直な意見を発信するため、その声をビッグデータとして収集・分析することで、消費者ニーズや市場トレンドを把握できます。

特にサービスに対するご指摘など、ネガティブな投稿においては早期に対策をすることで顧客離反を防ぐだけでなく、反対にファンを増やすきっかけにつながる可能性もあります。

商品開発やサービスの改善につなげることができれば、企業の競争力を高めることが可能です。

ソーシャルリスニングは、SNSチェック以外の方法も

SNSマーケティングにおけるソーシャルリスニングは、各SNSの投稿をチェックすることが主となりますが、それ以外にも「Googleトレンド」でのトレンド検索などでチェックする方法もあります。また、Yahoo!リアルタイム検索では、検索した内容と関連するX内の投稿をピックアップするサービスもあります。

5.UGC活用

SNSで効率的に自社サービスにまつわる投稿を増やすための施策として、UGC活用があります。例えば、商品を利用している姿を投稿してもらうフォトコンテストや、商品にまつわるハッシュタグをつけた投稿企画を行うことで、多くの人に投稿を促します

多くの人が投稿することで、その人たちのフォロワーなどにも拡散することができます。投稿行動を通じて企業への好意度が上がる可能性もあります。

他にも企業に対しての投稿を行った人に対して、許可を得たうえでリツイートなどを行うことや、Webサイトに掲載するなどして有効活用する方法もあります。

昨今は、企業が作ったコンテンツよりも口コミを重視する人たちはかなり増えてきています。また購入する過程のどこかで口コミを確認するケースも非常に多くあります。そのため、ユーザーに投稿してもらう仕組み作りや、ユーザーが投稿したものを有効活用することは非常に重要な手段です。

一般の人の投稿で購入に至る確率は、ほぼ半数!

当社にて調査し、2024年11月に公表した「SNSフォローやメルマガ登録の購買のきっかけにおける実態調査」にて、「企業主体の投稿以外(ユーザーの口コミなど)で購入に至った方は、 どんな人による投稿がきっかけで購入をしたか教えてください。 ※複数回答可」という質問を全国の20歳以上の男女1299人したところ以下の結果になりました。

芸能人の投稿21.0%
インフルエンサー(企業提携)の投稿36.8%
インフルエンサーのオススメ34.0%
一般の方の投稿49.6%
友人の投稿10.9%
その他10.2%

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一般の方の投稿によって、購入に至った人はほぼ半数という非常に高い結果が出ています。SNSマーケティングは、いかに一般の人の投稿をしてもらい、売上に繋げるかが大きなポイントと言えます。

SNSマーケティングで使われる代表的なプラットフォーム

SNSマーケティングを成功させるためには、各プラットフォームの特性を理解し、ターゲットに適したものを選択することが重要です。

各SNSメディアの特徴まとめ

SNS名利用者層ニーズ
X 10代〜50代まで幅広いが、特に若年層(20代〜30代)での利用が多い。拡散力の高いメディア。 リアルタイムでの情報共有やキャンペーンに最適。リポスト機能を活用した拡散力が強く、ニュース性のある内容やキャンペーンに適している。
Facebook 主に30代〜50代のビジネスパーソン。実名登録が必須で、企業や役職を登録しているユーザーが多い。 ビジネスやネットワーキング目的で利用されることが多く、企業関連の投稿やビジネスニュースの共有に適している。ターゲティング広告が効果的。
Instagram 主に20代〜40代。特に20代の利用が多く、女性ユーザーがやや多い。 ファッションや美容、飲食などのビジュアルコンテンツを重視する業界に強く、インフルエンサーマーケティングとの親和性が高い。
LINE 日本国内の全世代に利用されており、他のSNSと比べて40代以上の利用率も高い 日常的な連絡手段としての活用が多く、企業の公式アカウントを通じてクーポンやキャンペーン情報を提供するなど、実際の購買行動を促進する施策が有効。
YouTube 幅広い年齢層で利用されており、特に10〜40代で利用率が高い。 長尺および短尺の動画コンテンツが多く、商品紹介やエンタメコンテンツに強い。広告動画を通じた認知度拡大や教育コンテンツの配信も効果的。
TikTok 主に10代〜20代の若年層が中心。 ショート動画を活用したクリエイティブなプロモーションに適しており、トレンドに敏感な若年層へのアプローチが効果的。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、基本的に140字までのテキストでコミュニケーションを行うことが特徴のSNSです。4枚までの画像を付けた投稿や、2分程度の動画の投稿も可能です。リポスト(旧リツイート)によるシェア機能があり、情報が短期間で広く拡散されることが期待できます。この拡散力を利用した「フォロー&リポストキャンペーン」も頻繁に行われており、ユーザーと親密なコミュニケーションが図れます。

FacebookやInstagramのような詳細なターゲティング機能はありませんが、趣味・関心を軸にしたターゲティングは可能です。プロモーション広告、キーワード広告など、多様な広告形式が提供されています。

Facebook

Facebookは、特定のユーザーだけが参加できるグループ機能があるため、オンラインサロンやコミュニティ形成に適したプラットフォームです。SNSマーケティングにおいても、特定コミュニティ内での認知向上や商材・サービスの販売を促進します。

また、実名登録制であるため、年齢・学歴・職業などに基づく精度の高いターゲティング広告が可能です。他のSNSと比べて年齢層が高くビジネスパーソンが多い特徴があります。特にBtoBビジネスを行っている企業にはオススメのSNSです。

Instagram

Instagramは、もともと若年層や女性に人気のプラットフォームでしたが、現在では男性や30代以上のユーザー層も獲得しています。特に、インフルエンサーマーケティングに適しており、ファッション、コスメ、旅行、飲食業界との相性が抜群です。

画像とショート動画の投稿が主となりますが、文字を入れ込んだ画像や動画の投稿もでき、インスタライブなどでライブ配信を行うこともできます。そのため、見た目に特徴のないサービスであっても十分活用できるSNSです。

またFacebookと統合されているため、同様のターゲティング精度をもち、広告効果を高めることができます。

Instagramマーケティングとは?基本から分かりやすく解説します

Instagramマーケティングとは?基本から分かりやすく解説します

LINE

LINEは、日本において最も利用されているSNSです。友だち登録を通じてユーザーと直接つながる点が特徴です。定期的なアンケートやキャンペーン、クーポンの配布を行うことで、顧客との関係を強固にします。

近年では、ショート動画やニュースなどさまざまな用途・コンテンツが増えており、幅広いアプローチも可能です。

ただし、日常的に連絡ツールとして使われていることも多く、頻度の多い連絡・投稿は嫌がられてしまう可能性もあります。また有料広告では、さまざまなターゲティングが可能です。

YouTube

YouTubeは、世界レベルで最も人気のある動画プラットフォームです。特に、画像や文章では伝えにくい商品やサービスについて動画を通じて効果的に伝えることができます。他のSNSと比べて長尺の動画での訴求ができるため、見てもらうことができれば、より深く商品を理解してもらうことに繋がります。

多くのトップユーチューバーがインフルエンサーとしての影響力をもっており、プロモーションにおいても大きな役割を果たします。

TikTok

TikTokは、主に若年層向けのプラットフォームとされていましたが、近年では30代以上のユーザーにも浸透しています。短時間の動画を使って、視覚的にインパクトのある広告が可能であり、全画面表示されるため、ユーザーの集中を引きつけやすいのが特徴です。

音楽に合わせたダンスなどの投稿のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、ノウハウ提供や商品紹介など投稿の幅も広くなっています。

SNSマーケティングを始める4つのステップ

SNSマーケティングを効果的に進めるためには、明確な計画と段階的なアプローチが重要です。ここでは、SNSマーケティングをこれから始めるための4つの基本的なステップを紹介します。

目的を明確にする

SNSでは、「とにかく認知度を上げて間接的に売上に貢献する」というケースと、「直接的に収益に結び付けるような運用をしたい」というケースに分かれます。

認知度を上げる点においては、BtoB企業やスタートアップなどを中心に、社名を覚えてもらうためにトレンドに合わせた投稿や、面白さなどに重視した投稿を行う傾向にあります。
直接収益化を目指すものでは、小売り・サービス業を中心に直接商品・サービスを紹介するコンテンツの投稿を中心に行う傾向にあります。

目的によって行うべき投稿が変わってくるため、明確にしてブレが無いようにしましょう。

ターゲットを明確にする

最初に行うべきことは、ターゲットユーザーを明確にすることです。顧客情報、営業担当からのヒアリング、ユーザーインタビューなどからユーザーデータを収集し、それを基にペルソナを設定します。

さらに、設定したペルソナに基づいて、ターゲットユーザーがどのようなSNSを好むのか、普段どこで情報を得ているのかを明らかにしましょう。

この際、カスタマージャーニーマップの作成もおすすめです。ユーザーの購買行動を視覚化し、より効果的なSNS戦略を立てることが可能です。

プラットフォームを選定する

次に、使用するSNSプラットフォームの選定を行います。選定の際には、各プラットフォームの利用者層(年齢や性別)、ニーズ、投稿形式、独自機能などを考慮します。

ただし、1つに選定する必要はありません。投稿を流用できるSNSで同時に2~3個初めて見るのもよいでしょう。

企画を立てて実行・検証・改善する

最後に、実際の施策を企画し、実行していきます。カスタマージャーニーマップを基に、ターゲットの購買心理やニーズに応じた施策を検討します。施策の実行に際しては、KPI(重要業績評価指標)を設定し、効果を数値で測定します。

結果に基づいて、定期的に検証を行い、必要に応じて施策を改善していくプロセスが重要です。継続的な改善を繰り返すことで、より効率的で効果的なSNSマーケティングを実現することができます。

SNSマーケティングで成果を上げるポイント

SNSマーケティングを成功させるためには、単にアカウントを開設して投稿するだけでは不十分です。特に、他社の発信情報に埋もれないようにするためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

以下では、SNSマーケティングで成果を上げるためのポイントを解説します。

SNSマーケティング専門のメンバーを決める

SNSマーケティングでは、投稿するテキスト、画像、動画といったコンテンツが非常に重要です。これらを効果的に作成し、配信するためには、専門のメンバーが必要になります。

SNS運用には、投稿内容の作成やコメント対応、効果の分析など多岐にわたる業務が含まれており、片手間で行うことは難しいでしょう。専任のスタッフを確保できない場合は、施策を最小限に絞り、スモールスタートで進めるのがおすすめです

徐々にノウハウを蓄積し、業務を拡大していくことが成功の鍵となります。

担当者のネットリテラシーを高める

SNSを運用する担当者には、ITリテラシーやネットリテラシーが必須です。SNSのマナーや情報の取り扱いに関するモラル、セキュリティ意識を理解していることが重要で、担当者がその知識をもっていないとリスクが大きくなります。

特に、SNSではネガティブな話題が瞬時に拡散されるリスクがあるため、炎上リスクを常に意識しながら対応する必要があります。

具体的には、下記のような方法が有効です。必要に応じて、人事部門などとの協力を通じて進めましょう。

  • SNS運用やネットリテラシーに関する社内研修(もしくは外部講座)を受講
  • チェック体制を整える
  • NGワードなどの運用ルールをつくる

ポジティブな情報発信だけでなく、万が一のトラブルにも備えることが重要です。

投稿者のキャラ設定を行う

SNSではその商品・サービスに対して興味をもってフォローするだけでなく、SNSアカウントの投稿に対して興味を持ってフォローしてもらうケースもあります。
丁寧でかしこまった投稿から突然フランクになったり、人格がコロコロ変わるような運営方法では、ユーザーが困惑する可能性があります。

そのSNSのルール特徴をしっかり把握する

各SNSで認知度を高めていくためには、「話題」「トレンド」「おすすめ」の投稿やアカウントを紹介する機能があります。仕組みを理解して対策をする必要があります。

オススメ表示のアルゴリズム(仕組み)

例えばYoutubeでは、観光の動画をたくさん見ていると、他の観光系の動画がオススメに多く表示されます。このオススメに表示されることは見込み顧客を獲得する上で重要です。しかし、ホテルの公式YOUTUBEにてホテルのPR動画を出していたのに対して、突然「歌ってみた」や「踊ってみた」のような突発的なコンテンツを入れてしまうと正しくオススメ表示されなくなる可能性もあります。戦略的に行うことはよくとも、不用意に行うことはオススメできません。

ハッシュタグの仕組み

XやInstagramなど各SNSではハッシュタグという、投稿にタグ付けをする機能があります。関連したタグを適切に入れることや、トレンドとなっているタグに合わせた投稿をすることで、ユーザーがフォローしていない投稿も見つけやすくなります。検索のアルゴリズムの高度化に伴い、以前ほどハッシュタグの効果はありませんが、投稿する際に検討・対策すべきポイントの1つです。

このようにSNSには仕組みや特徴があり、対策すべき内容も変わっていきます。SNS運用を行っていくうえでは、正しく仕組みを理解して対策することが大切です。

メルマガとの合わせ技で効果を上げる

SNSは無料で利用できるため、多くのユーザーにリーチできますが、これだけでは必ずしも顧客獲得にはつながりません。メルマガとの併用が効果的です。

SNSで認知度を上げ、フォロワーを増やした後に、メルマガに誘導して見込み客を育てるのが効果的な手法です。メルマガは、興味をもった顧客に直接アプローチできるため、成約率が高いのが特徴です。

さらに、ステップメールやターゲティングメールを活用することで、特定のアクションを取った顧客に対して効果的なフォローアップができます。これにより、顧客との関係性が深まり、長期的なリレーションシップを築くことが可能となります。

SNSとメルマガの両方をバランスよく活用し、認知から購買までのプロセスをしっかりと設計することが、SNSマーケティングの成果を最大化する秘訣です。

SNSはライブにも注目!

Youtubeを始め、SNSにはライブ配信機能があります。テレビ番組のようにリアルタイムでコンテンツを配信することができます。特徴としてユーザーからのコメントを直接読んで返すこともできます。

基本的にはインフルエンサーなどが、ファンとの交流の場として使われますが、ビジネスにおいても「ライブコマース」と呼ばれ、テレビショッピングのようにそのまま購買行動へ促すために行われることもあります。

SNS運用に不安がある場合には、運用会社を利用するのもオススメ!

SNS運用は、他の業務とは異なり、話題についていくことや炎上を避けることなど気を付ける点が多々あります。慣れないうちは、プロに任せることやプロに教えてもらうことで、成功確率があがります。

当社のグループ企業である「ROC株式会社」は、Instagramの名著「インスタ思考法1.0」の著者が代表を務めており、第一人者のノウハウが詰まったSNS運用を行っています。ぜひお問合せください。

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さいごに

SNSが一般化している現代において、SNSマーケティングは企業にとって欠かせない手法となっています。自社の目標やターゲットに合ったSNSを選定し、戦略的に活用することで、より精度の高いマーケティングが実現可能です。

SNSマーケティングをメルマガと併用する際には、メール配信システム「Cuenote FC」をご検討ください。Cuenote FCは、メルマガの配信や運用に役立つ多彩な機能を備えているため、効果的なマーケティング活動を実現します。例えば、効果的な一人ひとりに合わせたパーソナライズメールの配信や、シナリオ配信やステップメール配信の自動化などが可能です。

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この記事の著者

福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。
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東証グロース上場のユミルリンク株式会社は、18年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
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