2015年、最も利用されていたメールクライアントはiPhone

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メールの受信環境は人によって違い、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど、メルマガを閲覧するシーンが多様化しています。

受信側の閲覧環境によって見え方、見易さが変わってしまうのは、意図したとおりに見せたい配信側にとっては気がかりなところ。
特にHTMLメールはデバイスごとに表示できる技術が違ってくるため、「より多くの環境で表示崩れなく表現しなければならない」と要求されるHTMLメールデザイナーの最大の悩みです。

メールマガジン購読者はいま、どんな環境で受信しているのでしょうか。
2015年度において人気だったメールクライアントのトップ10を、海外のメールマーケティング調査会社Litmusが掲載していたのでご紹介します。


2015年度の人気メールクライアント

  • ・年間を通してのトップ3はiPhone、Gmail、およびiPad
  • ・Androidは6位スタートで、4位に上昇
  • ・Outlookは4位から5位へ落下

出展:https://litmus.com/blog/top-10-most-popular-email-clients-of-2015


またモバイル、ウェブメール、デスクトップの動向についても同記事では

  • ・デバイス上での開封率は、6月の49%から11月には54%に急増
  • ・ウェブメールとデスクトップは2015年はじめと比較し13%減少
  • ・Outlookは2015年度初期と比較し開封率が27%も減少。衰退の兆候が見られる

とレポートしています。

11月付近の急増においては、ホリデーシーズンに入ることで消費者がモバイル端末に依存する可能性が高いためと関連づけていますが、デスクトップでの閲覧は徐々に閲覧環境から除外されつつあり、メール購読者がモバイルデバイスにシフトしていることが調査結果から読み取ることができます。

では、2015年度のメールクライアントの上位が分かったところで、メールマーケティング業界の今後はどのような動きが予測できるでしょうか。


2016年以降のメール表現はどうなる?

モバイル端末へのシフトにより、表現できる端末に合わせた手法が発表されています。

最近では「キネティックEメール」という、CSS3やHTML5など最新技術を用いることで、動的なHTMLメールデザインが可能となったとのリリースがありました。

出展:ORACLE
https://www.oracle.com/jp/marketingcloud/customers/success-stories/bq.html


この技術により、プルダウンメニューやロールオーバー、スライダーなど表現方法が広がります。


2015年、最も利用されていたメールクライアントはiPhone


2015年、最も利用されていたメールクライアントはiPhone


2015年、最も利用されていたメールクライアントはiPhone


動きの要素がつけられたメール文書を採用することにより、限られたスペースでありながら複数の情報を届けることができます。

ただし、当然ですがCSS3やHTML5などのソースコードが表現可能な端末に限られるなどの課題もあります。


受信環境の多様化においてHTMLメールに焦点を当ててきましたが、受信者にとってテキストメールに魅力が伴わないという訳ではありません。BtoB向けの配信では、いまだテキストメールの購読状況は堅調です。

また、アップルウォッチの等のウェアラブル端末の出現と拡大につれ、今後はプレーンテキストタイプのメールも見直される時期も到来すると考えられます。


受信環境の分類方法は?

かけられるコストに余裕があれば分けることが望ましいのですが、やはりターゲットをある程度絞る、または全体的に表現崩れのリスクが少ない技術を利用することを推奨します。

配信するメールマガジンのターゲット層が明確であれば、ある程度デバイスの絞り込みが可能です。
例えば10~20代ならiPhone、Androidなどのスマートフォンを範囲内とするなど、受信側のライフスタイルを予測することで環境を絞り込むことができます。

予測が難しいターゲット層だったり、BtoB向けで幅広い層への配信の場合、受信環境をあらかじめ把握する方法としては以下が挙げられます。

  • ・メールマガジンのオプトインを取る際、受信タイプを選択させる
    テキストまたはHTML、デバイス(PCかスマホ等の携帯端末)などを登録画面に含ませます。

  • ・ユーザーエージェント取得設定を利用
    メール配信システムでは標準で搭載されている事が多いと思いますが、メルマガを登録させる際に自動的にユーザーエージェントを取得するよう設定をします。

これにより、配信時に購読者の受信環境で絞り込みを行うことができます。


まとめ

全世界のデバイス、メーラーの組み合わせは数え切れず、全ての受信環境で全く同じように表示させるための最適化までは至っていないのが現状です。

いずれにせよ、購読者の見やすい環境に寄り添った配信を行うことが最善です。

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