中小規模のECサイト運営者がこれから取り組みたいメール改善施策例
メール配信は今もなお売上効果が見込めるため、積極的に取り組んでいる小中規模のECサイト運営者の方々は多数いるかと思います。日々のメール配信において、配信リスト数を増やしながら「配信タイミング」「頻度」「件名」「サイトへの導線」の改善に取り組むも、大体やり尽くし「他によい改善施策はないか」と考えられている方もいるかも知れません。
そこで、今回は中小規模のECサイト運営者がこれから取り組みたいメール改善施策例を何点かご紹介します。
(1)ファーストビューに大々的にメリットを記載する
WEBサイトではファーストビューが顧客を喚起する上で大事ですが、これはメールでも全く同じです。
現在配信しているメールで、ファーストビューにどんな要素を盛り込んでいるのか確認してみましょう。
以下に実際に用いられているファーストビューのアイデアの一例を挙げます。
上から順にアパレル、ドラッグストア、トラベルのサイトのメルマガのサンプルです。
実際に今、サンプルをご覧になって一瞬でメリットを認識できたかと思います。
文字要素に具体的な数字がある場合は、サイズを一番大きくすると良いでしょう。
あくまでも補足情報となる要素は逆に文字を小さくします。
(2)終了時間までのカウントダウンをアニメーションで表示する
「タイムセール」など終了までの時間が焦点となる企画の場合、カウントダウンアニメーションを表示するのも効果的です。メール全体の配色の中で目立つ色(この場合は赤)にして、目につきやすい場所に配置するのが良いでしょう。
(3)獲得したポイントが失効する前に使うことのメリットを記載する
顧客は現在獲得しているポイントや有効期限などの情報を事細かに記憶していることはありません。ほとんどの場合は、サイトに訪問をしてログインした状態になってからようやく把握することになります。これは逆に言うと、ポイントがフックになり購買につながることはサイトを訪問していない段階では無いということでもあります。
そこでポイントの明細のメール配信を行うことは、購買意欲の引き上げをするのに非常に有効です。ただ、前述の通りポイント利用についての詳細を顧客は把握してないので、それを逆手に取って「ポイントが失効する前に使うこと」を強く勧めることが効果的です。
(4)カート放棄した商品やお気に入り商品を掲載する
ECサイトの競争に伴い、カート放棄は年々増えています。
その一方で、顧客に気づいてもらえれば比較的購買に繋げやすい施策と言われております。
件名を「〇〇さん、お買い物忘れはありませんか?」というような「おもてなし感」を演出し、カート放棄をした商品やお気に入りに登録した商品をファーストビューに目立つように配置することにより、購買意欲の引き上げが見込めます。
もともと、顧客が興味を持っていることを明示的に示した(カートに入れる/お気に入りに登録する)商品ですので、送信対象者は限られますが、購入率も飛躍的にアップするでしょう。
※参照記事:「ECの鉄板施策 カート放棄メール 8つのポイント」
(5)ステップメールで、リピート購入につなげる
「全顧客の20%が全体売上の80%を占める」という"パレートの法則"は、みなさんも一度は聞いたことがある言葉だと思います。
つまり、1回だけ購入して終わってしまうのではなく、いかにリピート購入してもらえるかが重要です。
そんな時は、ステップメールを活用し、リピート購入を促しましょう。
ステップメールを使えば、購入から一定期間後に「購入商品の追加購入を案内をする」、「2回目購入のアクションを後押しする得点を案内する」などのメールを自動で送れます。
最後に
ECの市場規模は今もなお右肩上がりで、ECサイトの競争の激化は今後も続きそうです。
今回はあくまでも一例ではありますが、今後取り組む施策として少しでも参考になれば幸いです。
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