携帯(フィーチャーフォン)対応って、いつまで必要?
数年前から、加速度的に普及しているスマートフォン。
皆さんもECサイトやWEBサイト、メルマガのスマートフォン対応に苦労されてきた経験も多いと思います。
その陰で、最近すっかり聞かなくなった携帯(フィーチャーフォン)の話題。
「いつまで携帯(フィーチャーフォン)の対応を続けていけばよいか?」など、悩まれている方もいると思いますが、このまま携帯(フィーチャーフォン)は終焉を迎えてしまうのでしょうか?
スマートフォンに関する記事やブログは多いですが、今回はフィーチャーフォンに焦点を当てたブログを公開したいと思います。
携帯(フィーチャーフォン)の2014年9月末の契約数は49.7%
2014年4月にMM総研から発表された「2014年度上期 国内携帯電話端末出荷概況」によると、フィーチャーフォンの構成比は49.7%となっており、全体の半数近い割合を占めています。
皆さんの印象以上にフィーチャーフォンの構成比が高いと感じたのではないのでしょうか?
フィーチャーフォンの出荷台数は、2013年比で増加している
フィーチャーフォンの2014年出荷台数は、昨年比で4%増加しています。
キャリアから発表される新機種でも圧倒的に少ない機種数のフィーチャーフォン出荷台数が、なぜ増加するのでしょうか?
おそらく、フィーチャーフォンの方が「低コストで維持できる」「電話とメールができれば十分」などの理由が考えられます。
特にスマートフォンの操作を覚えられない利用者層や、電話を頻繁に利用する方の2台目の携帯電話端末として維持されるケースが多いからではないのでしょうか。
まだフィーチャーフォンの対応は必要
どうやら構成比だけを見ると、まだまだフィーチャーフォンへの対応は必要であるように思われます。
しかし、全ての方がそうかというと、当てはまらないケースもあります。
皆さんのECサイトやWEBサイト、メルマガなどのターゲット層がどこかによって、対応は大きく変わってくると思います。
もちろん、若年層でスマートフォンの保有比率が高い利用者をターゲットとしている場合は、フィーチャーフォンへの対応を続けるメリットは低くなるでしょう。
一方、幅広い年齢層をターゲットとするような流通・小売りなどでは、フィーチャーフォンを利用している方がメインターゲットとなる場合もあり、まだしばらく対応が必要でしょう。
フィーチャーフォンを取り巻く外部環境
従来から使われ続けたフィーチャーフォンですが、端末以外のインターネットに関わるさまざまな新しい規格など、外部環境により影響を受けるケースも出てくると思います。
皆さんがECサイトなどで購入する際に利用するショッピングカートでは、セキュリティのため、SSL証明書が利用されています。
このSSL証明書で利用している署名アルゴリズム(ハッシュアルゴリズム)ですが、2017年1月1日までに「SHA-2」という署名アルゴリズムへ切り替えることが推奨されております。
「SHA-2」へ切り替わった場合、一部のフィーチャーフォン端末ではWEBサイトへSSL/TLS通信ができなくなるといったケースも出てきます。
このようにさまざまな要因でフィーチャーフォンのシェアや利用率は変わってくるとは思いますが、いまだフィーチャーフォンは健在であり、しばらくフィーチャーフォンへの対応は続くと思われます。
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