SMS配信サービスが"今"注目される理由[SMSの基本]

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SMS配信サービスが



SMS配信サービスが"今"注目されている?

SMS(ショートメッセージ)配信サービスが実は"今"国内法人から注目をされているのをご存知でしょうか? なぜ、"今"SMSなのか?


今回はその理由について、具体的に触れていきます。

また、下記に該当する方に向けて参考になりそうな情報をご提供できればと思います。


 ・現在、SMS配信サービスを導入するか迷っている

 ・本人認証や決済通知・督促、業務連絡等のメッセージを確実に届けたい

 ・注目されている新たなメッセージチャネルを試してみたい


SMSが注目されている理由ですが、先に結論から言ってしまうと 多くのチャネルのメッセージの中でも、


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 1.圧倒的に「開封率」が高い

 2.「特定の用途(認証)」での利便性が特に高い

 3.電話番号だけでメッセージが送れる

  ※開封率の高さも相乗効果となり、決済通知や督促通知、業務連絡の用途でも重宝する

 4.メールと同様、「インストール不要」で誰にでもメッセージが届けられる
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大きな理由としては主に上記の4つです。


多くの人が日常で、SMSのメッセージを受信・送信することは極稀かと思います。

そのため、SMS配信サービスの需要が高まっているといってもピンとこないのではないでしょうか?


しかし意外なことに、メッセージ配信サービスの市場において最先端をいく海外では、SMS配信の市場の様子が大きく異なり、SMSの流通量(配信通数)は国内とは比較になりません。



国内の法人向けのSMS配信市場は2011年からスタートしました。

ここ数年、利便性の高さが国内法人にもSMSの有用性が理解されてきています。


近年、新たなメッセージングサービスが次々と登場していますが、
多くの企業は、どのチャネルを使って個人へメッセージ配信を効果的に発信していけばいいのか、困惑しているのではないでしょうか?


そんな中、メッセージングサービスの中でダークホース的な存在ともいえるのが「SMS」と「メール」です。

過去の記事で「メール」の将来展望について書いたので、今回は「SMS」に焦点を当てたいと思います。

それでは「SMSがなぜダークホース的な存在に成り得るのか?」という点について具体的なデータや事例も交えてご紹介します。

※メールに関しては下記をご覧ください。
『2017年はインタラクティブメールの時代が到来』



目次

  ・SMS配信サービスの市場成長率

  ・SMSの主な特長(強み)と利用用途

  ・[具体的な優位性]SMS配信サービスが注目される理由とは?

  ・海外法人が日本のSMS配信市場に注目している?

  ・今後進化するSMS配信サービス

  ・SMS配信サービスを利用するうえでの大事なこと

  ・SMS配信サービスの市場~まとめ~





SMS配信サービスの市場成長率

まず、個人が個人に対して送るSMS配信を「P2P-SMS配信」と言い、法人から個人に贈るSMSを「A2P-SMS配信」と言います。

※P2P (Person to Person)、A2P (Aplication to Person)

"今"SMSが注目されていると冒頭でお伝えしました。

では、実際にどの程度で現在SMS配信サービスの市場規模があるのかをご紹介します。



具体的なデータ

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●A2P-SMSの市場動向と今後の予測
A2P-SMS市場が形成され始めたのはキャリア相互接続が開始された2011年7月以降で、現在でも誕生期にある市場で、爆発的に市場拡大しており、今後、ビジネス向け通信インフラとして定着すると推測する。

2015年度から2016年度のA2P-SMS配信数の実績と、2021年度までの中期予測は図1の通り。

2015年度1億1140万通が、2016年度2億2460万通と倍増し、2017年度見込も81.1%増の4億通強、その後も年率50%以上の成長で2021年度には26億8800万通になると予測する。

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引用元リンク:ミック経済研究所、「爆発的な拡大が予測されるA2P-SMS市場」を発表



そもそも、法人が個人におくる、A2P-SMS配信サービスの配信市場は2011年の7月に始まったばかりのものです。

メールなどと比較すると、まだまだ歴史も浅くこれから成長が期待できる黎明期の市場といえます。


因みにSMS配信の最もメジャーな用途は今も昔も「本人認証」です。


そのため、SMSは主に金融業からは強い認知が元々ありましたが、国内法人全体の中での認知というと、あまり高くありませんでした。


しかし、中堅・大手を中心に国内法人企業からも、徐々にSMSの有用性が理解され始めてきています。

また、それとは別に利用用途も拡大しており、新たな活用方法も生まれてきています。




SMSの主な特長(強み)と利用用途

SMSがどのような用途で利用されているのか?

主要なものをいくつかあげてみたいと思います。


実際に他のチャネルと比較してどこが優れているのか?

[主な比較ポイント・特徴]

 ・入力:メールアドレスと異なり、「宛先が数字だけで入力が簡単」

 ・開封率:流通量が限られており、メッセージが「埋もれる可能性が低く」、結果、「開封率が非常に高い」

 ・用途:「必ず届けたい情報、または重要な通知(決済、出荷通知や、緊急時の情報通知など)」には適している

 ・ツールの特性: IDやメールアドレスと異なり、「電話番号のみの入力」が可能なため、簡単。そのため手軽に認証を行うことができる。
  ※また、「携帯電話は本人と紐づいている」ため、なりすましも難しく本人認証には最適

 ・その他:携帯電話と一対一で結びつくので、「宛先の変更」自体が少ない



[用途]

最も一般的な利用用途が「本人認証」で、金融機関やクレジットカードの本人認証用途が非常に多い。

次に、「業務連絡」、「決済通知」等の通知系の用途が続きます。



具体的にいうと、

 1.人材派遣・紹介会社であればアルバイトや派遣スタッフに対して「業務連絡」

 2.決済代行業者、金融、通販業者、電力・ガス会社の「決済」用途での活用

 3.不動産や公共料金の区民税、地方税滞納などの「督促通知」

等があります。


最近だと新たな利用用途も拡大しており、ポータルサイトにログインする際の「ID認証」や、宅配業者の「事前通知」などにも利用されています。


下図は、主な用途を図で分かり易くまとめたものです。


SMS配信サービスが



海外のSMSだと一般的な用途となる「プロモーション用途」も、国内の伸び率はまだまだですが、こちらも少しずつ増えていくと予想されます。

 ※プロモーション時の場合、SMS配信の優位性の一として、DMなどと比較した際の費用対効果とコスト削減のメリットがあります。




[具体的な優位性]SMS配信サービスが注目される理由とは?

2018年の国内の総人口は現在1億2644万人(総務省調べ)です。


日本で利用者の多いメッセージングサービスといえば、下記が挙げられます。

 ※SMS配信サービスがこれらのメッセージングサービスに追随するだけのポテンシャルをもっているのかという疑問が挙げられます。


 [日本の2018年度メッセージングサービスのユーザー数]

 ・Instagram:2,000万人(公式サイトや日本経済新聞調べ)

 ・Facebook:2,800万人(公式サイトや日本経済新聞調べ)

 ・Twitter:4,500万人(公式サイトやTwitter Japanアカウント)

 ・LINE:7,600万人(LINEアドセンター公開資料調べ)


SMS配信サービスの優位性について簡単にご説明します。



・SMSの優位性その1:メールと同様、インストールが不要

まず大前提として、メッセージングサービスは「多くの人がサービスを利用している」ことが重要です。

なぜなら、利用者の少ないサービス・アプリの場合、メッセージを送りたくても、相手がそのサービス・アプリを利用していなければ、やり取りすることが不可能だからです。


一方メールとSMSの大きな利点は、スマートフォンに「まず間違いなく基本搭載」されているという点です。これは国内に限らず、先進国であれば世界共通のグローバル基盤といっても過言ではありません。

そのため、送り手は相手がサービスの利用、またはアプリのインストールをしているか否かを気にする必要はありません。


一方、LINEやFacebookの場合、受け手側から友達追加やフォローをされないとメッセージを送れません。


・SMSの優位性その2:圧倒的な開封率と閲覧率

SMSの流通量(配信通数)は「圧倒的に少ない」ため、必然的に開封される可能性が高くなります。

また、インストールが不要のため、標準の状態でスマートフォンのプッシュ通知で「ポップアップに表示」されるのも強みです。

受け手はスマホの画面を見ると同時にSMSの通知を目にします。


また、SMS配信は無料ではなく、基本的に一通あたりに数十円のコストが発生しますが、DMと比較すると「コストは断然安価」です。

コストがかかるといっても、開封率の高さを加味すると十分な費用対効果が期待できます。


因みに送る通数によって単価も変化しますが、DMの場合一通あたり70円~90円に対し、SMSの場合15円程度で配信ができます。

この一通当たりの単価は、ECショップの会員に対するプロモーション用途等において、「コスト削減」という目的で大きな利用促進の動機付けになると考えられます。


・SMSの優位性その3:本人認証に適している

携帯・スマートフォンの電話番号は個人と結びついているため、認証には最適。そのため本人認証をする際はSMSが大変有効的です。

また、なりすましのリスクも少ないというメリットもあり、セキュリティ的にも安心です。


・SMSの優位性その4:開封率の高さが求められる局面で有効的

開封率の高さが特に重要視される局面とは、「決済通知」や「督促」、「緊急性の高いメッセージ」など、「即時見てもらいたい・または重要なメッセージ」を送るときです。


また、「業務連絡」にも最適です。

人材派遣・紹介会社がアルバイト・派遣スタッフに直近の「業務連絡」をしたいとします。

しかし、スタッフ一人ひとりのLINEの連絡先等のプライベートな連絡先や、個人のメールアドレスまで管理している会社は中々ありません。

そんな中、電話番号は最低限の連絡先として管理しているケースが多いです。


しかし、管理者側が、スタッフの電話番号を知っていても、繋がらないことは多々あります。


そんなときに、電話番号からSMSで通知メッセージ・リマインドを送れば、高確率でメッセージを届けられ、閲覧してもらえます。

これなら、スタッフ側も移動中で電話に出られないときや、電話にでるのが苦手な人でもメッセージを受け取るこが可能です。


また、大学などで、講習に来なかった生徒や重要な提出物が未提出の生徒に対して督促通知を行ったりするケースもあるようです。



このように「開封率の高さ」という利点を生かして、企業だけでなく、教育機関や自治体などからも、A2P-SMS配信サービスの需要は高まっています。






海外法人が日本のSMS配信市場に注目している?

SMS配信市場が成長する要因のひとつに、海外企業からの影響があります。


少しシステムチックな話になるので、これはあくまで補足的な情報ですが、海外・グローバル企業は日本のマーケットに注目をしています。


理由として、日本のマーケットは世界各国から見ても所得水準が高く、製品・顧客ボリュームも大きいとされています。加えて、製品・サービスの付加価値や流行にも関心が高い人が多く、魅力的な市場と評価されています。


それでは、なぜSMS配信市場が注目されているのかというと、日本のSMS配信サービスの「直収の品質の高さ」です。

直収とは、携帯キャリア(au、ドコモ、Softbank)との直接接続のことです。



SMS配信におけるキャリアとの直収(直接接続)の利点

直接接続していないSMS配信は、国際回線を通じての配信となります。この場合、キャリア側のスパム対策のフィルターに引っかかり易く、到達率が悪くなります。

直収接続であれば、各SMS配信プラットフォーム事業者が、送信前の許諾を取っているか、どのような用途で使うかなどの審査を厳しく行い、クリーンな環境を整えているため、フィルターにかかりにくくなり、到達率が向上します。


一般的に海外の場合、国際回線を利用して多種多様のSMSメッセージが大量に流通しています。

この中にはもちろんスパム扱いされるメッセージも多く含まれています。

一方、日本国内のSMSの環境はキャリアにより厳しく整備されており、比較的クリーンな状態で安心安全にSMSを利用できます。


海外の企業は日本の直収の品質と到達率の高さに注目しています。

api利用で日本のSMS配信サービスを利用すれば、不安定な国際回線を通じてSMSを配信するよりも、メッセージを高い確率で相手に送信できます。


これらのことからも、今後国内のSMS配信市場がより成長することが見込めます。




今後進化するSMS配信サービス

SMS配信はメリットばかりでなく、もちろんデメリットがあります。


それは主に、

 (1)文字数制限

 (2)リッチな配信ができない


(1)文字数

一般的にSMSといえば、70文字程度までしか送ることができないので、要点を最低限に絞らなければいけません。

そんな中、最近のA2P-SMS配信サービスは長文配信が可能で、600文字以上のメッセージ配信にも対応しています。


また、文字数を余計に割くリンクURLも短縮して記載する機能も搭載されているなど、文字数制限の課題は大分改善してきていると言えます。



(2)リッチな配信ができない

リッチな配信とは、テキスト以外に画像や、動画、音声、アニメーションを添えたメッセージ配信のことを言います。


わかりやすい例でいえば、最近の広告はリッチなメディアといえます。

文字と静止画だけの表現に留まらず、より多くの閲覧者の反応を得るため、動画広告やアニメーション、閲覧者の行動に応じたメッセージや広告配信をすることができます。


LINEやSNSもリッチ配信に対応しており、メールにおいても機能拡張を行えば、リッチ配信が可能です。

やはりテキストだけでは表現の幅が限られてしまうため、メッセージングツールとしては訴求力がイマイチです。


そんな中、メディアのニュースにも度々取り上げられていましたが、国内の3大キャリアが提携して「+メッセージ」という「次世代型SMS配信サービス」を提供するというニュースが話題になっています。


このような流れから、「SMSもいずれはリッチな配信ができる」ことが一般的になり、「表現の幅も大いに広がる」ことが予想されます。




SMS配信サービスを利用するうえでの大事なこと

まずは主要なメッセージングサービスの「大まかな特性」を理解しておくと良いです。


なぜなら、サービスを運用する側としては、新たなサービスが次々に登場する中、


 ・どのサービスを使ったアプローチが最適か?

 ・どのように発信をしていけばいいのか?


これらが見えなくなってしまいがちです。


この場合、まずは細部をみるのではなく、大きなくくりで「サービスごとの用途」を明確にして、可視化できるレベルにしておくとよいです。


そうすれば、あとは自社の情報発信の目的が、 認知拡大・ブランディングなのか?それとも売り上げ獲得なのか?

目的に応じて最適なチャネルを選定することができます。



次に大事なことが、顧客にメッセージを届ける上での、「自社の割いているリソースやコスト」、「それに対してのレスポンス率」などを把握することです。

分かり易い例でいえば、賃貸事業をメインとする不動産業者が、督促通知などを電話で行っているとします。

しかし、最近だと固定電話の利用率の低下や、電話対応に対する抵抗感なども強まる昨今、コールに対してのレスポンス効果は下がってきています。

また督促通知を郵送するとなれば、一通あたりの郵送コストもかかります。


それらに割く、労力やコストのリソースをまず正確に把握しておきましょう。


そうすれば、いざSMS配信サービスを利用しようか検討を始めたとき、現状のコスト感とレスポンス率とを比較して、DMとコール、SMSどちらの費用対効果が高いかがすぐにわかります。


このように、自社のコストとリソースを正確に理解していれば比較的早く、正確な結論をだすことができます。




SMS配信サービスの市場~まとめ~

法人が個人にSMSメッセージを配信するA2P-SMS配信サービスはまだ始まったばかりで、「黎明期の市場」といえます。


SMS配信のメッセージのメリットとして

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 ・到達率の高さ

 ・インストール不要で携帯・スマートフォンに標準搭載

 ・電話番号だけで送信可能

 ・本人認証、決済・督促通知、業務連絡など特定の用途での利便性が特に高い

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などがあります。


携帯電話・スマートフォンの電話番後と個人とは紐づいているため、SMSは「認証」との相性が良いて言えます。

また、開封率の高さから「決済通知・督促・業務連絡」といった「今すぐ、確実に見て欲しいメッセージ配信」で特に効力を発揮することが期待できます。

もちろんプロモーションやログイン認証などの用途でも応用ができます。


海外ではSMSメッセージの配信は一般的なものですが、日本もそれを後追いする形で普及していくことが望めます。


しかし、SMSは文字数制限や、画像や動画等を組み込んだリッチ配信ができないという大きな課題があります。

しかしこれも、現在事情がかわっていて、長文メッセージのSMS配信が可能となり、今後はリッチな配信もできるようになるとされています。


3大キャリアが提供する予定の「+メッセージ」も、長文対応でリッチ配信に対応できる次世代型SMS配信サービスとして、期待されます。

このことからもSMS配信市場の進化が見込めます。



今後メッセージ配信を行う担当者に大切な取り組みとして、 主要なメッセージングサービスごとの「特性と用途」をある程度理解しておくことが必用です。

また、自社のメッセージ配信に割いているリソース・コスト、そのレスポンス効果を可視化できるレベルで把握しておくべきです。


そうしておけば、メッセージ配信の手段として、新たなサービス・システムの導入を検討する際に、正確かつ迅速に結論を出すことができます。


今後SMS配信サービスの導入を検討される人は、まずはこれらのことから注意して取り組んでいくかとよいかと思います。

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阪急阪神東宝グループのユミルリンク株式会社は、10年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
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