HTMLメールの効果を知ろう(統計情報)

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【企業担当者が知っておきたいHTMLメールマガジン作成 第1回】

今回から第5回にわたって、「企業担当者が知っておきたいHTMLメールマガジン作成」についてお届けします。まず第1回は「HTMLメールの効果を知ろう」というテーマです。

メッセージアプリやソーシャルメディアの普及によって少し陰に身をひそめていたメールマーケティングですが、昨今のコンテンツマーケティングの盛り上がりと共に改めて注目が集まり始めていると感じます。今回はHTMLメールの効果を振り返るために、国内・海外のさまざまなデータをご紹介できればと思います。


企業からのお知らせを受け取る手段-Eメール vs その他

いま消費者は、どのような形で企業からお知らせを受け取っているのでしょうか?以下は2014年、574名、20~69歳の男女を対象にした調査データです。このデータからはEメールが現在も他メディアに対して、購買にもつながりやすい重要なメディアであることが確認できます。


Q. あなたは、企業やショッピングサイトから送られてくるお知らせをインターネット上でどのように受信していますか?(いくつでも)

企業からのお知らせを受け取る手段について
※引用元1


Q. メールマガジンがきっかけで商品を購入したことがありますか?(ひとつだけ)
※Facebook、Lineについても同様の質問を実施

メールマガジンがきっかけで商品を購入したことがあるか
※引用元1

ソーシャルメディアやメッセージアプリと比べても、Eメールが購入に影響していることが見て取れます。
また、少し古いデータですが、2012年末の時点のデータを見てみます。以下は2012年末、3096サンプル、15歳~69歳の男女を対象にマクロミル社が調査したデータです。こちらのデータも、ほぼ同じような結果を示していました。


企業や店舗からの情報への登録状況・企業や店舗からの情報の利用状況
※引用元2


メールマガジンは購入につながるきっかけとなるか?

他のチャネルに比べ、メールマガジンは効果がありそうなことはわかりましたが、どのぐらいの効果があるのでしょうか?以下は世界的に導入されているマーケティングプラットフォームのHubSpotとメールの表示検証・配信分析のツールのLitmusが共著した資料からのデータです。アンケートのサンプルは1000人超の英語言語を話す人で、2014年・2011年のデータがあります。

Eメール経由で何回商品を購入したことがあるか
※引用元3


メールから商品やサービスを購入する頻度は、「月1回未満」がおよそ50%、「月1回」がおよそ10%、「月1回より多い」が5%ということになっています。実際に買うかどうか、という点では上記の通りですが、購入につながるきっかけになるかという意味では以下のような調査結果もあります。


Q.あなたにとって商品購入や実際のお店に来店するきっかけとして、メールマガジンは有効なきっかけとなっていますか?【ショッピング関係のメールマガジンを受け取っている人】


メールから商品やサービスを購入する頻度
※引用元4


ショッピング関係のメールマガジンを取っている人にとっては、「きっかけになっている」と答えている人が67.7%となっています。実際購入はしなくても何かしら購入のきっかけになるという力があるようです。こちらはKOETOMOという東急電鉄が運営するアンケートサイトで2013年、8675人が回答した調査です。


メールマガジンの開封率・クリック率

国や情報元(配信システム)によってデータに幅があるので、あくまで感覚的な数値ですが、開封率はだいたい15~25%あたり、クリック率は3%あたりが多いかなという感じをうけます。以下はデータの一例です。業種ごとでわかるのが面白いです。


■イギリスの中小企業向けメール配信サービス『SIGN-UP.TO』(15億通のメールをもとに分析)

商品購入や実際のお店に来店するきっかけとして、メールマガジンは有効なきっかけとなっているか


■90億通をもとにしたEpsilon Email Marketing Research Centerのデータ

90億通をもとにしたEpsilon Email Marketing Research Centerのデータ
※引用元6


※ちなみに、他のデータだと、開封率はMailChimpで20%程度MailerMailerで11%程度HubSpotで28%程度という印象です。


HTMLメールとテキストメールの効果の差

メールマガジンには、主にHTMLメールとテキストメールの2つがありますが、ユーザーはどちらを好むのでしょうか?

90億通をもとにしたEpsilon Email Marketing Research Centerのデータ
※引用元3


こちらのデータからは60歳未満でははっきりとHTMLメールを好んでいる結果が出ています。HTMLメールはメーラーの関係で画像が表示されないケースなどもありますが、「HTMLメールのほうが効果が出ることが多い」(※引用元7)という企業もあります。中には、テキストメールに比べて最大10倍の購買率になったという記事もありました。


どのようなデバイスで見られているのか?

スマートフォンやタブレットの普及が進んだいま、企業が発信するメールマガジンもさまざまなデバイスで読まれるようになってきています。

どのようなデバイスで見られているのか
※引用元3


上記のデータでは、44歳以下の場合は、70%以上の人がスマートフォンでメールを閲覧しているという結果になっています。日本国内でも、HTMLメールの閲覧のうち65%がスマートフォンであるというレポートも出ています。


まとめ

こうしてデータを見ると、改めてメールマガジンが重要なチャネルであることがわかります。現在ではスマートフォンからメールを見ることも増えており、モバイルファーストのHTMLメールが今後求められるようになってきます。いま現時点ではHTMLメールのスマートフォン対応がまだの企業も多いですが、これからはどんどん増えていくでしょう。


参考文献・引用元

角谷仁
株式会社TAMの東京事務所でディレクターチームのマネージャーとして勤務。大規模案件のプロマネから小規模案件の運用までさまざまな案件を対応しています。現在はTAMのモバイルファースト戦略を推進すべく、各メディアからの情報発信中。あと最近の趣味は、船でマグロやGTを釣りに行くことです。外房のヒラマサにもはまっています。
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