生成AI・SNS時代におけるメールマガジン 登録ユーザーの動向調査【2025】
SNS×メルマガの連動で集客を上げる考え方をわかりやすく解説
- メルマガは辞めてSNSを運用する
- メルマガとSNSはどちらかを行えばいい?
マーケティング・販促活動において、上記のようなお考えの方も多いことでしょう。どちらも、情報発信できるツールであるなど、共通する点は多くあります。しかし、役割は大きく異なるため、それぞれの特徴を活かして共に施策を行っていくことが重要です。
今回はそんな、メルマガとSNS運用の違いや組み合わせ方について分かりやすく解説していきます。
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メルマガとSNSの違いとは?代替ではない?
メルマガとSNSの大きな違いは以下の通りで、代替できる手段ではありません。
- メルマガ・メールは、主に1対1でやり取りをするツール
- SNSは、多対多で交流するツール
メルマガは、企業が主体となり送りたい内容を送りたいタイミングで配信されます。配信方法によっては1人1人に対してカスタマイズされた情報を届けることが可能です。一方、SNSの投稿は基本的に誰でも見られることや、顧客も投稿することや、投稿を見られる双方向性のあるツールです。
そのため、企業から直接購買を促すにはメールが適しており、SNSは顧客とコミュニケーションを取りながら認知度向上やファン化を目指していくツールです。
メルマガは、信頼性が高い媒体
2025年に弊社が行った最新調査で、「商品購入やサービス利用を検討する際に、企業・ブランドの公式アカウント・Web媒体の中で、 最も信頼できると感じるものはどれですか? 」と全国の20歳以上の男女1,109名に対して調査を行ったところ以下の結果になりました。
媒体名 | 割合 |
---|---|
YouTube | 16.2% |
13.7% | |
X | 13.7% |
その他SNS | 4.8% |
メールマガジン | 16.3% |
SMS | 1.8% |
LINE | 3.2% |
その他 | 2.5% |
分からない、特にない | 27.8% |
メルマガは、1人のメーラーに直接情報を届けるツールです。近年では、Gmailガイドラインなど、なりすましメールを減らすための取り組みがされた結果、信頼度が向上している可能性があります。
そのため、ユーザーにとって有益であり重要な情報はメルマガで配信することが、効果的です。
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SNSは、多対多のツールであり、情報収集ツール化している
SNSの最大の特徴はシェア機能による「拡散力」です。投稿は多くの人に見られ、人気の投稿は多くの人にシェアされ届けることができます。そして、誰でも投稿ができることから「情報量」にも優れています。
その結果、今や情報検索のツールとして使われるようになっています。実際に、2025年の調査で「商品やサービスを探すとき、どのメディア・ツールで情報収集しますか? (複数回答可) n=1109」と質問したところ、以下の結果になりました。
媒体名 | 割合 |
---|---|
YouTube | 42.6% |
34.9% | |
X | 33.5% |
その他SNS | 13.7% |
メールマガジン | 24.0% |
LINE | 20.8% |
雑誌 | 13.8% |
生成AI | 8.7% |
Web検索 | 52.3% |
その他 | 0.7% |
分からない、特にない | 4.7% |
Web検索が一番でありながら、YouTubeやInstagram・Xも非常に高い率です。また、20~30代に絞ると、Web検索よりYouTubeやInstagramのほうが上回る結果になっています。
Webマーケティングの王道施策として「SEO」が有名ですが、生成AIも登場しているいま、顧客の行動は大きく変化しています。
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メルマガ×SNSの連動とは?
メルマガ×SNSの連動とは、メルマガで、購入に繋げて顧客化・常連化を目指し、情報提供します。そして、SNS運用することにより、顧客がSNS投稿しやすい状況を作ることです。
つまり、SNS運用を成功に導くために、信頼度の高いメルマガを活用するということです。
企業がSNS運用を行う上で目指すべき状況とは、投稿を頑張るのではなく、ユーザーが自社の商品・サービスに関わる投稿を継続的にしてもらうことです。
今や非常に多くの人がSNSアカウントを所有しており、一定数のフォロワーがいる総インフルエンサー時代になりつつあります。1人でも多くの人に投稿してもらうことで、そのフォロワーにリーチされ、また投稿が増えていけばどんどんリーチ数が増え、認知度向上に寄与します。
なぜ、メルマガ×SNSの連動が重要なのか
それは、生成AIやSNS台頭によって、顧客の行動が大きく変わろうとしているからです。SNSは上記で解説した通り、情報を収集するツールの一つとして定着しています。そして、生成AIの登場で、GoogleのAImodeやAIoverviewなどの登場によって、今までのSEO対策や検索広告などの状況が大きく変わろうとしています。またこのようにツールが増えたことによって、人々は消化できないほどの情報量になっています。そこで、代替案となり得るのがメルマガとSNSの連動です。
顧客に対して宣伝するプッシュ型のマーケティングから、顧客が顧客を呼ぶ仕組み型のマーケティングが重要になります。
メルマガ×SNSの具体的な施策とは?
ここからは、メルマガ×SNSの具体的な施策について解説していきます。
メルマガ・メールマーケティングで顧客化と情報提供
メルマガ×SNS連動におけるメルマガとは、厳密にはメールマーケティングを指しています。定期的に配信するメルマガや、顧客の年齢や住まい・好みなど属性を絞ったセグメント配信や、問合せ後などにあらかじめ決めたステップメールなどさまざまな配信手法があります。
メルマガで、SNSの投稿キャンペーンを告知する
メルマガを購読している人は、既に1度は自社商品・サービスを利用している顧客である可能性が高いでしょう。その方たちに、SNSの投稿キャンペーンのお知らせを送ることで投稿を促すことができます。
ポイントは、4つあります。
- 投稿しやすいようなハッシュタグを用意する
- どんな投稿をすればよいか分かるよう例を提示すること
- 賞を用意して、自社商品・サービスに関するものを賞品とする
- 投稿は、サービスサイトに掲載など投稿者にも企業にも良い活用をする
これらは投稿しやすいようにすることと、賞品を限定することで顧客になり得ない人の参加を防ぐことに繋がります。
SNSで情報発信しやすくするためのメルマガを配信する
メルマガ内で、商品・サービスの開発裏話や、関連するノウハウなど、より理解してもらうための情報提供を行います。これにより、情報を発信したいインフルエンサーなどが、SNSで投稿しやすくなります。
ここで定義するインフルエンサーとは、メディアに多く登場するようなトップインフルエンサーではなく、フォロワーが1000人規模などのナノ・マイクロインフルエンサーなどがターゲットです。
そもそも購入を促すためのメールマーケティングを行う
そもそも顧客になってもらわなければ、SNSの投稿には結びつき辛いでしょう。メルマガでクーポンやキャンペーンの配布など購入を促すことも大切ですが、ステップメールやセグメントメールなど、顧客の状況に応じて適した内容をメールで届けることも大切です。
SNSのアカウント運用とは?
ゴールは、顧客に投稿してもらう仕組みを作ることですが、そもそも自社のSNSアカウントも運用していくことも重要です。SNSの運用について解説します。
SNSは、コミュニケーションツールの場として運用する
SNSでは、あくまでプライベート空間で様々な人の投稿をみて楽しむ場です。企業の広告色が強い投稿は、避けられてしまいます。
そのため、企業のSNS運用は、投稿を通じて認知を増やし、コミュニケーションを経て自社の商品・サービスへの興味関心度を増やすことに注力しましょう。
特に自社の投稿では、商品・サービスに関連する情報や、より良く利用頂くための情報提供など、直接的に宣伝する投稿以外を主として行うと良いでしょう。有益な情報は、拡散されることやフォローの獲得に繋がります。
インフルエンサーも適切に活用する
当社にて調査し、2024年11月に公表した「SNSフォローやメルマガ登録の購買のきっかけにおける実態調査」にて「企業主体の投稿以外(ユーザーの口コミなど)で購入に至った方は、どんな人による投稿がきっかけで購入をしたか教えてください。 ※複数回答可」という質問を全国の20歳以上の男女1299人したところ以下の結果になりました。
芸能人の投稿 | 21.0% |
---|---|
インフルエンサー(企業提携)の投稿 | 36.8% |
インフルエンサーのオススメ | 34.0% |
一般の方の投稿 | 49.6% |
友人の投稿 | 10.9% |
その他 | 10.2% |
「一般の方の投稿」がありますが、これにはナノ・マイクロインフルエンサーも含まれていると考えられます。一般の方に近く、一定の影響力がある人に投稿してもらうことは、効果的と言えます。
当データの調査:メルマガ・SNSユーザー実態調査のダウンロードはこちらから
UGC活用して、商品・サービスサイトの効果向上
ユーザーに投稿してもらった商品・サービスに関する投稿は、サイトにも掲載して活用することをオススメします。例えばECサイトであれば、該当の商品ページに購入した人の投稿を掲載することで、リアルな声を届けることができるため、購買に繋がる可能性があります。
ただし、投稿を引用する場合には、投稿者から利用許諾を得るようにしましょう。
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