メルマガ登録フォームの設置方法とは?設置のメリットやツールについて
公開日:2018/02/15
更新日:2022/07/22
メルマガ配信をするためには、配信先である宛先を収集する用意をしておく必要があります。
メルマガ会員になりたい人ののメールアドレスを収集する方法として代表的なものが「登録フォーム」と「空メール」機能です。
登録フォームを活用するメリットは、ただ単に顧客情報収集やデータベース化だけではありません。
またメルマガ登録フォームとメルマガ配信システムを双方に活用することで効率的かつ効果を発揮することができます。
今回はこの登録フォームの活用方法とメリットについてご紹介していきます。
メルマガ登録フォームはなぜ必要?
メルマガを配信するにあたって情報コンテンツを届ける宛先、つまり相手のメールアドレスが最低限必須です。
メルマガ登録フォームにメールアドレスをはじめとした顧客の個人情報を入力してもらうことにより、データを蓄積させ顧客情報のデータベースとしてのみならず様々なマーケティング活用ができます。
さらにメールアドレス以外の個人情報が取得できていれば、セグメント配信が可能になるので、配信ターゲットとなる読者に興味のある情報を届けやすくなります。
2021年現在でも注目されている顧客に合わせたパーソナライズされた情報発信が可能となります。
例えば、個人が識別できるような情報(BtoBであれば会社名や役職名。BtoCであれば興味のあるサービス、行動エリア等)が揃っていると、より具体的かつ個人に寄り添った情報を届けることができるようになり、効果的なメールマーケティングに繋がります。
登録フォームの活用メリット
メルマガ登録フォームを設置することによって得られる4つのメリットをご紹介します。
①メルマガ会員の集客と情報収集が可能
オンライン上の登録フォームに、ユーザーがメールアドレス等の個人情報や必要事項を入力・登録してもらうことで、会員集客ができます。
ここでメルマガ配信システムを利用していると、登録情報はシステム上に顧客リストとして反映され、自動でデータベース化されます。
もちろん運用担当者側で1件ずつ顧客情報を登録することも可能ですが、手間がかかり非効率となります。またメルマガ運用者の手作業となると入力ミスなどのリスクも伴います。
そのためオンライン上の会員登録フォームに誘導し、必要事項をユーザー(読者)に入力してもらう方法が最も正確性の高い情報収集方法となります。
冒頭にメルマガ登録フォームとメルマガ配信システム双方を利用することで効果を発揮するとお伝えしましたが、このフォームとシステムをセットに連携することでヒューマンエラーによるリスク軽減と効率化が図れます。
メルマガ配信システムの機能や導入効果については、参考URLをチェックしてみてください。
【参考記事】これで解決!メルマガ配信システムの機能や導入方法を徹底紹介
■登録フォームの例
必要な個人情報を登録フォームで収集しておくことにより、メルマガ配信時に対象者を絞り込み、パーソナライズされた個人宛メッセージのようなコンテンツを配信することも出来ます。
このような配信対象に合わせたメールを配信するメールマーケティングがニューノーマルな営業手法としても注目されています。
【参考記事】メールマーケティングとは?2021年最新トレンドや事例を徹底解説
その他にもユーザー(読者)の誕生日を情報の1つとして取得することにより、それを起点日としバースデーメールを送ったり、定期的なステップメールを自動で配信したりすることで顧客との関係維持にも活用できます。
オンライン上の登録フォームへの誘導が難しいリアル店舗での告知やフェス、イベントの場合であれば、現地で配布する雑誌やパンフレット、ポスターなどの紙媒体に、スマートフォンや携帯などから読み込めるQRコードを記載することにより、誘導がスムーズになります。
1点だけ、気を付けていただきたいことがあります。
登録フォームで出来るだけ多くの情報を収集したいからといって、やたらと項目を増やし過ぎてしまうことです。
「メルマガ会員登録するだけなのに手間がかかる」と離脱されてしまうリスクが高まるため、必要最低限にとどめることをお勧めします。
②情報の更新時に手間がかからない
メールアドレスや住所など、メルマガ会員の属性情報変更にあわせ、本人が直接変更することができます。
メルマガ読者自身で変更手続きや退会申込を完結させることができるので、読者だけでなくメルマガ運用側、双方にとって不要な作業が軽減されることも大きなメリットと言えます。
このようにメルマガ会員登録・変更フォームを用いることで顧客管理が一元化でき、リスクが発生しづらくなります。
③配信デバイスに合わせた配信ができる
登録フォームを経由して会員登録をしてもらうと同時にユーザーエージェントを取得できるシステムもあります。
つまり、会員登録した読者がどの端末でメルマガを受信するのかを把握することが可能となります。
例えばモバイル端末で登録をしていたら、次回以降のメール配信時にはモバイルデバイス用のメールコンテンツ・レイアウトで配信することも出来るようになり、読者にとって読みやすいメール形式で届けることが出来ます。
ユーザーエージェントを取得する機能が無い場合は、登録フォーム上で、「パソコン」or「モバイル」どちらのメールコンテンツを受信したいかを選択させておく方法もあります。
④オプトインとオプトアウトの対応ができる
迷惑メールを規制するための法律規制でもあり、メルマガ配信を行う運用者側が必ず守らなければならない義務のオプトイン・オプトアウト。
オプトインは、配信されるメルマガがどのようなものであるか、読者であるメルマガ会員側に「事前に承諾を得る」ことです。
オプトアウトは、これまで購読していたメルマガの配信停止を希望する読者に対し「停止・解除」を行うことです。
両者ともに、登録フォーム上で必要事項を設けておくことで完結できますので、メルマガ運用者を煩わせることがありません。
補足:知識不要!ノーコードでおしゃれな登録フォームを
登録フォーム機能は、メール配信システムを提供しているベンダーであればオプションで利用できることが多いです。
「マイページ機能」と表記していたり、ベンダーによっては様々です。
また、有料のオプションである可能性も高いので事前に料金がどれくらいかかるか確認することをおすすめいたします。
Cuenote FCのマイページ機能は、無料で利用することができ、かつ機能がアップデートして、ノーコードでデザイン性の高い登録フォームが作れるようになりました。
メルマガ登録フォームはもちろん、昨今ウェビナー開催が活発になり、ウェビナー申込フォームにも活用ができます。
【あわせて読みたい】
ノーコードで作成できるフォーム機能とは?空メールの活用メリット
空メールは、メルマガ会員を収集する手段として導入されています。
空メールなら期間限定のキャンペーンでも活用ができます。
空メールの主な活用方法としては、スマートフォンなどのモバイル端末でとにかく手軽に会員を増やしたい場合やまずはメールアドレスを収集したい場合に適している機能です。
会員登録をする側からしても、指定された宛先にメールを送信するだけなので非常に簡単かつ負担がない事もメリットのひとつです。
集客した後の実際の利用用途として、プロモーションや災害・緊急時といった安否確認など、活用の幅も広いことが特徴です。
<活用例>
・緊急時用の情報発信
・キャンペーン応募
・イベント予約
・セミナー参加登録
・割引クーポンメール配信
一時的なキャンペーン終了以降、メールアドレス以外の個人情報を取得する場合は、あらためて登録フォームへ誘導し必要情報を収集するなど、段階に分けた活用もできます。
まとめ
メルマガ読者がどのような内容に興味を持っているのかを把握し、適切な内容を適切なタイミングで届けることで、メールマーケティングを効果的に導きます。もちろん個人情報に沿ったメールを送ったからといって全てが効果的とは限りませんので、効果測定を重ねPDCAを継続的に回すことも大切です。
このようにメルマガ配信を始める材料のひとつとしても、登録フォームを設ける事は、必須条件といっても良いでしょう。
これから配信システムの導入を検討している場合には、「メルマガ会員登録フォーム機能」がついているかをチェックしてみてください。
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数60億通・時間1,000万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。 ※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値