メール配信システムとAPIを連携するメリットや選び方を解説!
顧客が増えるほど、メルマガ配信や顧客管理の負担が大きくなります。特に、手作業で行っていた作業が増えると、残業の原因にもなりかねません。そこで役立つのがAPI連携可能なメール配信システムです。自社が管理しているデータを紐づけて、メール配信を自動化することが可能です。
今回は、メール配信システムとAPIの連携によるメリットや、システム選びのポイントについて解説します。
メールマーケティングを
Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動処理も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。メールマーケティング機能も豊富で、配信数上限はなく送り放題です!
メール配信システムのAPI連携機能を利用するメリット
メール配信システムにAPI連携機能を活用することで、CRMツール、CMS(コンテンツ管理システム)、ECシステムなど、さまざまなマーケティングツールや外部システムとの統合が可能になります。これにより、複数のシステムを連携させて、手動で行っていた作業を効率化できます。
なお、APIとは、異なるソフトウェア同士が情報をやり取りしたり、機能を連携させたりするための仕組みを指します。
特に、ECシステムや会員管理システムを使用している場合、顧客情報の自動同期やメール配信作業の自動化が実現できます。例えば、顧客の購入履歴に基づいて、自動的に適切なメールを送信する仕組みを構築することも可能です。
さらに、APIを活用することで、メールの配信状況や効果測定データ(クリック率や開封率など)を他のシステムと共有でき、アクセスログや購買データと組み合わせた高度な分析が行えます。この連携により、マーケティング施策の精度向上が期待できるでしょう。
API連携対応のメール配信システムの選び方
自社のシステムとメール配信システムをAPI連携させることで、メルマガ配信や顧客管理が効率化されます。しかし、システム同士の相性が悪いと正しくデータを引き継げない可能性があるため、注意が必要です。
スムーズに連携させるためのメール配信システムの選び方について、3つのポイントを解説します。
1|自社のシステムと相性が良いものを選ぶ
API連携対応のメール配信システムでも、既存のシステムとの相性が悪ければ、十分なパフォーマンスを発揮できません。
APIにはいくつかの種類があり、それぞれの種類によってシームレスな連携のしやすさが異なります。自社のシステム要件や連携先に応じて、適切なタイプを選びましょう。
なお、代表的なAPIは下記の通りです。
1.REST API(RESTful API)
REST API(RESTful API)は後述するWeb APIの一種で、現在最も一般的に使われているAPI形式です。シンプルかつ柔軟な構造であるため、多くのシステムで採用されています。他のシステムとの連携が容易で、多くのデータ形式(JSONやXMLなど)に対応しているため、シームレスな連携を求める場合に非常に適しています。
2. Web API
Web APIは、WebサーバーやWebブラウザを介して利用するAPI全般を指します。REST APIよりも広い範囲をカバーでき、多様なサービスやアプリケーションと連携する際に活用されることが多いです。
3. SOAP API
SOAP APIは、XML(マークアップ言語)を使ってデータをやり取りする方式です。厳格な通信規格に従うため、セキュリティやトランザクションが重要な企業システムで使われることがあります。ただし、REST APIに比べると設定や操作が複雑なため、シームレスさという観点では劣る場合があります。
2|トータルコストが予算内で収まるものを選ぶ
メール配信システムは長期的に使用することが多いため、コストが予算内に収まるかどうかを確認しましょう。
メール配信システムにはオンプレミス型とクラウド型がありますが、どちらを選ぶかによって費用のかかるタイミングや内訳が異なります。トータルコストを試算する際は、検討中のシステムがどちらに該当するかをチェックしておくことが重要です。
具体的には、オンプレミス型はサーバーの設置やソフトウェアのライセンス費用、インフラ構築費などが必要になるため、初期導入費が高くなりがちです。また、自社でメンテナンスやアップデートを行う必要があり、その分の運用コストも発生します。ただし、運用後のランニングコストは少ないため、長期的に見ればコストが安定する傾向があります。
一方、クラウド型は基本的に月額利用料でサービスを利用できるため、導入時のハードルが低いのが特徴です。また、月額利用料にメンテナンス費用やアップデート費用が含まれるため、予期しない追加費用が発生しにくいこともメリットです。ただし、毎月の利用料が発生するため、長期的に使用するとトータルコストが高くなる場合があります。
3|必要な機能があるものを選ぶ
メール配信システムを選ぶ際には、提供されている機能がニーズに合っているかを確認しましょう。
API連携時にメリットを実感しやすい機能の例には、シナリオ配信機能や配信レポート機能があげられます。シナリオ配信機能は、顧客の行動に応じて自動的にメールを配信する機能で、効率的な運用が可能です。また、配信レポート機能では、開封率やクリック率などを把握でき、メールのパフォーマンスを確認できます。
API連携対応のおすすめメール配信システム3選
最後に、API連携に対応したおすすめのメール配信システムを3つ紹介します。
メール配信システム比較10選!機能やサービス比較、目的別の選び方。
Cuenote FC
Cuenote FCは、月に76億通の配信実績と99.99%の稼働率を誇る、国内でもトップクラスのメール配信システムです。APIを使って顧客管理を自動化できるため、手間のかかる作業を大幅に削減できます。
独自の配信エンジンにより、迷惑メールやスパム判定を避け、顧客にしっかりとメールを届けられます。また、効果測定機能を使って配信結果を分析することができ、マーケティング戦略を立てやすくなっています。セグメント配信やHTMLメールエディタの機能も充実しており、幅広いニーズに応えられるシステムです。
セキュリティ面では、配信承認機能やログイン時の2段階認証など、安心して利用できる機能が揃っています。
料金 | 初期費用:30,000円~ 月額:5,000円~ |
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特徴 | 独自開発の配信エンジン、セグメント配信、HTMLメールエディタ、効果測定、99.99%稼働率、S/MIME付きメール、ワンタイムパスワード対応 |
ブラストメール
ブラストメールは、シンプルな設計で直感的に操作できるため、メール配信システムに慣れていない方でも簡単に使いこなせます。メール配信数に制限がないため、顧客数が増えても送り切れない心配がありません。
また、効果測定ツールで配信結果を簡単に確認でき、API連携を活用して自社システムと連携することが可能です。
料金 | 初期費用:10,000円~ 月額:4,000円〜 |
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特徴 | 直感的な操作、無制限の配信数、効果測定、無料API連携、電話やメールでのサポート付きプランあり |
アララ メッセージ
アララ メッセージは、API連携によって大量のメール配信や顧客管理を自動化できるシステムです。
さらに、メール本文をもとにAIが最適な件名を提案してくれる機能もあり、開封率の向上が期待できます。国内のサポートチームが備わっており、安心して運用を始められます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ 月額:9.500円~ |
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特徴 | API連携、150以上のHTMLメールテンプレート、AIによる件名提案、国内チームのサポート、効果測定機能 |
さいごに
API連携が可能なメール配信システムを導入することで、メルマガ運営が大幅に効率化でき、業務の負担が減ります。
導入の際は、長期間にわたって利用することが前提となるため、予算内に収まる料金プランを持ち、自社の業務に適した機能を持つサービスを選ぶことが大切です。システム選定にあたっては、機能の充実度や使いやすさ、安全性にも注目しましょう。
Cuenote FCは、第三者認定の安全な環境でAPI連携を活用したメール運用が可能なシステムです。業務効率を向上させつつ、安全な運用を確保したい担当者には、ぜひおすすめです。
Cuenote FCの機能や費用について、詳細は下記ページをご覧ください。