PWAとは?Webサイトをアプリ化する注目の技術

公開日:2024/12/13
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スマートフォンのアプリはプッシュ通知ができ、直接サービスを利用できるため非常に便利です。対して、今までのWebサイトはブラウザアプリを開き、検索やブックマークなどから該当のサイトを選択してようやく訪れることができます。

そこでWebサイトもスマートフォンのアプリようにできる技術として注目を集めているものが「PWA」です。当記事では、PWAについて技術者でなくとも理解できるよう、分かりやすく解説していきます。


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PWAとは?

プログレッシブウェブアプリの頭文字を取ったPWAは、Webサイトをスマートフォンのアプリのようにインストールすることができる技術のことです。つまり「Webサイトのアプリ化」と言える技術です。

Google PlayやApp Storeなどアプリストアからインストールするネイティブアプリと異なり、PWAはWebブラウザを通じてインストールします。Android・iOSにも対応している非常に便利な技術です。

Webサイトのアプリは、Webアプリ・PWAの2種類ある

Webサイトの仕組みをベースとしたアプリは、WebアプリとPWAの2つあります。それぞれ解説します。

特徴WebアプリPWA
インターネット接続必要オフラインでも使える
インストール必要なしインストール可能
表示速度Webサイトと同じ高速
ネイティブアプリの機能ほとんどないネイティブアプリに近い
通知機能なしプッシュ通知可能

Webアプリとは?

ブラウザで利用する時のGmail・SNSサービスやAmazonなどのショッピングサイトが該当します。通常のWebサイトと比べ、投稿や購入など双方向性のある「利用」ができるWebサイトです。
ユーザーは情報を読む・受け取るだけであったWebサイトから進化したサイトと言えます。ただし、インターネット接続が必要で、ブラウザ経由でアクセスするWebサイトです。

PWAは、Webアプリと何が違う?

PWAは、インターネット接続がなくとも利用することができることや、アプリのようにインストールして使用可能です。そして、スマートフォンのTOP画面などにプッシュ通知を出すことができることも特徴です。

PWAの仕組み

PWAは、HTML・CSS・JavaScriptといったWebサイトを構築する上で使用するプログラミング言語をベースに作成します。しかし、大きく異なる点は、Service Workerの登場です。Service Workerは、Webサイトの裏側で動かせるJavaScript環境です。これにより、オフラインでもPWAの利用が可能になります。

PWAで実現する4つメリット

アプリストアへの対応・申請が不要になる

Google Play やAppleストアと呼ばれるアプリストアに作成したアプリを掲載してもらうことは、非常に労力がかかります。そもそもGoogle playとAppleストアは推奨する開発言語が異なります。「クロスプラットフォーム開発」と呼ばれる開発手法もありますが、それぞれに対応するには一定の労力がかかります。

特にAppleストアでは厳しい審査があります。対して、PWAは審査などを経由しなくてよいため、開発側のリソースは大きく低減されます。

デバイスから直接自社サイトへ誘導できる

ブラウザ経由で自社サイトへ誘導しようとすると、ブラウザを開いたのちブックマークや検索など何かしらアクションを起こしてもらう必要があります。しかし、PWAの場合はホーム画面などにあるPWAのアイコンをタップするだけでサイトに誘導することができます。

ユーザーの手間を省けるだけでなく、アクセスするまでに表示される広告やオススメ記事の紹介などによる他のサイトに流れてしまうリスクも抑えることが期待できます。

Webサイトの表示速度が速くなる

Webサイトの表示速度は非常に重要です。遅いと閲覧される前にブラウザバックをされてしまう可能性があります。PWAの場合、キャッシュ機能により素早いページの読み込み速度を実現できます。

プッシュ通知を送ることができる

PWAの大きな特徴の1つに「プッシュ通知」を送ることができます。プッシュ通知とは、PCでは右下や右上に小さな四角いポップアップ形式で表示される通知のことです。SPでは、電話の着信やSNSでのメッセージの受信などで、ホーム画面にポップアップ形式ででる通知のことです。

プッシュ通知はアプリの利用に関係なく表示されるため、情報伝達などにおいて非常に効果の高い機能です。

PWAのデメリット

開発コストがかかる

ネイティブアプリよりはコストが下がりますが、Webサイトと比べるとコストが上がります。ただし、ホーム上に表示するアイコン画像の設定や、プッシュ通知の設定などによる程度のものです。

アプリストア経由でのマーケティングができない

AppleストアやGoogle Playストアなどは、アプリ内の検索順位を上げることや広告運用を行って、新たなユーザーを獲得することができます。PWAはストア対応が不要になる一方、ストア経由での新規顧客獲得ができないというデメリットがあります。

ただし、そもそもWebサイトはストア経由のマーケティング施策はできないことから、影響は大きくはないでしょう。

Webのプッシュ通知は一部PWA化が必要

Webのプッシュ通知は、基本的にブラウザ上で該当サイトの通知許可をすることで受け取ることができますが、iPhoneのみPWA化をしていないと受け取ることができません。

よって、スマートフォン向けにWebプッシュ通知を行いたい場合には、PWA対応が必要です。ただし、当社が提供している「Cuenote Push」などはお持ちのWebサイトに対して、アプリアイコン画像と簡単な内容の入力だけで、PWA化することができます。

さいごに

PWAは、まだまだ認知度が低く対応されていないケースがほとんどです。しかし、プッシュ通知ができるメリットや直でサイトにアクセスできる利便性から、徐々に広まっていく可能性があります。今後注目の技術です。

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この記事の著者

福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。
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