フィナンテック様

フィナンテック サムネール

適時開示情報など企業[IR/IPO]情報は鮮度が命

投資家やアナリストにとって、適時開示情報を始めとする企業のIR情報や新規上場企業(IPO)情報は、鮮度が高いほど良い情報として評価される。そのため、発信情報が集中する決算期のピーク時にも、即時性の高いメール配信の実現が求められた。

メール配信システム

導入決定のポイント

  • キャリア向け配信に対応

    キャリアの受信ブロックを解決し新機種や仕様変更にも細かく対応

  • 使いやすいインターフェイス

    不慣れな人でも分かりやすい管理画面はユーザーサポートに効率的

  • 大量の同時配信にも対応

    数百通種類のメールの同時配信にも対応できる配信スピード

  • APIによる業務の効率化

    で必要な情報のメール生成から配信までを完全自動化

情報をどこよりもいち早く届けるメール配信サービスを開始

総合IRコンサルティングファームの株式会社フィナンテックは、企業価値を上げるお手伝いをするコンサルティングサービスを基本に、企業のIR活動を支援する業務戦略、財務戦略、マーケティングの3本柱でサービスを提供している。 これからIPOを目指す未公開企業から、新興企業、東証一部上場企業まで、常時100社ほどのクライアントを抱える。

また、ウェブコンテンツを通じ、企業価値を多くの投資家に評価していただくことを目的に、情報を提供する「IRストリート」と主に新規公開株に関する情報のデータベース「東京IPO」の2つのIR情報サイトを運営している。

同社は、契約する企業が個人投資家や機関投資家に向け、的確にIR情報を提供できるポータルサイト「IRストリート」を1999年に立ち上げた。

サイトの内容は、企業が発表するニュースリリースに以外にも、投資家向けの会社説明会や決算説明会の動画やプレゼンテーション資料なども配信している。

メール会員になると、登録時に選択した銘柄(企業)に関する情報がパソコンまたは携帯電話宛てに即時配信される。 また、メールは英語にも対応しており、現在、国内外の投資家約2万人のメール会員を抱えている。

サービス要件である「即時性」を実現するシステムが必要に

ポータルサイトを開設した当時、同社ではオープンソースの電子メールサーバソフトウェアqmailを利用して、メールを配信していた。 当時のシステムは、大量のメールを一斉配信するような仕組みではないため、メールキューに大量のメールが溜まってくると、配信に時間がかかってしまうという問題を抱えていた。

そのため、企業からの情報開示が集中する“株式市場が閉まった後の15時~16時や決算期”ともなるとメール配信の規模も格段に増加すると言う。 同社システム部の担当者は、「IRという性質上、鮮度が高いほど良い情報として評価されます。個人を含め投資家やアナリストといった方々は、とくにその点に厳しいです」と語る。

運用のスペシャリストにも活用される「IRストリート」のサービス要件として、ピーク時においても即時性の高いメール配信の実現が求められていた。 その頃、携帯電話向けのメール会員から「メールが届いていない」という問い合わせが届くようになった。 システム部で配信ログを調査したところ、それらのメールはキャリア側で受信ブロックされていたことが判明した。

そこで2005年4月、配信スピードの改善と同時に受信ブロックの問題を解決するため、同社はメール配信システムの乗り換えを決定した。 「キャリアの新しい機種や仕様変更にも細かく対応していくには、ノウハウが必要だと感じました。 そこで、携帯電話向けにも大規模配信の実績を持っていたユミルリンクのメール配信システムCuenote FC(キューノートFC)を選びました」(システム部 担当者)。 導入後は配信サービスの即時性が強化されたことに満足を得る。

Cuenote FCでメールの生成と配信までを完全自動化

各社の適時開示情報やIR情報は、同社のポータル以外に提携するSBI証券のウェブサイトにも公開される。 Cuenote FCへインポートされたニュースリリースや適時開示情報は、サイトへ公開されるとともにメール文章が自動生成され、その銘柄の情報を必要とするメール会員へ配信されるといった仕組みになっている。 メールは、銘柄ごとにそれぞれ希望するメール会員に配信されるため、ピーク時で400~500種類もの配信規模になる。

Cuenote FCの導入により処理性能は向上し、このような膨大なメールの生成から配信までの高速化を実現した。 「導入から約3年の運用実績の中で、サーバーのダウンやメールが滞るといった事故もなく、快適に使っています」(システム部 担当者)。

稀に、受け手側の問題ではあるが、キャリア側でのドメインフィルターの外し忘れやスパムフィルター等の設定により、受け手にメールが届かないことがある。 こうしたユーザーからの問い合わせにも、管理画面からエラーや配信状況を素早く確認できるため、適切にサポート対応することができるようになったと言う。 「不慣れな人間でも配信ログが簡単に確認できるのがいいですね」と、同社の運用チームはユーザーからの問い合わせにも、サポート業務が効率化されたことを評価していると言う。

システム概要

実績を評価し「東京IPO」の新コンテンツにもCuenote FCを導入

同社は、「IRストリート」に加え、新規公開株に関する情報データベース「東京IPO」を2000年よりサービスを提供している。 さらに2005年の夏、東証の「TDnet」を通じて開示された、上場企業の適時開示情報を速報として、メールでお知らせする新たなコンテンツ「TactiX」を開始、有料メール会員へ配信している。

現在では、アナリストやプロの投資家の会員も増え、約7万人の会員を抱える。 同社は、「TactiX」サービスを立ち上げる際、即時性を実現するメール配信システムとして「IRストリート」で実績のあるCuenote FCを迷わず選択した。 さらに昨年、「TactiX」のリニューアルを図り、これまでの適時開示情報に加えて、大量保有報告書に関する情報を充実させた。

常に投資家のニーズを探り新たなコンテンツを拡充、会員数の増加を目指す

IPOした企業数は昨年2桁にまで減り、今年もさらに厳しい状態が予想される。 しかし、同社では投資の流れは変わらないとみて、時期が経てばまた株式市場・投資家も活気を呈するだろうと考えている。

「私たちの役目は、常に投資家のニーズを探り新たなコンテンツの拡充と会員増大を目指していくことです」(システム部 担当者)。

昔から企業のIR、IPO情報により株式相場は変動する。 素早くかつ確実に情報を届けるという要求に応え、情報を一つの商品として提供する同社のサービス基盤をメール配信システムCuenote FCが支えている。

フィナンテック
会社名
株式会社フィナンテック
代表取締役社長
甲斐 昌樹
設立日
1998年9月
所在地(本社)
東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル2階
事業内容
IRコンサルティング・投資情報サービス
「東京IPO」
http://www.tokyoipo.com/
「IRストリート」
http://www.irstreet.com/
資本金
1億4,850万円

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