1. アンケート作成で失敗しない 10のポイント(後編:設問)

アンケート作成で失敗しない 10のポイント(後編:設問)

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「アンケート作成で失敗しない 10のポイント(前編)」でもお伝えしましたが、アンケート施策とは回答を集計することがゴールではありません。集めた回答をきちんと分析してこそ正確な結果を知ることができ、その結果を活かすことが目的です。

後編では、質問や回答形式における適切な選択についてご紹介していきます。

6.思いついたまま質問しない

きちんと目的に沿った順序で並べましょう。
回答者側は、質問の文章を読むにもこちらが想像する以上に負担がかかります。アンケートに時間がかかるほど、回答者のストレスに繋がります。それに伴い適当な回答になってしまったり、アンケートの離脱リスクが高まります。

そのため質問の順は、回答者の経験に沿う順に並べたり項目をジャンル分けするなど、ある程度分類したりページを分けたり、小見出しを付けるなどして回答範囲を絞りましょう。


7.マトリックスを多用しない

質問や選択肢を繰り返すスペースを省略できて便利なマトリックス。しかしながら、やたら連立して利用してしまうと、適当な選択や偏った選択をされるリスクが高まる一面もあります。

どうしても利用される場合は、設問のランダムな項目に、「ここでは、一番左から2番目の選択しを選んでください」「この項目では4を選んでください」など、本当に質問を読んでいるのかを識別するための設問を入れます。これにより集計時に、適当な回答をしている(有効回答ではない)ユーザーを除外する目安とすることが可能です。

マトリックス利用時のアンケートサンプル


また、どうしても質問が続いてしまう場合は、ある程度の箇所で選択肢を再度表示させるようにしてください。

ラジオボタンやチェックボックスで選択させる形式の場合、回答を進める(ページ内で移動)うちにその選択肢が何だったのか見えなくなり、確認するためにスクロールなどで戻るという手間が発生するためです。



8.選択肢は最小限に

選択肢の数が多いと、回答側は自分に該当する項目を探すのに手間がかかり、ストレスに繋がります。

そのため、それぞれに適した選択方法を用意する必要があります。


 プルダウン・・・都道府県や西暦など、回答者側が予測できるもの。
 チェックボックス/ラジオボタン・・・せいぜい並べるのは10個まで。それより多くなる場合は、
                   五十音/アルファベット順、またはジャンル分けや小見出しを
                   設けるなど、確認すべき箇所を分類します。



9.複数選択させる場合は選択数を明記

質問の後、または選択肢の先頭に、いくつまで選択可能かを明記しておきましょう。

オンラインアンケートであれば選択数が不足している場合は次の画面に遷移できないなど、制限や条件を設けられる機能もありますので、利用しましょう。

 例:3つまで選択してください



10.目的のない自由回答欄を設けない

「○○について、思いついたことをご自由に記載してください。」
などのように回答者に記述させるタイプです。よく見かけますが、回答を収集する明確な目的がない場合には、お勧めしません。

自由回答の場合、記載された内容を人が目視で確認する必要があり、手間とコストがかかるだけでなく、回収結果を有効活用できている会社は多くないのが事実です。

回答者側にとっても、何を記載すべきか分からないために無駄な時間と負担がかかります。つまり、両者にとって無意味なアンケートになってしまいます。

自由回答を設ける場合は「何に対してどんな回答をしてほしいのか」、具体的に何を聞くべきかを明確にしておいてください。



まとめ

優先度の低い質問は、不要なストレスにつながるだけでなく、実施側も有効な回答を得られない場合があり良い事がありません。どうしても、あれもこれもと聞きたくなってしまいがちですが、思い切って質問を外す決断も必要です。

アンケートを作成していると見えづらくなりがちですが、「時間を割いて回答してもらう」こと、「回答することが手間」であることを念頭に、回答する側の気持ちになって質問を設計してみてください。

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