失敗事例から学ぶ!メール配信システム選びのよくある失敗とは
メルマガの文字数はどのぐらいが最適?調査データを元に解説
企業から配信されるメルマガは、短いものから長いものまであります。結局どの程度の長さが良いのか。調査データを踏まえて解説していきます。
メールマーケティングを

Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動処理も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。メールマーケティング機能も豊富で、配信数上限はなく送り放題です!
メルマガの文字数はどのぐらいが最適か
結論を述べると、200文字程度がオススメです。凡そ30秒から1分程度で読める分量です。理由は1つずつ深堀していきますが、以下の状況であるためです。
また箇条書きや改行を適切に使い、読みやすい状態での200文字程度をオススメします。この200文字とは、本文のことで配信停止や企業名などメールの下部に記載する情報などは省きます。
- 現代の人は忙しく、メルマガはほとんど読まれない
- 文章量が多い理由で、購読停止になる人も3割程度いる
- メルマガのみでは、サイト遷移以外の行動はできない
それぞれ解説していきます。
現代の人は忙しく、メルマガはほとんど読まれない
メルマガは基本的に企業からの広告です。さまざまなコンテンツであふれている今、じっくり読むという方はほとんどいません。実際に以下の調査結果があります。
当社が2022年に調査した「メールマガジン1通あたりの閲覧にかける平均時間はどのくらいですか? 」の質問を行ったところ以下の結果が出ました。※全国の20歳以上の男女1023人
閲覧時間 | 割合 |
---|---|
~10秒 | 10.9% |
~30秒 | 26.4% |
~1分 | 29.8% |
~3分 | 15.1% |
~5分 | 6.7% |
6分以上 | 6.7% |
覚えていない | 10.9% |
1分以上読むという方は、3割程度しかいません。1分以内で読める分量では200~300文字程度が限界です。30秒程度しか読まない層も多くいるため、200文字程度がよいでしょう。
参照:メールマガジン登録ユーザーの動向調査のダウンロードはこちらから
文章量が多い理由で、購読停止になる人も3割程度いる
メルマガの配信停止は、基本的に発生するもので過度に気にする必要はありません。なぜなら、企業からの情報を求めていない人に送っても双方負担が増えるだけだからです。
しかし、文章量が多い理由で停止されるのは、少しもったいないケースでしょう。実際に2025年5月に行った「メールマガジンを配信停止するのはどんなとき?」と全国の1109名に質問した結果の一部は以下の通りです。
ケース | 割合 |
---|---|
自分の興味がない情報ばかり届いたとき | 66.1% |
1通あたりの情報量が多く読み切れないとき | 30.7% |
登録した覚えがないメールマガジンが届いたとき | 42.2% |
配信頻度が多いと感じたとき | 41.1% |
表示崩れや誤字を見つけたとき | 18.7% |
誤配信があったとき | 11.9% |
参照:メールマガジン登録ユーザーの動向調査2025のダウンロードはこちらから
1通当たりの情報量が多く読み切れない時が3割あります。読み切れないという点は抽象的ですが、1つ目の調査結果を踏まえるとやはり30秒~1分程度で読み切れるレベルでないと読まれない可能性があります。
また6割以上になる「自分の興味がない情報ばかり届いた時」も注意が必要です。特に興味のない長文が送られると受信者には負担がかかります。読者のニーズに捉えることや、興味がない人が一定層いる場合にはセグメント配信などを行い、配信先を限定することもオススメします。
メルマガのみでは、サイト遷移以外の行動はできない
メルマガ、つまりメール単体では商品購入やお問合せ完了などの行動はできません。基本的にメールを開封してリンクをクリックする程度です。メルマガの効果を高めるためには、サイトに1人でも多く誘導することが肝心です。メール内ですべてを解説してしまうと、サイトに遷移する必要がなくなります。リンクをクリックしたくなるように興味を持たせることにフォーカスしたほうが良いでしょう。
そのためには、1ページ紹介に当たり、200文字程度が限度になります。
メルマガの作成者側から考える文字数について
基本的に読者視点で考えることが最優先ですが、文字数を200文字程度までにしたほうが良い理由は、作成者側からも考えられます。
配信頻度を維持していくためには、低労力が重要
メルマガは週1回など定期的に配信します。忙しい社会人にとって週1回でも高頻度で、メルマガ配信に追われる可能性もあります。1通1通時間をかけて長文を書いていると、かなり労力がかかります。
200文字程度であれば、それほど時間をかけずに執筆が可能でしょう。労力をかけないためにも、文字数は少なくしたほうが得策と言えます。
ネタ切れを防止するために、1メール1コンテンツにして文章量を減らす
メルマガで課題となるポイントとして「ネタ切れ」があります。長文にして1メール複数ページやコンテンツを用意すると、ネタ切れになりやすくなります。
そのため、1メール1コンテンツに収めると良いでしょう。結果的に文字数も増え辛くなります。
読みやすくするためのメルマガ文章の書き方
200文字だとしても、文章が詰まっている場合や読み辛いと、読まれなくなります。読まれやすくするためには以下を意識すると良いでしょう。
- 文章はひらがな7割、漢字2割、カタカナ1割にする
- なるべく箇条書きを使う「3つのポイント」「記事でわかること」などでまとめる
- スマートフォンで3行程度になったら、段落を開けて読みやすくする
最適な文章量はABテストで調査するのもアリ!
企業によっては文章量が多いほうが良いという場合も0ではないでしょう。もし、200文字では少なすぎる!という場合には、長文と短文のメールを作成し、ABテストしてみることもオススメします。
メール配信システム「Cuenote FC」は、ABテストもオプション費用なくご利用いただけます。ぜひお問合せください。
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