メールマーケティングのよくある間違い5つ
例えば、以下のような理由で顧客にメールを送っていませんか?メールマガジンの成功のポイントは、ユーザー視点で考えることです。しかし、いつのまにか自己や企業側の都合でメール運用を行ってしまいがちです。今回は、メール担当者がやってしまいがちな間違いをご紹介します。
・もっと売り上げが欲しいからメールの配信数を増やす。
・メールマガジンの定期配信をやめられずにとりあえず送っている。
・どういった人がメールを購読しているのかよくわからない。
1.ターゲットを見失っている
配信数は、多いほど良いと考える担当者がいます。膨大なリストに対してメール配信を行っていると、なんだか大きな仕事をした気がするからです。しかし厳しく聞こえるかもしれませんが、あなたが今月配信したメールの配信実績は、顧客にとってはどうでもよい数字なのです。
セグメント配信は、コンテンツマッチのための良い施策です。メールの内容に合わせて配信リストからターゲットグループを抽出し、その情報に関連性の高いと思われる顧客にだけメールを送ることができます。「数」よりも「質」を重視することで、メールを通じて顧客との関係維持を図ることができます。
2.インフォーマルすぎる
あまりに堅すぎる文章は、そっけない印象を受けます。メールマガジンは、ターゲットに合わせて文章のトーンを統一するのがポイントです。特に若年層に向けては、親近感をもってもらうために意図的に口語的な表現や記号を使うなどして、フレンドリーさを演出するのが良いと言われます。
しかし、全ての若年者が口語的でフレンドリーなメールを快く思うとは限りません。メールは、文章のトーンと同時にマナーも考慮する必要があります。送る前にどのような人がリストにいるか、年齢以外にもターゲットとなる層の人物像を考えてみてください。
3.わかりにくい内容
1つのメールに盛り込む内容が多すぎると、何が言いたいのか分かり難いメールになってしまいます。効果的なメールは、内容がシンプルなはずです。ポイントは、メールの目的を一つに絞って作成することです。上司や同僚にあれもこれも追加したいと言われたら、メールの目的を共有して、何を優先すべきか話し合ってください。
そして、「サンプルを申し込む」や「キャンペーンに参加する」など、効果につなげるためのコールトゥアクションはいつも明確にすべきです。
4.送りすぎる
「今月の売上をもっとアップしたい」や「キャンペーン参加者をもっと増やしたい」といったような、送る側の都合だけでメールを頻繁に送るのは良くありません。顧客にとってあまり重要ではないメールを立て続けに送っても、結局、開封されないままメールボックスに溜まっているか、ゴミ箱に捨てられてしまいます。
あまり頻度が多いと、顧客は息つく間もないうちに届くメールにうんざりしているかもしれません。しつこくして嫌われるよりは、少し時間を空けるほうが賢明です。
最適な頻度を見極めるのは簡単なことではありません。メールを送ったら、クリックや開封などのメール効果を検証する他にも、配信解除がどれだけされたかを把握しておきましょう。
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5.スマホに配慮していない
パソコン向けに送ったメールも、スマートフォンで閲覧されることを想定してください。近年のオンラインビジネスにおいて、スマホユーザーは無視できない存在となりました。HTMLメールの場合は、スマホでも適切に表示されるようシンプルなデザインテンプレートを用意しておくと便利です。
スマホの小さな画面は、長い文章を読むのに適しません。メールは、要点だけをシンプルに伝えて、詳細はサイトに誘導するようにしましょう。コールトゥアクションにつながるボタンは、親指でもクリックしやすいように大き目に作成しておくのがポイントです。
顧客目線であるべきはずが、いつの間にか自己や会社都合でメール運用を行ってしまっていることがあります。メール運用は、すぐに目立った効果が出ないこともあり、根気と信念が必要になります。今回ご紹介した5つの "よくある間違い" に当てはまることはないか、一度見直してみてください。
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