失敗事例から学ぶ!メール配信システム選びのよくある失敗とは
効果的なメルマガバナーとは?効率性も考えたポイントを紹介
メルマガバナーとは、メルマガに設置する「作成した画像のこと」を指します。主にメルマガの冒頭や、セクションの冒頭に設置することが一般的です。
忙しい現代人は、メルマガは読んでも大半が斜め読みです。そのため、一目で内容が分かるバナーが重要です。今回は、そんなメルマガバナーについて解説していきます。
メールマーケティングを

Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動処理も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。メールマーケティング機能も豊富で、配信数上限はなく送り放題です!
メルマガバナーがメルマガ効果を上げるためには重要である理由
メルマガバナーが重要である理由は、一目で情報をキャッチできるからです。
メルマガは、効果的な手法であるため、多くの企業にて活用されています。そのうえで、大半の人が読まず、読んでも斜め読みです。
実際に当社が2022年に調査した「メールマガジン1通当たりの閲覧にかける平均時間はどのくらいですか?」の調査を行ったところ下記の結果が出ました。
閲覧時間 | 割合 |
---|---|
~10秒 | 10.9% |
~30秒 | 26.4% |
~1分 | 29.8% |
~3分 | 15.1% |
~5分 | 6.7% |
6分以上 | 6.7% |
覚えていない | 10.9% |
35%つまり、3人に1名は30秒も読まないという結果が出ています。おおよそ150文字程度しか読まない可能性があります。ゆえに、一瞬で内容が分かるバナーが重要になります。
参照:メールマガジン登録ユーザーの動向調査のダウンロードはこちらから
メルマガバナーの最適な2つの設置場所
メルマガバナーの設置場所はおおよそ2つです。
- メルマガの冒頭部分
- セクションの冒頭
それぞれ、この後どのような内容が書かれているかを示すための画像です。CTAとなるボタンや、その他にはいわゆるリンクバナーとして画像を設置することは可能ですが、オススメしません。なぜなら、画像の枚数が増えるほど作成工数が増えること、そして画像が多すぎても読まれない可能性が高まるためです。継続的に配信するメルマガにおいては、1メール1コンテンツに加え、補足情報としてサブコンテンツがある程度が良いでしょう。
効果的なメルマガバナーを作成するためのポイント
メルマガの本文は読まれない前提で作成する
YouTubeなど、サムネで閲覧の有無を判断する媒体は増えてきています。メルマガにおいても、バナーだけでそれ以降の情報を読むか、あるいはリンクをクリックするかを判断される可能性は非常に高いです。
そのため、バナーだけある程度内容が完結するようにすると良いでしょう。例えば、メルマガのタイトルに当たる文言は記載することや、セミナーであれば開始時間や開催会場などを明記すること。セール情報であれば、該当となる商品画像や割引額などを記載するなどが考えられます。
スマートフォンでも文字が認識できるようにする
メルマガを配信するための「メール配信システム」はパソコンから操作することが多いでしょう。しかし、BtoCであれば多くの受信者はスマートフォンです。そのため、スマートフォンで閲覧しても快適に見えるように、バナー内に画像を設置する時は少し大きめの文字にすると良いでしょう。画像はおおよそ横幅640px程度がオススメです。
また、背景と文字はコントラスト比が多くなるよう反対色など、文字がより目立つ配色にしましょう。
メルマガ用に作り直さなくて良い設計にしておく
メルマガを配信するたびに、バナーを作成していると非常に手間がかかります。メルマガは確かに効果的で力を入れるべき施策ですが、週2回など送る回数が増えると、その分画像作成を行う必要が発生するため、他に行うべき施策ができなくなります。
そのため、メルマガで取り扱う可能性のあるコンテンツは、コンテンツ内であらかじめメルマガも想定したバナーを作成しておくと良いでしょう。当社であればブログ記事を紹介することも多く、当ブログバナーもメルマガ配信を想定しています。
バナーに記載する文字は、極力省く
メルマガバナーに記載する文字は、スマートフォンでも読みやすくする必要があることをお伝えしました。そのため、記載できる文字数は限られます。「てにをは」や同じ意味や同じ単語を2回使うことは避けて、簡潔にするようにしましょう。例えば以下のような例です。
- 【悪い例】メルマガのバナーを効果的に作成する方法
- 【良い例】メルマガバナー 効果的にするコツ
メルマガでは「作成」というKWは要らないかもしれません。また「メルマガ の バナー」の「の」は、なくても伝わります。このような細かい調整をすることでより短文で伝わる文章になります。
シズル感や感情に訴えるイメージを付ける
飲食のバナーの場合で、冬の食べ物なら湯気を追加する。夏であればひんやり感を出すために氷や水滴、また夏をイメージするデザインにするなど、「食べたい」と思わせるように工夫することが大切です。
同じようにBtoBなど無形商材においても、「確かにそうだ!」「知りたい!」など、共感を与えられるように工夫しましょう。
メルマガバナーを改善する方法
メルマガのバナーは1回送るとすぐには再利用できません。そのため、継続的な改善は難しい前提がありますが、ABテストを行うことをオススメします。
無形商材であれば、寒色・暖色のどちらが良いかなどをテストできます。BtoCであっても、文字数の量を変えることや、バナーに掲載する商品の傾向をテストすることができます。
例えば、バナーに掲載する商品で、「冬物キャンペーン」など幅広いものを扱うときには「入口商品」と呼ばれる、ユーザーが購入する時の心理的ハードルが小さいものを掲載するという方法もあります。
その反対に、高額だけど一番値引きのインパクトがある商品を載せるべきかもしれません。特定の商品でテストすると再現性は低いものの、大きなカテゴリに分けてテストすることで、次回のメルマガにも参考になります。
さいごに
メルマガのバナーは、非常に重要です。しかし、水物のように1回配信するとすぐには利用し辛く、定期的に配信するためには一定の労力が伴います。
そのため、力の入れ具合は非常に難しい所があります。なるべく低コストで最大効果となるようにテンプレート化など工夫するようにしましょう。
また当社が提供しているメール配信システム「Cuenote FC」は使いやすいHTMLエディター機能や、ABテスト機能など、効率的に改善できる機能がオプション費用なく利用できます。ご興味のある方はぜひお問合せください。
- 関連する記事