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メールマガジンの読者を飽きさせない!脱マンネリのヒント6選
定期的に配信するメールマガジン。送る側にとっては、長年の運用と慣れに伴い、いつの間にかルーティーンワーク化します。
長年の読者のなかには、「代わり映えのないメールで退屈」だと思っている方もいるかもしれません。
実はなんとなく感じ取ってはいながらも「どうしたら良いか分からない」とお悩みを抱えているメールマガジンの運用担当のかた、いらっしゃるのではないでしょうか?
BtoB向けもBtoC向けも、ちょっとしたひと手間を加えることで、いつもと違ったメールマガジンに変身します。
今回はメールマガジンの読者に、飽きさせないための脱マンネリヒントをご紹介します。
1.件名に絵文字を入れて差別化
開封されるかどうかにかかってくる件名。
メールアドレス向けに配信できる絵文字は、海外でも"emoji"として知られています。
日本ではまだあまり見受けられる機会は少ないようですが、最近だとAmazonの"サイバーマンデー"キャンペーンメルマガの件名で時計の絵文字が使われていました。
ずらっと並んだテキスト件名のなかで、ひときわ目につきやすい印象を与えることができます。
頻繁だとかえって効果が薄れてしまうリスクもありますので、キャンペーンやお得情報のお知らせの際に利用してみてはいかがでしょうか。
参照:世界のEmoji事情:米国での増加率は777%
2.件名をOne to One にしてみる
例えば宛先である個人ごとに、利用している製品やサービス、購入した商品名を入れてみます。
会員や読者は「自分に関連のある情報だ」と認識しますので、開封されやすくなります。
損保会社では実際に、件名内にお客様所有の車名を入れたことで、開封率が大幅にアップした成功例も報告されています。
参照:Cuenote FC導入事例 イーデザイン損保様
3.HTMLメールにしてみる
これまでの配信がTEXTメールが主流であれば、HTMLメールにするのもお勧めです。
読者側の印象が変わるだけでなく、表現の幅も格段に広がります。
HTMLメールは、いまだに「コーディング知識が必要そう」「面倒そう」などハードルが高いと思われがちです。
確かに一昔前はHTMLソースが詳しい人がHTMLメール用に組んで・・という0からの状態からスタートでしたので、「HTMLメール=作成が大変」というイメージがいまだに定着しているかもしれません。
実際にテキストメールで運用されていたご担当者のなかには、そういった考えをお持ちの方も少なくはないかと思います。
しかし最近のメール配信システムを提供するサービスの中には、HTMLの知識がなくても簡単にHTMLメールを作成できる機能が備わっている場合もあります。
操作画面上で画像をドラッグドロップするだけで好きな位置に挿入できたり、ボタンや装飾文字を入力したり、レイアウトも自由自在なエディター(機能URL)は、HTMLソースコードに抵抗のある担当者にとって心強い味方です。
また、HTMLメールテンプレートなど補足資料を公開している場合も多いので、それらを活用することで作成のハードルも、人件コストもぐんと下がります。
テキストのみの説明では伝わりづらい内容も、イメージ画像があることで認識違いを避けられることもメリットの一つです。
4.1メール1コンテンツにしてみる
コンテンツを絞る必要がありますが、施策上、可能であれば思い切って1コンテンツとしてみても。
海外のメルマガや国内の一部ハイブランドでは頻繁にみられるようになってきてはいますが、まだ国内では新鮮さを感じられる手法です。
また、訴求ポイントが一つのため、読者の興味の度合いが効果測定結果に顕著に表れます。純粋に興味を持っている購読者が誰なのか明確になるのです。
この結果を用いて次回以降、その情報に関連するものをもとに、より精度の高いセグメントをした情報提供につなげることができます。
コンテンツに対する読者のクリーニングも行えるうえ、遷移先も一つで済みますので、作成の手間を大幅に削減できます。
5.動く素材を採用してみる
HTMLメールであれば、GIFアニメーションや動画をメール内に含めて配信することも可能です。
GIFアニメーション表現では、画像を何枚か順番に表示させることで、パラパラ漫画のように画像が動いているように見せることができます。
参照:動くメルマガで訴求効果アップ!GIFアニメーションの活用
動画メールに関しては、BtoC向けでも見かけることが増えてきています。特に、静止画が一般的である印象が根付いているBtoB向けの読者にとっては真新しさを感じられるでしょう。
また現在、メール文書内に動画を簡単に組み込めるサービスもあり、以前より敷居が低くなっていますので手軽に取り入れることができます。
また、続きを閲覧したくなるような"ヒキ"を作るなど、動画ならではの特徴を利用することで、CTR向上も期待できます。
6.配信するタイミングを変化させてみる
例えば毎日通勤時間帯に配信していたのであれば、お昼休憩時間あたりに届くようずらしてみる。もしくは、売上上位のECサイトや人気のメールマガジンが配信されている時間を、あえて避ける。などです。
他の会社にとって効果がある時間帯は、場合によっては激戦区になるため埋もれてしまう可能性があります。
他社の配信傾向については、当社も公開していますがレポートなどで把握する事ができます。
一般的に効果的な時間帯として知られているタイミングを、あえて外してみることも一つの手かと思います。
参照:メルマガ調査レポート 2017年版【EC売上ランキング上位50】
まとめ
長年、一定の形式でのメールマガジン運用が定着していた場合、今回ご紹介したような手法を取り入れる事はご担当者によっては大きな決断に値するかもしれません。
もちろん読者にとってメリットのあるコンテンツを提供することが最善ですので、無理矢理テコ入れをする必要はありません。
ただ、より効果的に届ける方法を見出すためにも、マンネリ打開を兼ね今回のヒントを参考にABテストを用いたうえで、運用を見直すきっかけになれば幸いです。
キューノート エフシー
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