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メールマーケティングはツールの活用法がカギ|種類や活用手順を解説

公開日:2022/07/08  更新日:2023/05/10
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メールマーケティングはツールの活用法がカギ


メールマーケティングは、初めて取り組む企業にとっては未知の世界なため、使用すべきツールや活用方法などで悩むことも多いでしょう。

株式会社Nexalが実施した調査によると、メールマーケティングを行うにあたりメールの一斉送信や顧客分析機能に優れた「MAツール」を導入した上場企業は、2017年時点で約4.3%だったのに対し、2022年1月時点では約13%と5年間で約3倍にまで上昇したとのことです。今後も導入率が増加する可能性があるため、早めにメールマーケティングについて理解し、先手を取るとよいでしょう。

この記事ではメールマーケティングツールの概要や種類、MAツールとメール配信システムの違いやツールの活用方法について解説していきます。メールマーケティングツールを導入する上で、どのような目的で使うのかを明確にする必要があります。現在かかえている課題と導入によって解決できることを押さえた上で、ぜひ導入の参考にしてください。



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1. メールマーケティングツールとは?


メールマーケティングツールは、大量のメールを手間なく配信し、マーケティングを効率よく行うツールです。上手に使いこなせば、新規顧客の獲得やニーズの把握などの効果が期待できます。


1-1. メールマーケティングツールの種類


メールマーケティングツールには、以下の種類があります。


メール配信システム

  • メールの大量配信に特化したツール
  • 受信者へのメール到達率や開封率などがわかる機能がついている
  • メール内のURL先へどれくらい滞在したか?など本格的なマーケティング機能はついていないことがほとんど
  • 含まれている機能が最低限のため操作が簡単
  • 導入からメールマーケティング業務の定着までを短期間で完了させられる
  • 低コストで導入できる

  • MAツール

  • メールの大量配信とマーケティングに特化したツール
  • メール閲覧後の顧客の行動などがわかる機能がついている
  • 機能が多いため操作がやや複雑
  • 導入コストがやや高い

  • 一見、導入するなら機能が豊富なMAツールが望ましいように思えますが、機能が豊富である分操作が複雑になる可能性が高くなります。MAツールを導入するだけの費用対効果が見込め、かつ問題なく活用できそうであればMAツールがおすすめです。

    活用が難しそうな場合は、導入コストの低いメール配信システムでも十分効果が見込めるでしょう。


    1-2. 主なメールマーケティングの種類


    メールマーケティングツールを用いたメールマーケティングには、以下の種類があります。

    メールマガジン メールマガジン登録を行った顧客に対し、自社の製品紹介やキャンペーンに関するメールを一斉配信する。すべての顧客に同じ内容のメールを送る
    ステップメール 顧客に対し、あらかじめ決めたスケジュール通りにメールを配信する。お役立ち情報を適切なタイミングで少しずつメール送信することで、顧客の興味を引く
    ターゲティングメール 年齢・性別・職業・住所など、特定のターゲットに対してメールを送る方法。例えば20代の女性に対してのみ、化粧品のセール情報を送るなど(セグメントメールと呼ばれることもある)
    リターゲティングメール 特定のアクションを起こしたにもかかわらず商品の購入やサービスを利用しなかった顧客に対し、メールを送って興味を持ってもらう方法。例えば、あるページを訪れた顧客が特に商品を買わず、再度そのページを訪れた場合などに送る
    休眠発掘メール 商品の購入やサービスの利用から、一定期間アクションがなかった顧客に対し、再度メールを送って興味を持ってもらう方法

    最も有名かつポピュラーなメールマーケティング手法といえば、メールマガジンです。しかし、メールマーケティングで顧客を獲得するには、ターゲットの固定や送るスケジュールを変える、内容を対象に合わせてアレンジするなど、様々な手法を使い分ける必要があります。


    1-3. メールマーケティングは需要があるのか?


    昨今ではSNSで自由に情報を発信し、見たい人が見たいときに情報を閲覧できます。そのような状況で、なぜメールマーケティングに注目が集まっているのでしょうか?

    理由として、インターネットの利用目的にメールの送受信が多くを占めることが挙げられます。

    総務省が発表した「令和3年情報通信白書」によると、「インターネットの利用目的」に電子メールの送受信が最も多いことがわかりました。また、ある調査によると、メールマガジンの配信頻度を上げても、それほど購読解除率が上がっていないことがわかりました。それどころか、昼休みや朝の通勤時間など、ターゲットが気軽に読める時間を狙ってメールを配信すれば、クリック率や開封率が高くなる調査結果も出ています。


    2. MAツールとメール配信システムの違い【メールマーケティングツール】


    MAツールとメール配信システムの違いについて、具体的に見ていきます。双方の違いがはっきりわかれば、自社に導入するのはどちらが相応しいのか判断できます。


    2-1. MAツールとは?


    MAツールは、顧客の一元管理およびナーチャリング(育成)を自動化するツールです。年々導入率が増加しており、今後もMAツールを導入する企業の増加が予想されます。
    その理由は、MAツールにはメール閲覧後の顧客の動向やサイト内の滞在時間を探る機能があり、効率よく顧客のニーズを把握することが期待されているためです。MAツールのメリットや活用法は、後ほど詳しく解説します。


    2-1-1. MAツールで解決できること

    社内で抱える課題の中で、MAツールによる解決が期待できるのは、以下の点です。

  • 企業内コンテンツを訪れる顧客やユーザーの動向を探りたい
  • 見込み客情報リスト(リード情報)向けの営業活動を自動化したい
  • 顧客の動向において、複数の分岐を用いたデータ分析をしたい

  • 2-1-2. MAツールを導入した方がよいケース

    MAツールの特徴や解決が期待できる課題を踏まえ、以下に当てはまる企業はMAツールの導入をおすすめします。

  • マーケティング目的で貢献できるコンテンツをすでに持っている
  • 大量の見込み客リストを持っている
  • 個人情報保護のポリシー整備が整っている
  • 膨大な情報や分析データを集めるデータベースシステムが確立されている
  • MAツール運用を自社でまわせること

  • 2-2. メール配信システムとは?


    メール配信システムとは、メールを大量の宛先へ効率よく配信するツールです。

    通常のメールソフトならば、送信先の設定に手間がかかるうえ、サーバーに負荷がかかって送信に時間がかかります。しかし、メール配信ソフトは通常のメールソフトとは異なる仕組みのサーバーを用いるため、早く効率よくメール配信ができます。


    2-2-1. メール配信システムで解決できること

    メール配信システムを用いれば、以下の課題解決が期待できます。

  • 少額でメールマーケティングを始めたい
  • 複数の見込み客へ適切に確実にメールを届けたい
  • 見込み客を引き入れたい
  • 導入から実行およびメールマーケティングの見直しまでのサイクルを迅速に行いたい

  • 2-2-2. メール配信システムを導入した方がよいケース

    メール配信システムの特徴と解決が期待できる課題を踏まえ、以下に当てはまる企業はメール配信システムの導入がおすすめです。

  • ユーザー目線のコンテンツ作りをする技術を磨きたい
  • データを活用した改善スキルを極めたい
  • データ解析やデータをもとにした改善など、データを扱う社内文化を作りたい

  • 2-3. メール配信システムとMAツールの違いまとめ


    MAツールとメール配信システムの違いについて、改めて以下の表にまとめました。

      メール配信システム MAツール
    価格 低い 高い
    機能数 少ない 多い
    導入する主な目的
    • 少額でメールマーケティングを始めたい
    • 複数の見込み客へ適切に確実にメールを届けたい
    • 見込み客を引き入れたい
    • 導入から実行およびメールマーケティングの見直しまでのサイクルを迅速に行いたい
    • 企業内コンテンツを訪れる顧客やユーザーの動向を探りたい
    • 見込み客情報リスト(リード情報)向けの営業活動を自動化したい
    • 顧客の動向において、複数の分岐を用いたデータ分析をしたい

    MAツールは、確実に課題を解決し目的が達成できそうな場合に導入しなければ、費用対効果が低い投資になる可能性があります。また機能が多いため、その分操作が複雑でオペレーターが混乱したり操作に慣れるまでに時間がかかる可能性があります。


    3. メールマーケティングツールを効果的に活用するための5ステップ


    メールマーケティングツールは、導入してからが本番です。適切に活用する5つのステップをご紹介します。


    3-1. メールマーケティングの方針を定める


    メールマーケティングツールを導入する前に、メールマーケティングの方針について固めましょう。固めるべき方針とは、具体的には以下を指します。

  • メールマーケティングの目的
  • 達成したい目標
  • 企業として誰に何を伝えるのか?
  • 誰から送るのか?

  • 当然のように思うかもしれませんが、きちんと定めてメールマーケティングに携わる方同士で共有しておかなければ、メールマーケティング業務が惰性で終わってしまう可能性があります。


    3-2. メールマーケティングツールを選定する


    方針が定まったら、導入するメールマーケティングツールを選定します。選定基準として、以下を設けるとよいでしょう。


  • クラウド型かオンプレミス型か?
  • 金額
  • 使いやすさ
  • 便利な機能
  • メール配信システムの実績
  • 運営のサポート体制

  • クラウド型とはインターネット上で利用するソフトのことで、オンプレミス型とは環境と運用を自社で用意し利用するソフトのことです。パッケージ版もオンプレミス型に該当します。メールマーケティングツールは、主にこれら2つの方式で販売されていることが多いため、自社にとって使い勝手がよい方を選びましょう。


    3-3. 配信リストの作成と管理をおこなう


    メールの送信者リストの作成と管理を行います。送信者リストは、指名とメールアドレスを羅列するだけではなく、リストの顧客をカテゴリーごとに分類できるようタグのようなものをつけておきましょう。(例)住所、職業、年齢、性別などカテゴリー別に分けておけば、送信者リストの掲載人数が増えた際、マーケティングに活かしやすくなります。具体的には、年齢別におすすめの商品を紹介するメールマガジンを送信したり、最寄りの店舗におけるキャンペーン情報を送信したりできます。


    3-4. 関連する法律を把握する


    メールマーケティングにより顧客へアプローチする際は、必ず把握すべき法律があります。それは、以下2種類の法律です。

    個人情報保護法 個人情報を利用するときには目的を明確にしたうえで公表し、目的以外で使用してはならないことを定めた法律
    特定電子メール法 相手方の許可なく一方的に広告メールを送りつける等の行為を禁止することを定めた法律。メールの送信に対し、相手が同意した場合にのみ送信できる「オプトイン規制」が導入された

    これらの法律に違反した行為を行った場合、企業としての社会的信用を失うだけでなく、営業が続けられなくなったり多くの顧客離れにつながったりする恐れがあります。また、内容によっては広告表示や各種勧誘表記に関わる「景品表示法」や「特定商取引法」の遵守が求められるケースもあるため、関連法規は正しく把握しましょう。


    3-5. トラブル対応時のガイドラインを作る


    企業や施設によるメールの誤配信が後を断ちません。誤配信を防ぐ方法および誤配信によりトラブルが起きた時の対処法を記載した、ガイドラインを作成しましょう。


    ガイドラインに記載する内容の例として、以下が挙げられます。

  • 想定できるトラブル
  • トラブルを防止するには?
  • トラブルを起こしやすいシーンとは?
  • トラブル発生時の対応フロー

  • 4. 初めてのメールマーケティングなら「Cuenote FC」


    初めてメールマーケティングツールの導入を試みるなら、「Cnenote FC」がおすすめです。「Cuenote FC」は、メール配信システムを開発しているユミルリンク株式会社が提供する製品です。初めての導入に当製品が相応しい理由には、以下が挙げられます。


  • 効果測定機能などが追加料金なしで使用できる
  • 専門知識がなくてもHTMLメールの作成が標準機能で可能
  • 無料お試し版がある
  • 担当者による操作説明会など導入までのサポートが万全
  • 「シナリオメール」の自動送信が標準機能でできる数少ないシステム

  • 「Cuenote FC」は、基本料金内に含まれている機能が他のソフトに比べて豊富です。例えば開封・クリックカウントなどの効果測定機能は、多くのソフトではオプション仕様になっているため追加料金がかかります。利用したい機能が基本料金内に含まれていない場合、割高な投資になる可能性があります。

    しかし、あらかじめ基本料金に含まれている機能が豊富ならば、メールマーケティングの方法を試行錯誤できます。また、操作説明や導入する環境についてもサポートしてくれるため、初めてのメールマーケティング導入でも安心です。

    メール配信システム「Cuenote FC」について詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

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    5. まとめ


    昨今では、機能性や操作性に優れたメールマーケティングツールが販売されているため、これらを利用しない手はありません。

    主なメールマーケティングツールの種類には、MAツールやメール配信サービスがあります。MAツールは、メールの効率的な一斉配信の自動化だけでなく、顧客分析に優れた機能が備わっています。しかしMAツールはランニングコストがかかるため、初めてメールマーケティングに取り組むなら、まずは「メール配信システム」でコンテンツと見込み客の分析を行います。ある程度安定し、見込み客やコンテンツに訪れるユーザーが増えてきたところでMAツールを利用するのがおすすめです。

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    東証グロース上場のユミルリンク株式会社は、18年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
    メール以外にも、SMS配信サービスWEBアンケート・フォームシステムもクラウドサービスとして提供しています。

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