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GmailがS/MIMEに対応か?メールの暗号化がさらに加速
昨年からメールの暗号化を進めているGmailですが、今年も引き続き、暗号化の策を強化するかもしれません。
いくつかのニュースなどで、そうした動きが見られますので、紹介していきたいと思います。
Android 版 GmailでS/MIMEのサポートを追加する可能性がある
XDAよると「最新版のGmailアップデートのAPK(※)ファイルにS/MIME暗号化のサポートを示す文字列が存在した」との記事がありました。
原文:Hidden within the APK file of the latest Gmail update are a bunch of strings that clearly point to the inclusion of S/MIME encryption support.
出展元:XDA「Gmail v7.2 Prepares to Add Support for S/MIME Enhanced Encryption」
※APK(application package)
アプリケーションパッケージ(エーピーケイ )とは、Googleによって開発されたAndroid専用ソフトウェアパッケージのファイルフォーマットである。 JARファイルをベースとしたZIP形式で、アーカイブファイルの一種である。
あくまで、APKファイルの中にS/MIMEを示す文字列が存在したということですので、正式な発表ではありません。
しかし、TLS暗号化の対応やアイコンによるビジュアライズ化(各内容の詳細は下記の過去ブログをご参照ください)など、近年続くメールの暗号化対策の推進状況を考えると正式にS/MIMEに対応する日も近くに来ているのかもしれません。
[過去ブログ]
・TLS暗号化されていないメールに"赤い南京錠"のアイコンを表示
「どうする? Gmail対策」
・メールのプロフィールアイコンに"?"(はてなマーク)を表示
「Gmailの警告表示が拡張! メルマガのプロフィールアイコンを確認しよう」
・「G Suite」の機能強化で、「Enterprise」エディション向けGmailでS/MIME証明書の添付が可能に
「「G Suite」のGmailでS/MIME証明書添付が可能に」
メールを暗号化する「E2EMail」をオープンソースとして公開
さらに先日、Googleは、PGP暗号化したメールをやり取りするための「E2EMail」(Chromeのアプリケーション)をオープンソースとして公開しているとブログで発表しています。
これは、Chromeの拡張機能を利用し、GmailでOpenPGPを利用できるようになります。
つまり、メールをエンドツーエンドで暗号化することで、盗聴を防止するための手段になるということです。
昨年以降、Gmailでは、メールを暗号化するための取り組みを推進しており、メールが安全に使えるための取り組みや機能を提供してくれています。
日々、メールを使っている私たちからすると、より安全に使える環境が提供されるということは、安心して利用できるようになりますので、歓迎すべきことですね。
*「Gmail」および「G Suite」は、Google, Inc.の商標または登録商標です。
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