「LTV」向上におけるメルマガの役割とは?
マーケティング用語の中に、「LTV」という言葉があります。マーケティングに携わる人であれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
LTVとは「Life Time Value」の略称で、顧客生涯価値と訳されます。一人のユーザが企業と取引を始めてから終わるまでの間に、企業にとってどれだけの利益をもたらすかを算出したものです。様々な求め方がありますが、以下の計算式で求めることができます。
LTV = 顧客の年間取引額 × 収益率 × 顧客の継続年数
この計算式の要素からも分かる通り、いかにしてユーザの単価を伸ばすのか、いかにしてユーザに企業のファンになってもらうのか、ということが重要になってきます。そのため、一般的には顧客のロイヤリティー(企業に対する愛着)が高い企業ほど、LTVが高まりやすくなるとされています。
つまり、LTVは企業とユーザとの信頼関係が非常に重要となってくる数値といえるのです。
メルマガによるLTVの向上は可能
一方で、メールマガジンの配信はどのような役割を持っているでしょうか。
メルマガは、ユーザにとって有益な情報を企業側から発信することができる、唯一のプッシュ型のツールです。その配信の目的は、もちろんメルマガ経由の売上を伸ばすという広告営業の側面もありますが、大きな目的はユーザが企業のファンになるようにロイヤリティーを高めることにあります。
つまり、メルマガの配信を行うこと自体が、LTVの向上につながるのです。
自分にとって有益な情報を届けてくれる企業に対して、ユーザは好感を覚えます。そして、企業に対して好感を持てば、ユーザはまたその企業のサービスを利用したくなるもの。たとえEC目的ではないメルマガであっても、間接的にではありますがメルマガ配信はLTVの向上に役立つといえます。
メルマガによるLTV向上施策
それでは、メルマガでLTVを向上させるためにはどんなことをすればよいのでしょうか?
注目すべきは、メルマガのアクティブユーザの比率です。アクティブユーザとは、メルマガを受け取ってから、開封やクリックなどなにかしらのアクションを起こしたユーザのことをいいます。プッシュ型のツールとはいっても、メルマガの場合、開封してもらわなくてはその効果を発揮することはできません。そのため、メルマガに興味を持ち、読んでくれるユーザを増やすことが大切になってくるのです。
では、ユーザはどのようなメルマガであれば興味を持つのでしょうか?
それは繰り返しになりますが、自分にとって有益な情報が得られることです。そして、有益な情報はユーザ一人一人によって異なります。つまり、近年注目を集めているセグメント配信など、よりパーソナライズされたメルマガの配信が重要になってくるでしょう。
LTVの向上施策の一つとしてSNSがありますが、ユーザ固有のメールアドレスに配信するメルマガは、よりパーソナライズに特化した内容を配信することが可能です。この強みを存分に活かして、メルマガによるLTVの向上を行っていきましょう!
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