翻訳は...?配信システムは...? メルマガの海外展開で押さえておきたいポイント!
海外と気軽につながることができるインターネット。もちろん、メールも世界中に配信することができます。このインターネットの特性を活用して、越境ECなど新たな市場の開拓としてメールマガジンの海外展開を行う企業が近年増えてきています。 とはいえ、言語も文化も違う場所に住む人たちにメルマガ配信を行う場合、考えなければならないことがたくさんあります。今回は、そんなメルマガの海外配信について考えてみたいと思います。
海外展開前にここをチェック!海外配信で気をつけるポイント
インターネットの技術が進化するにつれ、海外配信に対応した翻訳ツールや、海外配信向けの配信ツールなど、様々な技術が発展してきています。しかし、それらのツールを利用できても、扱う側の理解が伴わなければ思わぬミスが発生してしまいます。まずは海外配信に向けて気をつけるべきポイントをしっかり把握することから始めましょう。
1.配信システムの選定
日本から海外にメールマガジンを配信する場合、海外ではメールマーケティング事情がどのようになっているかを完全に把握することは難しいもの。だからこそ、信頼できる配信システムを選ぶようにしましょう。
自社のメールサーバーなどを使ってメールを配信する場合、海外で未達メールが多く出てしまうと、バウンスメールが大量に返ってしまい、配信システムがダウンする可能性があります。こうなると通常業務にも支障が出てきてしまいます。
そのため、しっかりと独自のメールサーバーを持っていて、実績のある配信システムを選ぶようにしましょう。
2.翻訳チェック
海外配信を行う場合、現地語への翻訳は必要不可欠な作業になります。翻訳機能については様々なメール配信システムや、インターネット上などでツールが展開されていますが、どれもまだ確実なニュアンスを届けるためには心もとないのが実情です。
例えば、金額の表現が間違っていてチャンスを逃してしまうことや、原稿が直訳されたことで、海外では失礼な表現になってしまうなど、炎上の火種になってしまうこともあります。
チェックを行うひとつの過程として翻訳ツールを利用することはよいのですが、必ずそのあとに翻訳家やネイティブチェックなど、第三者による確認を行うようにしましょう。
3.現地の文化のチェック
海外展開を考えているのであれば、配信先となる国のメール文化についても把握しておかなければなりません。例えば、日本でビジネスメールを送るときは、現在でもテキストメールを主流とすることが多いですが、海外ではHTMLが主流とされています。
そうした海外への配信で、テキストメールを配信しても期待した反応は得られないでしょう。メールの形式はなにが主流なのか、配信頻度はどれくらいなのか、など基本的なメールマーケティングの文化は調べておくことをおすすめします。
4.文字コードの確認
基本的なところではありますが、文字コードについても確認が必要です。日本国内でのみメールを配信している企業では、日本語の文字列に適した「SHIFT_JIS」を利用しているところも多いのではないでしょうか。
しかし、海外宛てのメールを送るときは「SHIFT_JIS」のままでは、文字化けを起こしてしまうリスクが高まります。海外向けのメルマガを配信するのであれば、文字コードは海外でもポピュラーな「UTF-8」を用いるようにしましょう。
日本国内のメールにおいても「UTF-8」を用いることが増えてきていますので、海外展開を期に国内向けの文字コードを見直してみてもよいかもしれません。
このようにメールマガジンの海外展開を考える場合は、言語の翻訳はもちろん、配信システムやトレンドなど、様々な部分に気を配らなければなりません。準備不足でせっかくのビジネスチャンスを逃さぬよう、万全の準備を行った上で、海外展開を行いましょう。
キューノート エフシー
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