メール配信サービスのリプレイスするべき?しないべき?
2000年代前半から主流となってきたメールマガジン配信。
色々な企業にてメールマガジンの配信を始めたころは、メール配信サービスを提供する企業は今ほどなかったと思います。また、使える機能に関しても今ほど豊富ではありませんでした。
私は実際にメールマガジンを書いたりメール配信設定を行っていた担当者だったのですが、その頃はHTMLメールなんて一部の企業のみで送っているところがあったかという記憶です。
実際に私が配信していたメールマガジンもテキストメールオンリーでした。テキストメールなので、少しでも華やかにするためにその頃流行っていた記号を使っての顔文字を使ったりして工夫をしていました。
当時利用できた機能としては、データインポート、テキストメール設定、差し込み機能、クリックカウント、一斉配信、登録・退会フォーム位だったと思います。
データインポートも数万件取り込むのに数時間かかったり、一斉配信するのにも何時間もかかっていました。
年々メール配信サービスを提供する企業も増え、使える機能もとても増えたと思います。今では当たり前のHTMLメール、レコメンドメール、動画メール、ステップメールなど、便利な機能が増えました。
マーケティング担当としては、少しでも売り上げに繋げるためには色々な施策を打ちたいですし、購買に繋がるような魅力的なメールを送りたいものですよね。
何年も前に導入したメール配信システムでは利用できる機能が少ない為、せっかっくいい施策を考えてもそれを伝える手段がない・・・といった事はありませんか?
上記はあくまで一例ではありますが、その他にも課題が出た時にマーケティング担当もしくはシステム担当にてリプレイス検討という声がでるのではないでしょうか?
今回は、どのような時にみなさんがメール配信サービスのリプレイスを検討するのかをご紹介します。
現在のシステムでは機能が不足している
【HTMLメールが送れない】
一昔前のサービスだと、テキストメールしか送れない。もしくはHTMLソースを直書きしなくてはいけない。
テキストメールでも伝えたいことは伝えられますが、HTMLメールに比べるとインパクトは全くありません。ECサイトにてメルマガを配信する場合は、やはり見た目が大事。メールを開いた時のインパクトはとても大事です。また、HTMLメールは開封率も取れるので、マーケティング活動には欠かせないものとなります。
【会員数(配信リスト)の件数が増加した】
導入当初はまだ配信の規模も多くなかったため、そこまでお金をかけずに~と手軽な配信サービスを導入したものの、数年の間で会員数が増加し現在のサービスではデータ取り込み(インポート)時に時間がかかる。その為、運用担当もインポートが終わるまでの時間拘束されてしまう。
また、件数が多くなったため、Excelファイル等でデータが扱えないといった事もあります。
実際に私もこのような経験をし、これもリプレイスの一要因ではありました。リプレイスの結果、これまで半日以上かかっていたデータインポートは数分レベルに短縮され、時間にも拘束されなくなりました。
【セグメント配信ができない】
メルマガ配信を開始した当時は一斉配信で満足していたが、サイトも充実し会員数も増え、マーケティング手法も変化し取得する情報(性別、年齢、地域、購入商品等)も増えた為、カテゴリーを絞り込んでそのターゲットにあったメール配信をしたいということがあります。
【効果測定ができない】
クリックカウントは取れるけど、開封率が取れない、もしくはこの機能は両方ともついてないといった事もあります。 時間をかけてコンテンツ作成をして送ったのに、送りっぱなしではもったいないです。しっかりと効果測定は行いたいですよね。
【システム連携ができない】
・毎回配信データを手動でインポートするのが大変。
・オペレーションに時間を取られてしまう。
・データ取り込みは手作業になるため操作ミスが起きる可能性がある。
このようなことを回避するためにシステム連携を行って自動化にしたい。新しく導入したDBと顧客情報を連携させたいが連携機能がない為できない。
配信性能・セキュリティ
【配信に時間がかかる(配信速度が遅い)】
数年の間で会員数が増加したため、現在のサービスでは思うような配信スピードが出せなくなってきている。 思うような配信スピードが出せないというのは、ECサイト系であれば致命的。セール情報等、即時性を問われるメール配信では配信速度は重要になってきます。
【セキュリティー面に不安がある】
自社環境にてサービスを管理するのではなく、サービス提供元のサーバーにて個人情報を置いている場合は特に気になる部分です。
情報漏洩などは起きないか?対策はしっかりと取れいるのかは心配になります。
・プライバシーマークは取得しているのか?
・ISMSは取得しているのか?
・第三者認証を行っているのか?
等、気になるところです。
金融機関では特にセキュリティーに関しては厳しいかと思います。クラウド環境はNG。自社サーバーへのインストールができるオンプレミス版のみOKといった事もあります。
【到達率が悪い】
この部分に関しては、一概に配信性能が悪いとは言えませんが、検討の一要因にはなる場合もあります。
機能面にもかかわってきますが、エラー分析・管理がしっかりとしていないシステムですと、配信後のエラーの確認が取れないため次回以降の配信でもエラーとなってしまい、ますます到達率が悪くなってしまいます。
【費用面で不満がある】
リプレイス検討時に必ず出てくる問題として、コスト面があると思います。
導入当初は会員数も多くなかった為、通数課金タイプのサービスを導入したが、導入当初より大幅に会員数が増えたため通数課金であると毎月のコストが高くなってしまう。
会員数と月間配信数によって、通数課金タイプがいいのかユニークアドレス数タイプがいいか見直しが必要になります。
さいごに
企業によって組織の体制が異なると思います。
例えば、情報システム担当者(アプリケーション、サーバー回り担当)、システム運用担当者(メール配信設定等)、マーケティング担当者(施策、コンテンツ作成)。
各担当毎でシステムに対しての視点が違ってくるため、リプレイスを検討しようといった視点も変わってくるかとは思います。
例えば、情報システム担当者、システム運用担当者であれば、配信性能やセキュリティを重視して考えるかと思います。マーケティング担当であれば少しでも効果を出して売り上げに繋げたいでしょうから、機能面部分を重視されるかと思います。
※上記には上げていませんでしたが、マーケティング担当の一番のお悩みは「いいコンテンツを作る」、「興味を持ってもらえるコンテンツを作る」にはどうしたらいいのか?が一番のお悩みになるのではないでしょうか?
こちらもご参考にしてみて下さい。
参照①:メール配信でメールマーケティングの効果を上げるポイントとは
参照②:【メール配信のツボ8】マンネリ化したメルマガにオススメの即効性プチ改善策
参照③:メールマガジンの読者を飽きさせない!脱マンネリのヒント6選
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・時間700万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。
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