メール配信サービスの乗り換え・リプレイスはするべき?しないべき?
メールマーケティングを行う上で、必須のツールと言えるのが「メール配信システム」です。さらに効果や効率を上げるために、乗り換えを検討されているケースも多いでしょう。
乗り換えを考える要因を元に、本当に乗り換えるべきか、考えるべきポイントを紹介します。
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メール配信システムの乗り換えを検討するポイント
配信頻度や量が変わった時
メルマガの配信頻度を増やしたり、ステップメールなど、さまざまなメールマーケティングの手法を試すため、月当たりの配信数に変化があった時。また、送信先の件数が大きく増減した時には、乗り換えを検討すべきタイミングかもしれません。
特に配信頻度が高い場合では、送信するアドレス件数に応じた料金型のメール配信システムにすることで、安心して送ることができるようになります。
反対に配信頻度が著しく少なくなった場合には、従量課金型もオススメです。
到達率が急激に悪くなって戻らない時
年々、迷惑メールを少なくするために各メーラーは対策を講じています。2024年にはGmailにて新しい送信者ガイドラインが発表され、SPF・DKIMなどなりすまし防止の認証対応をすることや、迷惑メール報告される率を0.3%以下に抑えなければならないなど、ルールが厳しくなっています。
メール文面の不備など、送信する側による要因もありますが、メール配信システムそのものが、正しく対応できていない場合もあります。
到達率が急激に悪化したのち、改善の傾向がみられなければ乗り換えを検討するタイミングでしょう。ただし、一時的な悪化の可能性もあるため、まずは要因をしっかり分析しましょう。
配信速度に課題があらわれた時
一斉送信するメールの数が増えるほど、メールの到達には時間がかかります。例えば20万人に送信するメルマガでは、送りきるまでに1時間かかる場合があります。先行予約や、売り切れ次第終了のキャンペーンに伴うメルマガの場合、遅延が大きいと最後に届く人たちは購入することができなくなるかもしれません。
配信時間を改善する場合、まずは利用しているサービスでもっと配信速度を上げられないか相談したのち、課題が残るようであればより速いサービスを検討すると良いでしょう。
シナリオメールなど行いたい機能がない
メルマガの運用が定着してくると、最初は必要としていなかった欲しい機能が増えていきます。特に、セグメントメール・シナリオメール・フォローメールなど代表的なメールマーケティングの手法は、できないサービスやオプション費用になるケースがあります。
会社のセキュリティレベルが上がった時
近年、個人情報流出の例は非常に増えています。メール配信システムは、メールアドレスなどの情報を多く含んでいることや、誤送信をしてしまうと影響が大きいことから、特にセキュリティ面に気を付ける必要があります。
PマークやISMSを取得しているメール配信システム提供企業は多いものの、当たり前になりつつあるログイン時の2段階認証に未対応であることや、配信時の承認機能がないなど、セキュリティレベルの対応が遅い場合には、乗り換えを検討してもよいでしょう。
乗り換えを待っても良いケースとは?
クリック率が上がらない・開封率が上がらないなど効果が低いケース
クリック率や開封率は、メール配信システム自体の影響はほぼありません。送信しているメルマガの改善が必要です。またコンバージョン率に関しては、メール内容の要因が大きいものの、シナリオメールやWebトラッキング機能など、メール配信システムの機能を駆使して改善することができるかもしれません。
送信情報の集計がし辛いケース
メール配信システムは、送信結果を見やすくするために各社工夫しています。なかには見辛いものや、非常に見やすいものまであります。
ただし、開封結果がcsv形式などでDLできれば、Excelなどで自由に加工ができます。
配信性能や結果に満足している場合には、乗り換えを待っても良いでしょう。
管理画面が使いづらいケース
メール配信システムは、提供企業によって使い方は大きく変わります。「使いづらい」の内容によりますが、明らかな不具合などであれば、改善される可能性が高いでしょう。また感覚的な使いづらさは、乗り換えることで必ず解消するものではありません。
前項と同じく、配信性能に問題がなければ、乗り換えを待っても良いでしょう。
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