メルマガの最適な配信頻度は?独自調査を元に解説します。
メルマガ配信で悩むポイントの1つに「配信頻度」が挙げられます。
どの企業も最適な配信頻度を求めていますが、「頻度は〇回が良い」のような明確な答えは残念ながらありません。そこで当記事では、当社で行った独自調査を元に、最適な頻度を見つけるためのヒントを解説していきます。
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メルマガの最適な配信頻度とは
メルマガの最適な配信頻度は、〇回というものはないものの、考え方ならあります。
顧客がマイナスの感情にならないギリギリの配信頻度でおくること
少なすぎては機会損失が生まれます。多すぎてはマイナスの影響があります。最適な配信頻度を見つける上で考えるべき3つの視点を解説します。
配信頻度が多いほうが売上につながる可能性がある
1回のメルマガの開封率は平均して20%程度です。半分以上の多数が開封しません。その理由の中には、タイトルに興味をひかれなかったことや、読み飛ばしてしまった・読む時間がないなどのケースもあります。
メルマガの配信頻度を増やすことで、より多くの人に多くメールを開封してもらうことで売上につなげる機会が高まります。そのため、配信頻度はできる範囲で増やしたほうが良いでしょう。
頻度が多いとブランドイメージが下がる
1つ目の理由とは対照的に配信頻度が多いとマイナスの影響を与える場合もあります。なぜなら、メルマガは企業から顧客に対してプッシュ型でメッセージを送る手法です。それゆえ、顧客が望んでいない情報を多々送りつけてしまうと迷惑に感じてしまいます。ブランドイメージが低下し、顧客の離反にもつながります。
マイナスの感情は、口コミなどでも広がりやすいため、送り過ぎには気を付けましょう。
Gmail送信者ガイドラインに準拠しなければならない
2024年2月以降は、Gmail宛てに送るメールのうち迷惑メール報告・フォルダに移動される率を0.3%未満に抑える必要があります。超えてしまうとGmailに対し正しくメールを送ることができなくなります。
配信頻度が増えすぎることで読者が迷惑と感じてしまい、購読解除ではなく迷惑メール報告されてしまうと0.3%を簡単に超えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
独自調査からみる適切な配信頻度とは?
ユーザー視点ではどの程度の配信頻度が良いのか、そしてECサイトTOP50はどの程度の頻度で送っているのか調査結果を元に解説していきます。
ユーザー調査から見える配信頻度
2024年に行った全国の男女1,138人に対して「同じ企業からのメールマガジンで、配信頻度が多いと感じるのはどのぐらいですか?」という調査を行いました。
結果としては、1日2~3通だと迷惑に感じる人が最多の33.8%でした。そして、1日1通程度までなら迷惑と感じない割合は、49.7%と半分程度の割合でいます。
頻度 | 割合 |
---|---|
1日4通以上 | 15.9% |
1日2~3通以上 | 33.8% |
1日1通以上 | 25.5% |
週2~3通以上 | 13.8% |
週1通以上 | 4.6% |
月2~3通以上 | 1.9% |
月1通 | 0.9% |
月1通未満 | 0.2% |
分からない、特にない | 3.4% |
業種業態によって差はあるものの、比較的多くのメルマガを送ってもマイナスにはなりにくいようです。
ECサイトTOP50の約3割は1日1通以上!
2023年7月に調査したEC売上TOP50社のメルマガ配信状況では、1日1通以上送っている企業は33.3%と、3社に1社でした。
業界別の1日の平均配信数では、雑貨屋・アパレルといった商品数が多いBtoCにおいては1日1通以上送っているケースが多い結果になりました。一方、家電など購入頻度がそれほど高くない業界では1日1通以上送っている企業は少ない結果となりました。
雑貨 | 1.8通 |
---|---|
アパレル | 1.4通 |
カメラ・時計 | 1.0通 |
ゲーム | 0.9通 |
オフィス用品 | 0.8通 |
総合 | 0.6通 |
PC | 0.5通 |
家電 | 0.4通 |
化粧品・健康食品 | 0.3通 |
日用品 | 0.2通 |
工具 | 0.1通 |
中古車 | 0.0通 |
結局配信頻度はどれが正しいのか
オススメは、週〇回と決めることよりも、読者にとって有益なメルマガを送ることができる分に合わせた頻度が最適です。
例えば、紙の新聞は印刷物を朝刊・夕刊と2回配達しています。最近では減少傾向にあるようですが、月数千円を支払っても1日2回の読み物コンテンツを受け取っています。なぜなら、購読者にとっては有益なコンテンツであり、生活の一部になっているからでしょう。一方、多くとも1か月に1回程度のDMなどのチラシは無料で届くのにも関わらず、「投函不要」とわざわざ玄関に張り紙を貼っているご家庭は多くあります。
つまり、受信者にとって迷惑と感じるかの有無は、頻度ではなく中身です。改めて読者にとって有益なコンテンツがどれだけあって、どの頻度で送れば継続していけるのか考えてみましょう。
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