スロットリングとは?メルマガ配信で遅延が起きた時の原因と対策
メルマガ配信スタンドとは?選び方とオススメサービスを紹介
大量のメールを送る「メルマガ」は、誤送信を防止することや大量のメールを配信できる性能、またメルマガ購読者の管理などを行うにあたり、専用ツールが必要です。
そのツールが「メルマガ配信スタンド」です。一般的には「メール配信システム」と呼ばれます。
今回は「メルマガ配信スタンド」について解説していきます。より詳しい内容は下記に解説しています。

メール配信システム比較!機能やサービス比較、目的別の選び方。
メールマーケティングを

Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動処理も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。メールマーケティング機能も豊富で、配信数上限はなく送り放題です!
メルマガ配信スタンドとは?
メルマガ配信スタンドとは、大量のメールを高速・確実に送ることのできる専用ツールです。「メール配信システム」「メール送信ツール」「メルマガ配信サービス」などいろんな呼び方で呼ばれますが、どれも同じサービスを指します。
OutlookやGamailなどのメーラーでは、1日に送信できる上限が決まっているなどから、メルマガ配信には適していません。そこで、「メルマガ配信スタンド」が必要になります。
そもそもメルマガは効果あるの?
メルマガは、購入や登録など一度接点があった顧客に対して送ることのできる、独自性の高いマーケティング手法です。再購入や購入を迷っている人に対する後追いなど、購買行動につなげやすい性質があるため、費用対効果の高い施策です。
メールマガジンに関する調査でも高い結果に!
2023年、当社が全国の20歳以上の男女1089人に調査した「メールマガジンおよびLINE公式アカウント登録ユーザーの動向調査」では、以下のような結果が出ています。
質問:「メッセージをきっかけに取った行動はありますか?(複数回答可)」
メール | LINE | |
---|---|---|
気になった商品やサービスをWebで購入・申し込みする | 45.7% | 35.1% |
Webでクーポンを利用する | 48.6% | 45.7% |
店舗でクーポンを利用する | 34.4% | 35.3% |
メルマガを見てWebで購入・申し込みをするすると答えた人は45.7% に上ります。非常に利用者数の多いLINEよりも高い結果になっています。店舗などリアルでのアクションではLINEのほうが有利であるものの、Webに対しては効果を期待できる数字となっています。
メルマガ配信スタンドでできる基本的な機能
メルマガ配信を中心に、メルマガ配信スタンドでできる基本的な機能を解説します。
一斉配信(メルマガ配信)
メルマガ配信スタンドできることの代表として「一斉配信」があります。実は一斉配信のメールを確実に届けることは技術的に難易度の高いことで、通常のメーラーでは配信上限があることや配信遅延や未達が起きます。
メルマガ配信スタンドでは、送信性能を上げるために配信性能の鍵を握るメール転送エージェント(MTA)を独自開発しているなど、ノウハウが詰まっています。結果的に一斉配信ができるサービスと言えます。
宛名差し込み
宛名差し込みとは、メルマガの文章内に1人1人の名前を入れることができる機能です。メルマガは一斉に同じ内容のメールを送るため、広告色と「一斉に送った感」が強くなってしまいます。宛名を入れることで、1人1人に送った感がでるため、メールの開封率が上がりやすくなります。
差し込み機能は、メルマガ登録時にメールアドレスと合わせて名前を取得することで、利用できます。そのため、宛名以外にも「商品Aを購入頂いた〇〇様へ」など他の属性情報と組み合わせることも可能です。
ターゲティングメール
ターゲティングメールとは、年齢・性別・趣味嗜好といった属性情報の条件に合致した人の見にメールを送るメールマーケティング手法の1つです。例えば20代の東京在住の人のみに送ることなどができます。
メルマガは、メルマガ購読者全員に対して一斉に送ります。そのため、一部地域の人の見に特化した内容を送ることができず、送った場合には対象外の人からは迷惑と受け取られてしまう可能性があります。
メルマガと合わせて、定期的なターゲティングメールを送ることで、より有益な情報を顧客に届けることができるでしょう。
効果測定
メルマガは、定期的にメールを配信していくため、定量的な分析を取得でき、PDCAを回すことができます。主に到達率・開封率・クリック率・解約率などがメルマガ配信スタンドで取得できる指標です。ただし、開封率は「HTMLメール」と呼ばれる画像の配置ができるメール形式にする必要があります。
効果の高かったメルマガは期間を開けて使い回すことなどもできます。
読者管理
顧客が多いほどメルマガ配信するにあたって、読者管理が大変になります。新規の登録者を追加していくだけでなく、解約した人に送らないようにすることも求められます。
退会用URLや空メール送信などによって読者側からの退会を受け付ける仕組みが備わっていれば、お互いに手間なく処理が可能になります。読者側で情報編集が可能であれば、登録情報の変更も即座に反映することができ、情報の有効性を保てる上レピュテーションリスクも軽減できます。配信解除が無いのが理想ではあるものの、100%退会されないサービスは無く、メルマガ運営にも一定数の配信解除は発生し得ます。必要な手続きの一つとして整備しておくことで、読者エンゲージの向上にも繋がります。
メルマガ配信スタンドを選ぶときのポイント
配信速度・実績
メール送受信の仕組みはバケツリレーに似ており、送信数量が増えると配信遅延が起きます。数十万通配信する場合には、配信押してからすべての人に送信完了するまでに数時間かかってしまう可能性もあり得ます。
配信遅延は深夜にメールが届いてしまうことなどデメリットも多いため、なるべく配信速度が速いものを選ぶと良いでしょう。配信速度が速いメルマガ配信スタンドでは、「〇〇万通/時」などの実績値が記載されています。
HTMLエディターなど操作性
HTMLエディターは、画像や写真などを配置できるメール形式で、メルマガ配信ではスタンダードなメールです。しかし、本来HTMLやCSSといったプログラミング言語の専門知識が不要であるため、難易度が高い特徴があります。
HTMLエディターでは、マウス操作でHTMLメールが作成できるエディターです。専門知識が不要で簡単に作成することができます。ただし、操作性はメルマガ配信スタンドごとに異なります。無料トライアルを行うなど、じっくり操作してみて選定すると良いでしょう。
サポート体制
メルマガ配信スタンドは、ツールそのものに対する不明点だけでなく、配信エラーなどさまざまなトラブルがつきものです。そのため、サポート体制は重要です。
メールだけでなく、電話対応はしているのか、繋がりやすさなど状況はどうか、よく確認することをオススメします。
セキュリティ対策
メルマガ配信は、配信数分のアドレスがあるため、多くの個人情報を扱います。不正ログインやセキュリティ対策の不備による個人情報流出は防がなければなりません。また、誤配信に対しても対策をしなければなりません。
メルマガ配信スタンドを提供している企業にて、公官庁や金融機関などセキュリティに厳しい企業の導入実績はあるか、機能としてログイン時の2要素認証や、IPアドレスによるアクセス制限、誤配信を抑制するための配信承認機能などがないか確認しましょう。
メルマガ配信スタンドのオススメサービス
Cuenote FC
「Cuenote FC」は2,400社以上の導入実績と1ヶ月あたり81億通の配信実績があるメルマガ配信スタンドです。専門知識不要でマウスドラック操作でメールを作成できる「HTMLメールエディタ」や、ABテストやシナリオ配信等、メールマーケティングに必要な機能を標準で備えています。
また、送信アドレス件数に応じた料金テーブルのため、定期的にメルマガを送る企業は特にオススメのサービスです。
MailChimp
「MailChimp」は全世界、1300万を超える企業が利用していると言われるメルマガ配信スタンドです。インターフェースが全て英語という特徴がありますが、1か月あたり1000円代から使えるプランなどもあります。
さいごに
メルマガは、大量のメールを一斉送信するだけのツールに見えますが、奥が深く機能も非常に多くあります。効果を高めていくためには、当記事で紹介したような視点を持って比較検討すると良いでしょう。