トリガーメールは効果抜群!
「トリガーメール」をご存知でしょうか? ウェブ上で何か申し込んだりすると、御礼などのメールを受信することがあります。"受信者側の行動に基づいて、メールを自動的に送信する仕組み" を「トリガーメール(triggered e-mail)」と呼びます。
IT業界の技術用語を解説する「Webopedia」では、下記のように説明しています。
トリガーメールは、メールマーケティングにおいて、ある行動をベースにした購読者のリストに対して送信されるメールである。たとえば、購読申し込みをしたり、会員登録した際に提供された情報に基づき、誕生日や特別な日などに、特別なメッセージやディスカウントのクーポンを送信することができる。
トリガー(Trigger)という単語は、一般的には、「(銃などの)引き金を引く」、もしくは「(出来事や反応などを)引き起こす」という意味で使われており、コンピュータ用語としては、「プログラムに特定動作を起こさせる入力」という意味で使われています。
北米を中心にメール配信システムを提供する「Yesmail」の調査結果によると、トリガーメールは目覚ましい効果があることが分かりました。
2015年に、このシステムを使って配信された24億通のメールの分析結果をご紹介します。
開封率、CTO(クリック・スルー・オープン率)、クリック率などにおいて、通常のメール(business-as-usual emails)と比較すると、トリガーメールの効果は一目瞭然です。
開封率
トリガーメール 28.7% VS 通常のメール 14.5%
CTO(クリック・スルー・オープン率)※開封数に対するクリック率
トリガーメール 22.5% VS 通常のメール 11.1%
クリック率 ※到達した配信総数に対するクリック率
トリガーメール 6.5% VS 通常のメール 1.6%
続いて、24億通のメール全体におけるトリガーメールの効果をご紹介します。
トリガーメールの総数は、24億通のメールのうち、わずか、2.3%に過ぎませんでした。ところが、開封率においては全体の4.4%、クリック率においては全体の9%、そして、メールマーケティングの最終的な目標である、発注(10.2%)やコンバージョン(9.7%)においても手ごたえのある結果を残しています。
購読者に行動を起こさせるためには、トリガーメールの上手なプログラム、つまり "どのように仕込むか?" が成果を左右します。トリガーメールは、どのようなタイミングで送信されているでしょうか?
「何かに登録したタイミング」が、最も一般的で、72.2%がトリガーメールを採用しています。いわゆる、ウェルカムメールですね。
次に多いのは、「顧客が再び活性化したタイミング(31.6%)」、そして、「カート放棄(21.4%)」、「会員情報などを更新したタイミング(19.3%)」、「誕生日(17.1%)」と続きます。
「メールマーケティングを始めるにあたって、受信者に迷惑に思われない配信頻度はどのくらい?」というご質問を良くいただきます。
いわゆるメルマガとトリガーメールを分けて考えてみてください。お客様の行動に則ってメールを送信するのであれば、受信者側が、そのメールを迷惑に感じることは少ないと思います。なぜなら、とても自然にフォローされている感じがするからです。受信者は、「きちんとケアされている」という良い印象を持ってくださるのではないでしょうか?
お客様と良い関係を築くために、ぜひ、トリガーメールにチャレンジしてみてください。
出典:The Ultimate Email Trigger Report: 12 Triggers That Boost Revenue
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・時間700万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。
※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値