トリガーメールとは?メリットや効果的な使い方を詳しく解説
トリガーメールとは?
トリガーメール(triggered e-mail)とは、何かの行動を引き金(きっかけ)に、メールを送ることです。代表的なトリガーメールでは、ECサイトでカートに商品を入れたまま離脱した場合に送られる「カゴ落ちメール」があります。
トリガーメールは、メルマガなどを含めたメールマーケティングの代表的な手法の一つです。送信者側のタイミングで送るメルマガとは異なり、顧客の状況に合わせたピンポイントのメールを送るため、高い開封率・効果を期待することができます。
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トリガーメールのメリット
メルマガよりも高い効果が期待できる
うだるような暑い日、運動して汗をたくさんかいた時、タイミングよく目の前で「冷た~いアイス」が販売されていたら・・・きっと欲しくなるでしょう。
マーケティングはタイミングが重要です。トリガーメールは、まさに顧客が欲しいと思う瞬間など、タイミングを合わせてメールを送る手法のため、メルマガより1通当たりの効果が出やすいメリットがあります。
海外の調査では、メールの開封率やクリック率が2倍以上になったというデータもあります。
機会損失を抑えられる
ECサイトでの買い物かごに入れたまま離脱してしまう「カゴ落ち」に対して、通知メールを送ることで機会損失を抑えることが期待できます。
同じく購入意思があった顧客でも、何らかの理由でページを離脱してしまった場合にも、トリガーメールで再訪を促すことができ、機会損失を防ぐことが出来ます。
メールに限らずマーケティング手法はさまざまありますが、1人1人に合わせてタイミングよく機会損失を防ぐことができる手法は少ないことから、重要な手段の1つと言えます。
トリガーメールの活用シーン
「カゴ落ち」カートに入れたまま購入しなかったとき
ここまで紹介した通り「カゴ落ちメール」は重要なトリガーメールの活用シーンの1つです。ある調査ではカゴ落ちの発生率は7割近くになるというデータもあります。
購入手段に心配・不安がある場合では、電話での受付を促すことや、「お困りごと・ご不明点はございませんか?」といったメールを送ることで、購入につなげることも考えられます。単純に購入忘れが多いという場合には、「購入をお忘れではありませんか?」などのようなリマインド内容を送ることも良いでしょう。
(※)出典:41 Cart Abandonment Rate Statistics - Baymard Institute
特定のページを閲覧したとき
製品の詳細画面を何度も見ている人や、料金ページなど検討意欲が高い人が訪れるページにアクセスしている人に、お得な情報や事例ページなど、購入意欲を高める訴求を送れば、購入される可能性が高まるでしょう。
また解約にまつわるページを閲覧している解約する可能性のあるユーザーや、製品の使い方ページを何度も見ている迷っているユーザーに対して、解決するメールを送ることで解約・離反を防止することが出来るかもしれません。
顧客の興味・関心が低下したとき
サービスサイトへのアクセスが突然減ってしまったユーザーや、長らくアクセスしなくなったユーザーに対して、クーポンやキャンペーンを送ることで再訪を促すこともできます。
特にBtoCの場合、顧客はその商品から離れてしまうと想起されることが少なくなり、利用されなくなってしまう可能性があります。定期的に購入に至らなくとも、メールにて想起してもらい、少しでも興味関心を高めることができれば、再び利用されることもあるでしょう。
フォロー・シナリオメールと合わせ効果最大化!
トリガーメール自体は、単発で送る方法ですが、フォローメール・シナリオメールと組み合わせることで更なる効果向上が期待できます。
フォローメールで、連続アプローチ
予め決められたスケジュール・内容にそって送信されるフォローメールでは、特定のページが閲覧され利用確率が上がったタイミングで、2日おきなど定期的にキャンペーンメールを送ることで、商品理解度向上や購買に誘導することが出来るかもしれません。
シナリオメールで、取りこぼし防止
メールの開封・クリックの有無など、閲覧状況に応じて、予め決めたメールを送るシナリオメールでは、トリガーメールを開封されなかった場合に、翌日件名を変えて送ることで読み忘れ防止に繋げられます。
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