メルマガの配信スケジュールの立て方とは?メールの再利用も
スマートフォンで読みにくいメールマガジンはどうする?
【リサーチブログ 第2弾】
リサーチブログの第2弾は、スマホで受信するメールマガジンについてです。
総務省の平成26年版「情報通信白書」 によると、シンガポールでは幅広い年代層にスマートフォンが浸透し、すでに9割以上の人がスマートフォンを所有しています。韓国においても同様で、スマホ所有率は9割に近い数字になっています。
日本でもスマホ所有率は5割を超えたようですが、動画の視聴やSNS、Eコマースなど、スマートフォンを所有しているユーザーはいろいろなサービスにおいて利用率が高いということが白書の中で報告されています。
メールマーケティングに取り組んでいる私たちとしては、スマホの浸透に伴い、受信者の行動や意識がどのように変わってきているのか、とても気になります。スマホの普及率がかなり高いと思われる20代~40代の男女100人に、メールマガジンの閲覧に関して二つの質問をしてみました。
パソコンで見る?スマホで見る?-それぞれの理由
回答者の年代は20代~40代なので、圧倒的にスマートフォンが優勢かと思いましたが、パソコンでメールマガジンを見ている人もかなり多いということが分かりました。スマートフォンが日進月歩で進化しているとはいえ、パソコンで行われていたことがすべて移行されるわけではないようです。
見やすさはもちろん、メールソフトでの作業のしやすさもパソコンでメールマガジンを見ることを好む要因の一つになっているようです。「パソコンでメールマガジンを見る」と回答した人たちは、下記のような理由をあげています。
画面が大きくて見やすい
「パソコン。その理由は画面が大きくて読みやすいからです。小さいと目が悪いから困ります。」(女性)整理がしやすい
「削除や整理がしやすいので、動作が早くて楽なパソコンで見ることが多いです。」(男性)見やすさ、そして、フォルダー分けなどの作業のしやすさが、パソコンでメールを見るメリットとして考えられるようです。
次に、「モバイルでメールマガジンを見る」と答えた人たちのコメントをご紹介します。
スマホならどこでも見ることができる
「スマホです。持ち運びができて、ベッドで見ることができるので。」(男性)パソコンのように起動する必要がない
「スマホだといちいちパソコンのように立ち上げなくて良いので便利だから。」(男性)閲覧のしやすさや整理のしやすさではパソコンに軍配が上がるものの、"パソコンを開く時間がない"、もしくは、"パソコンを開くのが面倒" という、利便性に関わる理由でモバイルでの閲覧を選ぶという受信者の意識が見えてきます。
では、スマートフォンで受信したメールがもし、読みにくかったら、受信者はどのような行動に出るでしょうか?
見づらいメルマガは企業イメージにも影響を与える
当然のことながら、「読まずに削除」「読まずに放置」という答えが合計して53回答あります。せっかくメルマガを届けても、読みにくいという理由でゴミ箱に直行したり放置されたりするのは、たいへんもったいないことです。
見にくいものはスルー
「見にくいと見る気が失せてしまうので、大体スルーしています。わかりやすく写真ドーン、何パーセント割引クーポン!!みたいなのはありがたい。」(女性)読者への配慮がないから読まない
「見づらいものは、それだけで中身を読む気がなくなってしまうし、読者への配慮がないから読まない。」(女性)スマートフォンで読みにくいメールを送ってしまうと、ただ単に読んでもらえないという機会損失が起きるだけでなく、企業のイメージダウンにも直結しかねないことが回答者のコメントから分かります。
とりあえずスマホでさらっと見てパソコンでじっくり
読みにくいにも関わらず、「とりあえず目を通す」「後でパソコンで見る」と答えた回答者もいます。
とりあえず目を通す
「とりあえず目を通して必要な情報が載ってそうならじっくり読む。載っていなさそうなら読まない。読まないと決めたらすぐ削除するので後から読み直すことはない。」(女性)一応見る
「その時に必要かもしれないので一応見てみます。」(女性)がんばって読む
「メルマガを開封したからには中身が気になるので、とりあえずがんばって読むと思う。」(女性)「とりあえず」「一応」という言葉を使っているコメントが数多く見受けられました。さらっとスマホで流し読みして、気になるメルマガは後でパソコンでじっくり読むという、いわゆる "引き継ぎ利用" の行動が想定できます。
スマートフォン上でもストレスなく見ることができるように最低限の配慮をしておくことは、メルマガ発行元としての最低限のマナーです。「スマホやタブレットからの見やすさを配慮したメールマガジンとは?」で、"スマホ、PCのどちらで閲覧しても見やすいメルマガのポイント"をご紹介しています。ぜひご参考になさってください。
≪調査概要≫
調査方法 : インターネットリサーチ
調査対象 : 全国、20~40代の男女
有効回答 : 合計100サンプル(男性50:女性50)
調査実施期間 : 2015年1月27日~2月10日
キューノート エフシー
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