メールをオートメーション化しよう
オンラインマーケティングを自動化する動きに注目が集まっています。ベーシックなメール配信システムにも、ステップメールの機能やAPIなどのオートメーション化の方法があることをご存じでしょうか。
ステップメールやAPIを利用すれば、システムがあなたの代わりに働いて、お客様と親密な関係を築くために欠かせない "One to Oneメール" を自動的に送ってくれるのです。
メールマーケティングの次のステップとして、オートメーション化に取り組んでみませんか?

トリガーは、開封率やクリック率だけではない
"開封率" や "クリック率" をひとつの判断材料にして、次のアクションを起こすというのはメールマーケティングの定石です。例えば、メルマガの中で紹介したURLをクリックしてくれた人にのみ、次のアクションを起こすなどの試みです。
さらに一歩進んで、お客様の状況に合わせた "One to One" のメッセージを届けようと目論む場合、この作業を手動で行うとしたらかなり面倒なことなります。
そんな時は、メールを自動化することを検討してみましょう。このブログでは、BtoCのメールマーケティングを例に上げて、お客様の行動をベースにしたメッセージの自動化についてご説明します。
購入ページでカートを放棄した場合
商品を選び購入ページまで来てくださったにも関わらず、購入ボタンをクリックする直前で戸惑いや迷いが生じてカートを放棄してしまったお客様に対しては、さっそくフォローのメールを出して、もうひと押ししてみましょう。
コンバージョンに至らなかった商品のページをもう一度ご案内したり、色違いの商品なども用意していることをアピールします。
このフォローメールを自動化するために必要な情報と、紐づけておくべき情報は下記です。
- ・必要な情報:購入されなかった商品名やその商品のカテゴリー
- ・紐づけておくべき情報:色違いやサイズ展開情報、もしくは類似商品情報

購入した場合
いったん商品を購入してくださった人は、次なる購入の見込みが最も高いお客様です。次に興味を持ってもらえそうな商品の見当はつきますか?そのような関連商品があったら、積極的にメールでご案内しましょう。いわゆる "クロスセル" です。
このような"クロスセル" のメールを自動化するために必要な情報は下記です。
- ・必要な情報:購入した商品名やその商品のカテゴリー
- ・紐づけておくべき情報:次に興味を持ってもらえそうな関連商品

消耗品を購入した場合
自動配信メールが最も効果を発揮するのは、消耗品を購入したお客様です。購入していただいた商品が無くなりそうなタイミングを見計らってメールを届けます。
新たな商品にトライしていただくことを目論み、類似商品の情報を送ることも効果的です。
- ・必要な情報:購入した消耗品名やその商品のカテゴリー
- ・紐づけておくべき情報:その商品カテゴリーの類似商品

ある購入金額やあるポイントに達した場合
一定の購入金額やポイントに到達した日を起点にして、ロイヤルカスタマーに御礼のメールが自動的に届くようにします。御礼の気持ちを伝える特典を用意してお届けすることで、さらなる関係強化を期待できます。
- ・必要な情報:到達したポイント数や購入金額
- ・紐づけておくべき情報:到達したポイント数や購入金額に応じた特典

メールマーケティングは、成果を見ながら調整していく必要があります。ですので、オートメーション化に取り組むにあたっては、まず、大まかな計画でテスト運用することをお奨めします。最初はあまり細かく分類しないで、簡単なステップメールから始めてみてください。
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・時間700万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。
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