スマホ向けメルマガ配信における5つの最適化ポイント
みなさんはメルマガを読む時、どの端末から開封していますか?仕事用のメールであれば会社のPCやスマートフォン。プライベートのメルマガであればスマートフォンやタブレットから読んでいるのではないでしょうか?
では逆にメルマガを配信する側になった時、どの端末向けにメルマガコンテンツを準備しますか?
様々なサイズのモバイル端末の普及に伴い、人によって親しみのある端末も多種多様です。受信端末によって表示領域に違いがあるため、受信側がそれぞれ見やすい状態で送る必要があります。今回はスマホ向けのメルマガに焦点を当て、最適化するにあたってのチェックポイントをご紹介します。
目次
1.メルマガが読まれる端末は把握できていますか?
2.アクションに繋がりやすい作りになっていますか?
3.プリヘッダーテキストを活用できていますか?
4.スパムフィルターに引っかかる可能性がある単語を使っていませんか?
5.届けたいタイミングに配信出来ていますか?
スマホ向けメルマガの最適化が必要な理由
まず、なぜメルマガの最適化が必要なのか理由をご説明します。
スマートフォン、PC、タブレットなどの端末において、それぞれ画面のサイズは大きく異なります。つまり、配信したメルマガのコンテンツ表示領域にも違いがあるということです。
総務省が公開している平成28年通信利用動向調査によると、スマートフォンでインターネットを利用する人の割合は57.9%となり平成27年の54.3%から上昇。タブレット端末に関しても昨年と比較し上昇しています。
このように保有するデバイスが様々ですので、メルマガ購読側の端末に合わせコンテンツのレイアウトなど表示を最適化することは重要な課題のひとつです。
さらには、携帯キャリアへの配信時にはPC向け配信とはまた違った対策が必要なうえシステム側の性能も求められます。
参照:総務省 平成28年通信利用動向調査
1.メルマガが読まれる端末は把握できていますか?
メルマガは扱う商材やターゲット層によって、閲覧される端末に傾向が見られるケースもあります。
適したコンテンツを届けるには、購読者が閲覧する端末を把握することが第一歩です。
一般的なメルマガ配信システムでは、メルマガ購読者のユーザーエージェント情報を取得しますので、そちらを参照すると良いでしょう。
ユーザーエージェントの取得タイミングは、主に配信したコンテンツ内のURLクリック時やフォーム上での登録、変更時など。メルマガシステムと連携したシステムであれば、何かしらのアクション時に自動的に取得することが可能です。
2. アクションにつながりやすい作りになっていますか?
読まれる端末が把握できたら、その端末に適した表示サイズでコンテンツを準備しましょう。アクションに繋げるためには、そもそもきちんと最適化されたコンテンツで届ける必要があります。
意識いただきたい点として、端末ごとに読者のアクション方法が変わることです。PC向けのコンテンツと違いスマートフォンでメルマガを閲覧する購読者の場合、リンク先に遷移させるにはクリックではなくタップというアクションになります。
ボタンであれば、タップしやすいよう大き目に配置してください。商品の写真などの画像からリンクさせたいのであれば、画像内に「リンクする」ことがわかるテキストやアイコンなどを明示することをお勧めします。
ほかにも、もし画像内にテキストを入れたい場合はスマホ上からの閲覧を考慮し、テキストサイズは大きく(15pt以上が目安)配置し、テキストの量は控えめにすることをお勧めします。
情報を盛り込んでしまいたい気持ちもわかりますが、テキスト量は特に控えめにしてください。
スマホの表示領域に合わせて画像自体も縮小されますので、画像内のテキストは潰れ、細かい商品画像なども視認性を欠いてしまいます。
3. プリヘッダーテキストを活用できていますか?
開封意欲に作用するのは件名が代表的ですが、プリヘッダーテキストも開封率に影響します。
私達は日々届くメルマガの中から、興味のあるものだけを無意識的に瞬時に判断しています。その際、スマホにおいては件名より多くの領域を確保しているプリヘッダーテキストの影響力も大きく、貴重な役割なのです。
メール配信システムには、プリヘッダーテキストを追加できる機能が付随しているケースもあるので、ぜひ活用してみてください。
参照:メルマガの開封率を上げる2つの方法 スマホ編
4.スパムフィルターに引っかかる可能性のある単語を使っていませんか?
件名や本文中に、迷惑メールと判断されるような単語を利用しないよう、適切な単語を利用してください。
ギャンブル系や情報商材系、フィッシング詐欺などで使われがちな単語が含まれていることによりISP側でスパム判定をされる可能性があります。配信の滞りに繋がったり、配信されても受信者の迷惑メールフォルダに自動的に入ってしまったり、といった影響でメルマガが届けることができなくなってしまいます。
では具体的にどのような単語を避けたら良いのでしょうか。国内のサイトでは疑わしい単語の公開はされていませんが、海外では公開しているサイトもありましたので、参考にしていただけたらと思います。
参照:Subject Line Spam Trigger Words
5.届けたいタイミングに配信出来ていますか?
情報を届けたい時に提供できていなければ意味がありません。
極端な例ですが、急いで期間限定のセール情報を届けたいのに、読者に届いた時にはすでにセール期間後だったという事態もあり得ます。
理由としては、配信性能が不足しているシステムを利用していると配信に時間がかかる、共用環境の場合は他利用者の影響に左右されて配信が滞ってしまうなどが挙げられます。
そのため大前提として、配信処理性能やスピードが優れているシステムであることが重要です。特にキャリア向け配信においては、システム側で特殊な配信調整が必要です。システムやサービスを選ぶ際は、配信スピードや過去の実績などを確認してみることをお勧めします。
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