PCからSMS送信する方法とサービスとは?
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目次
・PCからSMSで一斉送信する方法はある?
・PCからSMSを送信する際の活用シーン
・PCからSMSを一斉送信するには?
・PCからSMSを一斉送信する際の料金
・PCからSMS送信できるサービスとは
・PC・SMS送信サービスの選び方
・PCからSMS送信を行う際の注意点
・まとめ
PCからSMS(ショートメッセージ)を送信する方法と、活用シーン、メリット、料金をまとめて紹介します。
PCからSMSで一斉送信する方法はある?
個人から個人にSMSを送信する場合と異なり、法人から個人にSMSを送信する場合はパソコンを利用するSMS送信サービスを使用してメッセージを送る必要があります。
SMS送信サービスを利用してPCから送信を行う場合、個別送信に加えて、不特定多数へSMSを一斉送信することも可能です。
それ以外にも、SMS送信サービスでは宛名や送信先の属性情報を差し込んだり、配信結果の確認、クリックカウントをとることも可能です。
PCからSMSを送信する際の活用シーン
企業から個人にSMS送信を行う場面として、主にSMS認証(本人確認)や、重要な通知があげられます。確実に届けたいメッセージの送信にも有効です。
あらゆるメッセージサービスの中でも、SMSは上記にあげたような特定の用途においては非常に有効な手法となります。 それぞれのSMS送信の活用用途を詳しくはみていきましょう。
SMS認証
SMS認証はSMS送信の活用用途の中でも最もメジャーな用途です。金融機関の認証手段として利用されてきたことはもちろん、昨今アプリやWEBサービスのユーザーアカウントのセキュリティ向上の目的でSMS認証が導入されています。
APIなどの自動連携機能で顧客システムと連携することにより、SMSによるワンタイムパスワードの発行をSMSでユーザーへ配信することができます。
SMSで使用するスマホ・携帯電話の電話番号は携帯キャリア側の本人確認・審査があるため本人同一性が高いことが特徴です。
電話番号は数値情報だけで認証ができ、認証デバイスは常備していることが多いスマホ・携帯電話で認証が行えるというカジュアルさが強みとなります。
生体認証や所有物認証と比較すると、SMS認証はユーザーにとってカジュアルな方法で認証が可能です。
これがSMS認証が世間に広く普及している大きな要因となっています。
重要な通知
最近では様々な業種業界でPCからSMS送信を行うSMS送信サービスの導入がすすんでいます。
なぜ重要な通知でSMSが最適かというと、SMSの開封率が非常に高いからです。
SMSの到達率は99%、開封率は90%と一般的にいわれています。
この開封率の高さには、SMS送信が1通あたりに送信費用がかかる点と、企業がPCを使ったSMS送信サービスを導入する際に設けられているキャリアの審査基準を満たしていないといけないなどのハードルがあるため、無作為な一斉送信やスパムを送るハードルが高いという理由があげられます。
結果的に流通量がメール配信などと比較すると大幅に少ないため、メッセージが埋もれることがありません。
さらに、SMS送信のアプリは、デフォルトで携帯・スマホに標準搭載されているアプリケーションのため、ポップアップ通知が適応され、スマホ・携帯電話を起動したタイミングで通知を受信者に届けることができます。
このような特徴もあり、開封率が高いSMS送信は、不動産・住宅管理会社の督促やお知らせ、工事・施工事業者・クリニックなどのリマインド通知、人材会社などの業務連絡、休眠顧客の堀起こり(DMの代替え施策)、コールセンターやカスタマーサポートのメッセージ配信など様々なシーンで有効活用されています。
PCからSMSを一斉送信するには?
PCからSMS送信を行うには、法人企業向けに提供されているSMS送信サービスを導入する必要があります。
サービス導入に必要なものは、PCとインターネット環境、送信先の電話番号、企業側で任意に設定できる送信元番号の情報だけと、いたってシンプルです。
送信方法としては、サービス導入後、インターネットに接続されている環境でPCからSMS送信サービス(クラウドサービス)の管理画面にアクセスします。
送信サービスの管理画面に入ったら、送信先の電話番号リストをアップロード、もしくは個別で送信先番号を登録します。
送信文書を作成したら、あとは送信したい時間を設定すれば送信設定は完了です。
SMS送信後の到達可否や添付したURLのクリック状況は適宜、管理画面から確認可能です。
PCからSMSを一斉送信する際の料金
SMSはメールやLINEと異なり、電話回線を経由してメッセージ送信するため、音声通話同様に1通あたりの送信コストが発生します。
(例外として、アンドロイドに標準搭載されている+メッセージなどのSMS送信アプリ経由での配信は、ネット回線を経由してメッセージ送信するため、送信コストはかかりません。)
個人からSMSを送信する場合と、企業から個人にSMSを送る場合で料金は異なります。
個人で送る場合、70文字単位で1通3円です。企業の場合、1通70文字単位で料金に幅がありますが、中央値の金額は15円程度が相場でしょう。
最近のSMSは長文SMSの送信が可能で、最大全角で660文字の配信が可能です。
しかし、長文にした場合、70文字単位で送信単価は高くなっていきます。
通知やリマインドの場合は、70文字以内でもメッセージは十分おさまります。
文字数をおさえ、コストを最小限にしたい場合であれば、詳細はメールで送り、リマインドの
SMSでメールを確認してもらう方法もあります。
または、URLをSMSに張り付け遷移先で確認してもらうといった工夫もよくされています。
PCからのSMS送信は2種類ある?
PCからSMSを送信する場合には主に2種類の回線を選択することができます。
どの回線を使っているSMS送信サービスかということが、実はサービス選定において重要なポイントの一つです。
SMS送信は国際回線と国内回線の2種類からの送信ができます。
国際回線は世界標準的な海外の回線を使用して配信します。一方国内回線は日本の携帯キャリアがキャリアごとに敷いている国内回線網を経由して送るパターンです。
日本の携帯キャリアはスパムの多い国際回線経由のSMS送信をブロックするといったスパムフィルタが働きます。
そのため、国内ユーザーへのSMS送信は、国内回線を経由したSMS送信が確実にSMSを送るうえで重要なポイントになります。
国内回線で送信するデメリットは、キャリアの回線を使用するため国際回線よりも送信コストが割高になることです。
日本の携帯電話・スマートフォンユーザーにSMSを届けたい場合は国内回線(国内直収)のSMS送信サービスを選びましょう。
PCからSMS送信できるサービスとは
企業からSMS送信を行う場合、PCからSMSを送信するSMS送信サービスを導入する必要があります。
SMS送信サービスでは個別送信に加えて、一斉送信、双方向のメッセージ送信が可能です。
PCとインターネット環境があれば導入可能なため、比較的に簡単に導入することができます。
SMS送信サービスはただ送信するだけの仕組みではなく、到達率やURLのクリック率を確認するなどの効果測定機能も有しています。
また、文書に宛名や任意の情報を差し込んだりすることで簡単なパーソナライズ配信もできるため、開封率も高くなります。
APIによるシステム連携を活用すれば、SMS認証で利用するのワンタイムパスワードを送信したり、IVR連携(自動音声応答)でCSやカスタマーサポート、コールセンターの顧客対応効率をアップさせる目的で活用することもできます。
SMS送信サービスの選び方
PCを利用したSMS送信サービスを選ぶ際に、気を付けるべきことは前述した国内回線(国内直収)のSMS送信サービスを選ぶことです。
これにより国内携帯キャリアのユーザーには確実にSMS送信を行うことができます。
できれば、docomo、AU、Softbankに加えて新しく登場した楽天モバイルとも直接接続しているサービスが望ましいです。
SMS認証など、APIによるシステム連携を想定した用途などでは、APIの連携がし易い仕組みがおすすめです。APIの仕様が古いシステムの場合、連携時のシステム開発の工数負担が大きくなる懸念があります。
また、オプション機能の有無や、オプションにかかる費用はSMS送信サービス毎に異なります。 例えば、短縮URL機能や、長文送信をする場合に有料オプションのケースや無料オプションのケースがあります。
そのため、必要機能のオプション料金なども事前に確認しておくようにしましょう。
PCからSMS送信を行う際の注意点
SMS送信サービスやeメールをはじめ、電子メッセージは必ず特電法(特定メール電子法)という法令があり、原則オプトイン(個人情報の取り扱いに関する同意)を取れているユーザーにのみSMS送信が可能です。
くれぐれも外部から入手したリストや送信元とユーザーの接点がないような送信先にSMSを一斉送信することなどがないように気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回はPCからSMSでメッセージを送信する方法と、SMS送信サービスの機能、選び方についてまとめて紹介しました。
SMSはあらゆるチャネルの中でも特定の用途で非常に効果を発揮します。
認証手段としての相性がよく、圧倒的な開封率とリーチの広さから、重要な通知や確実にみてほしいメッセージを送信するのに最適です。
SMSは1通あたりに送信コストがかかるのがデメリットですが、企業と顧客のあらゆるコミュニケーション課題を解決する可能性を秘めています。
日本ではまだ企業認知が進んでいないSMS送信サービスですが、メッセージサービスとして大きな可能性を秘めていますので、是非検討してみてください。
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