購入率アップを狙うなら動画メールを始めてみよう
近年インターネットマーケティングで注目されているのが「動画」。
ここ数年で動画のインターネットトラフィックは急増しており、ユーザーに訴求を行う上で、動画があるのとないのとでは大きな違いを生みそうです。動画の特性は、ユーザーに対してテキストや画像のみで構成されたコンテンツよりも、すばやく直感的な訴求を行えることにあります。
また、動画があることによって購入率アップにつながったという調査結果も出ているので、動画は今後インターネットマーケティングを行っていく上で積極的に取り入れたいツールです。
今回のブログでは購入率アップのために動画をどのように取り入れたらよいか、考えていきます。
メルマガで流入し、動画で訴求して購入率アップを
インターネットマーケティングにおいて、購入率を左右するのが導線。
その導線の大本である流入口は、できる限り購買活動に結びつくものがよいでしょう。
流入口には、「検索エンジン」「ネット広告」「SNS」など多数ありますが、一番注力したいのは「メルマガ」。なぜなら、ユーザーとの接点や購買活動を最も生み出すのはメルマガだからです
(「メルマガ、Facebook、LINE、販促効果が期待できるのは?」参照)。
つまり、流入口には「メルマガ」、訴求には「動画」と、特に効果的と思われる手段どうしを掛けあわせるのが最も有益な結果を生み出すと考えられるからです。
動画を「どこで」「どのように」見せればよいか
肝心の動画ですが、動画の配置場所や導線は、どのようにしたらよいでしょうか。
ECサイトとそのメルマガを実例として、以下の3つの方法で考えてみます。
(1)メルマガからYoutube等の無料の動画ポータルサイトへのリンクを張って再生させる
[メリット]- ・リンクを貼り付けるだけで、簡単
- ・動画ポータルサイトのアカウントを作成すれば、すぐに始められる
- ・動画のアップロードや再生、設置にコストがかからない
[デメリット]
- ・メルマガで動画の存在を目立たせないと気づかないユーザーも発生する
- ・メルマガからの導線は、他社外部サイト(動画ポータルサイト)経由になり、 動画ポータルサイト内で回遊して離脱する可能性がある
- ・動画ポータルサイトでの訴求文やリンク設置が「動画の説明文」の箇所に限られる。
また、テキストとテキストリンクのみ可能であるため、導線の最適化や改善が行えない
(2)メルマガから商品ページへリンクを貼り、ページ内に埋め込んだ動画ポータルサイト提供のプレイヤーで再生させる
[メリット]- ・ECサイトに動画を埋め込むのに、動画ポータルサイトから提供されるiframeタグを貼り付けるだけなので、特別な技術を必要としない
- ・動画のアップロードや再生、設置にコストがかからない
- ・ECサイトの購入ボタンの近くに動画を配置すれば、コンバージョンページヘスムーズに誘導しやすい
[デメリット]
- ・メルマガで動画の存在を目立たせないと気づかないユーザーも発生する
- ・ECサイトに埋め込まれた動画から動画ポータルサイトへ遷移もできるので、ユーザーが動画ポータルサイト内で回遊して離脱する可能性がある
(3)動画メールサービスを使って、メルマガそのものに動画を埋め込んで再生させる
[メリット]- ・メルマガで動画の存在に気づきやすいので、興味を引きやすい
- ・ユーザー環境に合わせて静止画、アニメGIF、インライン再生のいずれかが行われるので、ユーザーにとってストレスが少ない
- ・メルマガの頭に動画を配置できるので、再生して魅力を感じたユーザーはその後の導線をスムーズに辿りやすい
- ・動画再生後の遷移先URLを指定できるので、コンバージョンにつなげやすい
- ・縦長動画に対応しているので、スマホユーザーにとって動画が見やすい
[デメリット]
- ・動画メールサービスを使用するコストがかかる
- ・動画メールサービスの利用事例はまだ少ない
上記以外にも動画をメルマガにファイル添付する方法や、ファイルサーバーにアップロードしてユーザーにダウンロードをさせる方法も考えられますが、運用方法として現実的ではないので省略します。
これらの選択肢は、どれも有効な方法となりえますが、
- ・ユーザーが動画の存在を確実に認識する
- ・導線の初期の段階で再生がなされる
- ・購入ページまでの遷移数が最も少ない
という点で、(3)の動画メールが、特に離脱者を最小化できるために高い効果が見込める手段だと考えられるでしょう。
動画の活用シーン
動画メールは対顧客において、コンバージョンを生み出す以外の用途であっても、以下のシーンで活用することができます。
- ・ブランディング
- ・新規会員の獲得
- ・休眠会員の掘り起こし
- ・ECサイトの商品利用事例・HowToなど
【参考データ】海外動画メール事例
(1)Royal Caribbean International(Liveclicker社/RealTime Email)
(2)AT&T(Liveclicker社/RealTime Email)
まとめ
動画の特長は、情報量の多さと表現の多様性で商品やサービスの訴求力を高められることにありますが、 顧客の興味を引き、訴求するのを円滑に行う上で動画の特長をうまく活かしていくとよいでしょう。
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・時間700万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。
※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値