カゴ落ちとは?メールで解決するカゴ落ち対策

公開日:2026/04/14

カゴ落ちとは?メールで解決するカゴ落ち対策

人口減少時代において、ECサイトがより成長を続けるためには、機会損失をできるだけ減らすことが重要です。その1つの手法として挙げられるのが「カゴ落ちメール」です。

今回の記事では「カゴ落ち」について原因などを詳しく解説したのち、カゴ落ちメールを中心にカゴ落ち対策を紹介していきます。


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カゴ落ちとは?約7割発生している?

カゴ落ちとは、ECサイトでカートに商品を入れたまま購入せずに離脱してしまう状態です。購入意思が無くなり離脱した人もいれば、迷っている・購入手続きまで時間が無かったなど、購入意思があるにも関わらず離脱してしまうケースも多くあります。

ECサイトの調査を行っているBaymard Instituteの 2026年の最新調査によると、世界のカゴ落ち率は平均70.22%だと報告されています。Webマーケティングが当たり前になり、人口減少時代の国内においては、顧客1人当たりの獲得単価が今後も上がる可能性が十分にあり得ます。そのため、カゴ落ちによる機会損失を少しでも減らすことは非常に重要と言えます。

参照元:Baymard Institute

カゴ落ちが起きる10個の要因と解決方法

Baymard Instituteの調査を元に「カゴ落ち」の要因を10個解説します。

1.追加費用が高い

購入しようとした際に、送料・税金・手数料が高すぎるとカゴ落ちは発生します。同調査によると39%の割合となっている非常に大きな要因です。
ユーザーは、他のサイトや実際に店舗に行って購入することも可能なため、手数料や送料が高すぎる場合には、購入を辞めてしまう可能性があります。

一定金額を超えた場合に送料無料とする方法がありますが、物流問題を機に「無料とする理由、仕組等をわかりやすく説明すること」を国は求めており、今後ルールが変わる可能性もあるため注意が必要です。

2.配送が遅すぎる

同調査によると21%の割合の大きな要因です。ECサイトでは当日や翌日配送が可能なサービスも多くありますが、1週間以上かかるケースもあるでしょう。急ぎのものであれば、他のECサイトを利用するか、お店に出向いて購入するほうが早い場合もあるため、カゴ落ち状態になる可能性があります。

物流問題などもありますが、一般的な配送時間より時間を要してしまう場合には要注意です。

3.運営会社・サイトを信頼できず、クレジットカード情報を入力したくない

運営会社のコーポレートサイトや問合せ先がないことや、サイトのセキュリティレベルが低いなど、運営会社・サイトを信頼できずクレジットカードの情報を入力したくないため、カゴ落ちが発生するケースもあります。

サイトのセキュリティはなるべく高く維持し、運営会社情報や問合せ情報は信頼してもらえるよう誠実に記載しましょう。

4.サイトでアカウントの作成を求められたから

購入するだけのために、個人情報を入力してアカウントを作成することは、手間がかかることやリスクもあるため、購入を辞めてしまうという場合があります。
特に今回限りの購入予定の場合、わざわざアカウントを作成することは非常に手間になります。アカウントを作成せずとも購入できるフローがあると良いでしょう。

5.購入完了までの手続きが長い・複雑

アカウント作成を求められるシーンと似ており、購入完了までさまざまな手続きが必要であることや、複雑であると、購入を避けられてしまう可能性があります。特に忙しい場合には、時間切れとなり購入意思があってもカゴ落ちが発生してしまいます。

できる限り簡単にシンプルですぐに買えるようにサイト設計を行いましょう。

6.返品規定(ポリシー)が不十分

ECサイトは物を実際に触ることや、試着ができません。特に高額な商品など、何かあった際に返品するルールや方法などが、不明瞭な場合、購入のリスクが生じてしまい購入を取りやめる可能性があります。返品規定は分かりやすく明確にしましょう。

7.ウェブサイトがエラー

購入しようと思ったものの、サイトがエラーなどで上手く購入できない場合、カゴ落ちが発生してしまいます。なるべくエラーが発生しないようにすべきであるものの、完全に防ぐことはできません。エラーが起きた時の対処方法があれば明記することや、大規模障害の場合、早期なサイト上への告知、その後のメールでの案内などのフォロー体制などを迅速かつ丁寧に行うことが重要です。

8.可能な支払方法がなかった。クレジットカードが拒否された

購入意思があったものの、可能な支払方法がない・クレジットカードが拒否されたなど、支払えない状態ではカゴ落ちが発生してしまいます。

カゴ落ちが、多い場合には支払い方法を充実させることは重要です。

9.購入の合計金額が事前にわからなかった

カートに商品を入れないと合計金額が分からないケースが多くあります。そのため、合計金額を確認するためにカートに商品を入れ、そのまま離脱するというケースが考えられます。この点に関しては、金額を気にしていることが分かるため、クーポンの発行が可能であれば、あえてカゴ落ちを発生させカゴ落ちメールで購入ハードルを下げるということも考えられます。

10.時間がないことや検討など「一旦保留のため」

購入しようと思ったけれど、今一度考えたいという場合や、時間がないため後で購入しようと思った場合にもカゴ落ちは発生します。

他のカゴ落ちのケースと比べて、「たまたま」の要素が大きく確実に購入してもらいたい要因です。オススメな手法は「カゴ落ちメール」です。

メール配信システムCuenote FC

カゴ落ちが発生した時には、カゴ落ちメールで対策!

カゴ落ちメールとは、カゴ落ちが発生した数時間後などに「商品を買い忘れていませんか?」というメールを配信することです。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線では、人は覚えた内容の74%を一日後に忘れてしまうといわれています。さらに20分後の時点で42%の記憶を忘れているようです。特に購買意思ありつつ離脱した場合は、カゴ落ちメールでリマインドすることが非常に重要です。

ただし、カゴ落ちメールは、カゴ落ちが発生したことを察知して送らなければいけないため、基本的に自動配信の仕組を構築する必要があります

当社が提供するメール配信システム「Cuenote FC」では、カゴ落ち対策となるカートリマインド機能も提供しているため、簡単に導入いただけます。メールを送信するだけでなく、自社サイトでどのぐらいのカゴ落ちが発生しているか把握することも可能です。

その他MAツールなどを中心に、同様の機能を提供しているサービスがあります。

なぜEC事業者がメールによるカゴ落ち対策に取り組むべきなのか?

カゴ落ちに取り組むべき理由はシンプルに売上への貢献度が大きく、コスト効率が良いからに他なりません。

「カゴ落ちしている顧客は見込み確度の高い顧客」であり、カゴ落ち顧客に的を絞って、メールを送った場合、通常のメルマガ配信と比較すると開封率とクリック率が大幅に向上し、「コンバージョン率に関して言えば4~5倍近い成果」を上げることができると言われています。

カゴ落ちメールは、どのようなタイミングで送ればよい?

基本的には、「数時間後、数日後、1週間後」などのスパンで3回送ると良いと言われています。2025年夏に当社が調査したEC売上TOP50の企業のカゴ落ちメールの配信状況を調査したところ、以下のような傾向がみられました。

  • カゴ落ちが発生してから24時間前後に配信
  • 配信時間帯は、夕方が多い
  • 1回のカゴ落ちに対するメールの配信回数は、1回のみが6割

「2025年版【国内EC売上トップ50社】カゴ落ちメール調査レポート 」はこちら

カゴ落ちメールの内容も工夫が必要!

カゴ落ちメールのコンテンツは取り扱う商品によって異なります。

カゴ落ちした商品を記載する

カートに遷移させるだけのURLを張り付けたリマインドメールは意味をなしません。なぜなら、遷移後に「カートに商品がない」という状況に成り得るからです。 そうならないために、カートに遷移させるのではなく、商品ごとのURLを張り付けて送ることが必要です。

商品が高額な場合は、不安を除去する

「商品が高額」なものである場合、購入の不安を除去するため、「保証や返品についての補足情報」も記載しておくと親切です。

メールの中に「問い合わせ先」の情報も入れておくと良いでしょう。 具体的には購入の再検討のタイミングが訪れた顧客が、購入するうえでの不安や疑問をすぐに問い合わせられるような仕組みを作ることです。悩みや疑問の解消をスムーズにすることで、購入の見送り率を削減することができます。

セールス色は出し過ぎない

カゴ落ちの理由によってはリマインドメールを煩わしく感じるユーザーもいます。そのため、「まだ購入手続きが終わっていません!」「売り切れになる前に!」などと、セールス色を押し出しすぎると敬遠されるリスクがあります。

「カートに商品が入ったままですが、いかがなさいましたか?」「何かお困りですか?」といったトーンで、対面接客のメールのような印象をもってもらったほうがユーザーに受け入れられる可能性があります。

カゴ落ちした商品以外も紹介する

カゴ落ちの中には、意図して購入を辞めているケースも考えられます。カゴ落ちした商品のリマインドを優先にしつつ、関連する他の商品の案内もすることで、改めて購入検討される可能性も考えられます。

メール配信システムCuenote FC

メール配信システムでカゴ落ち対策をするには

カゴ落ち対策における当社のメール配信サービスCuenote FC(キューノート FC)を活用した際の具体的な事例をご紹介致します。

CuenoteにはEC事業者向けに、商品のカゴ落ち(カート放棄)が発生した際にリマインドメールを送る機能があります。このようなリテンション(追客)施策メールを送ることで顧客に購入手続きを促し、カゴ落ちによる機会損失を防止することができます。

カートリマインド(カゴ落ち・カート放棄メール配信)

【Cuenoteのカゴ落ちメールでメールでできること】

カゴ落ちメールのコンテンツ作りが柔軟に行える

1通あたりのカゴ落ちメールに掲載できる製品の数を最大5個まで設定可能です。さらに入れ込んだ商品は商品購入画面のURLと紐づけることが可能なため、会員のカゴ落ち状況に応じたパーソナライズされたカゴ落ちメールの作成が可能です。

在庫情報に即したカゴ落ちメールを配信

在庫が切れてしまったのにも限らずカゴ落ちメールが送られてしまうとクレームに繋がる可能性があります。対策として、お客様データベースの在庫情報と連携することで在庫切れ商品に関してのリマインドは抑制することも可能です。

確実にカゴ落ちメールが届けられる

メールを確実に届けるのは難しく、配信専用のサービスだからといって確実に届くわけではありません。例えばキャリアメールやGmail等、一部の受信者(ISP)へのメールが一部届かない現象が発生しているという声をよく聞きます。メールが届かない原因は複数要因がありますが、大きな要因の一つに配信システム側の問題があります。 Cuenoteは受信者(ISP)ごとにメールを最適な形式を分析・調整しながら送ることができるため確実にカゴ落ちメールを届けることができます。

安心のセキュリティ対策

メール配信システムを使う際によくある、不正ログインやアプリ・ソフトウェアの脆弱性を突いた攻撃などにより発生する、情報の流出・アカウントの不正利用といったものにも大企業が利用するケースも想定したセキュリティレベルをもっています。

カゴ落ち対策メール実施後のリカバリー額を試算

カートリマインド(カゴ落ち・カート放棄メール配信)

最後に上図のように購買データから、現状どの程度のカゴ落ちが発生していて、カゴ落ちメール対策を行った場合にリカバリーできる金額の試算も行うことが可能です。

カゴ落ち後に最短で15秒で1回目のカゴ落ちメールを行えるため、購入意欲が高い内にカゴ落ち対策を行うことが可能です。

機能ページ:カゴ落ち(カート放棄リマインド)メール機能

『メール配信システム Cuenote FC』について

Cuenote FCは、独自開発したMTA(配信エンジン)とノウハウにより、1,100万通以上/時の一斉メール配信速度を誇るメール配信システムです。

効果的なメールマーケティングを実施するための会員収集機能や効果測定機能を搭載し、システム連携に必要な各種APIを提供しています。 提供形態は、クラウド型サービス(ASP・SaaS)とオンプレミス型ライセンスがあります。

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この記事の著者

福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。またメールマーケティングに関するウェビナー・展示会などのイベントでのセミナー登壇も行っている。 本記事に関しては、企業の公式サイト・公的機関のデータ・当社が調査したデータと、著者の実績を踏まえて実態に即した内容提供に努めています。
この記事の運営企業

東証グロース上場のユミルリンク株式会社は、20年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
メール以外にも、SMS配信サービスWEBアンケート・フォームシステムもクラウドサービスとして提供しています。

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