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セグメント配信とは?効果的な活用方法やメリットを解説

公開日:2026/06/09  執筆者:福島 竜司

セグメント配信とは?効果的な活用方法を解説

メルマガは、購読者に対して同じ内容のメールを一斉に配信します。そのため、多くの人が興味を持つであろう無難な内容のメールになってしまいます。そして、それでも興味のない読者や、該当しない読者が一定数発生してしまいます。

そこで、セグメント配信という手法があります。さまざまな活用を行うことで、メールマーケティングの効果をさらに押し上げることも期待できます。

当記事ではセグメント配信について活用方法や効果など、解説します。


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セグメント配信(セグメントメール)とは?

セグメント配信は、購読者の年齢・趣味・興味のある製品などの属性情報を元に、対象を絞り込んで配信するメールマーケティングの手法の1つです。例えば、「20代で映画に興味がある人」などに絞って一斉メールを送ることができます。非常にシンプルな手法ですが活用方法やメリットは多く、メルマガ購読者が数万人単位や複数のサービス・商品がある場合には、活用必須の手法です。

またターゲティングメールと呼ばれることもあります。

YouTubeの動画で簡単解説はコチラ!

セグメント配信は重要なメールマーケの施策!その理由とは

セグメント配信は、2024年以降特に重要なメールマーケティングの手法です。なぜなら、Gmailガイドラインの更新に伴い、多くのメルマガ配信企業はGmailユーザー宛てに送ったメールのうち、迷惑メールと報告される率を0.3%未満にする必要があるためです。迷惑メール率が高いと、正しく届けられなくなる可能性もあります。

出典:Gmail「メール送信者のガイドライン 」

当社にて2024年に全国20歳以上の男女491人に対して「メールマガジンを配信停止するのはどんなとき?」というアンケートを取ったところ下記の結果となりました。(複数回答可)

意図している動作にならないとき14.3%
自分の興味がない情報ばかり届いたとき 81.1%
1通あたりの情報量が多く読み切れないとき 26.5%
登録した覚えがないメールマガジンが届いたとき 44.6 %
配信頻度が多いと感じたとき 52.3 %
表示崩れや誤字を見つけたとき11.8 %
誤配信があったとき8.1 %
リンクをクリックしたら、 ECサイトのカートに商品が入っていたとき5.9 %
その他2.6 %
分からない0.4 %

出典:『プレスリリース:メールマガジン登録ユーザーの動向調査に関するレポートを公開

圧倒的に多い理由が「興味のない情報が届いた時」です。アンケートの通り正しくメールを停止してもらえれば問題ありませんが、なかには迷惑メール報告をする人もいます。

メルマガは、企業本位の内容になってしまうこともありますが、対象顧客全員に対して同一のメールを送るため、興味のないメールが送られてしまうこともあります。そこで、興味のある人に絞った配信ができる「セグメント配信」が重要になります。

セグメント配信の活用シーン

ここからは、実際のセグメント配信の活用方法について紹介します。

エリアなど一部限定のキャンペーン訴求

セグメント配信の代表的な活用方法は「エリアや年齢、学生の有無など対象を絞ったキャンペーンや情報を送ること」です。例えば学生限定のキャンペーンを、学生以外の人に送ることは得策ではありません。

セグメント配信が行えれば、このように一部の人にのみ関心をもつ内容のメールを配信することが可能になります。

顧客の好み・傾向に応じた配信

例えば、書店ではビジネス本や小説・趣味など、人によって好みが変わります。このように、商品数が複数ある場合にはカテゴリが分かれる可能性があります。セグメント配信では小説が好きな人に小説の本の特集を送ることが可能です。

またこの場合、ジャンルごとにメルマガの購読登録を切り替えられるように設定できるとよいでしょう。

誕生日や結婚などの記念日メール

セグメント配信は、大きくグループ分けするだけでなく、ほんの一部の人を対象にしたメールも配信可能です。代表的なものが「誕生日や結婚記念日」などのメールです。今日誕生日の人だけに、お祝いと合わせてお得な情報や限定情報を配信することができます。

タイミングよく適切なメールを送ることができるため、ブランドへの好意度を上げられる可能性があります。

アンケートと紐づけて対象に送るメール

Webアンケートなどで、顧客属性をより多く取得することができれば、より細かいセグメント配信が可能になります。アンケートで、ある商品に興味があった人にだけなど、該当する回答をした人に対して配信することもできます。ニーズに合致したメール配信を行うことで、高い効果が期待できます。

またWebアンケート=フォームを活用してセミナーやイベント等の集客を行っている場合、参加した人・申し込んだ人に対してのみのメールを配信することもできます。

顧客の温度感に合わせたメール配信

顧客の購買頻度、最後の購入からの経過日数など、RFM分析を用いて対象となる人に対してメールを送ることができます。BtoBや高価格帯の商品を扱っている事業においては、サイト訪問数や問合せ状況など、顧客の購買意欲を潜在層・顕在層などに分けてメール配信を行うこともできます。

さらに深堀!具体的なセグメントの分け方

具体的なセグメントの分け方を紹介します。これらのセグメントは、切り分けることで新たな訴求が可能になることや、セグメントごとの反応・状況の分析にもつながります。

ただし、何となくのセグメント配信は、次の施策に繋がらないため、正しく目的をもって実施しましょう。

セグメント手法概要具体例(データソース)
デモグラフィックセグメント人口統計学的な属性で顧客を分類する手法年齢、性別、居住地、職業、年収、家族構成
サイコグラフィックセグメント顧客の心理や内面的な価値観、ライフスタイルで分類する手法興味・関心、ライフスタイル、価値観、パーソナリティ、購買動機
行動セグメント(Web/EC)オンライン上の行動履歴に基づいて顧客を分類する手法サイト閲覧履歴、カート投入、購入履歴、検索キーワード、メール開封・クリック履歴
行動セグメント(購買/RFM)購買履歴や顧客育成指標(RFM)に基づいて顧客を分類する手法最終購入日(Recency)、購入頻度(Frequency)、購入金額(Monetary)
地理的セグメント顧客の所在地や地理的な情報で分類する手法国、都道府県、市区町村、特定エリア、GPS情報

セグメント配信を行うメリット

不要な配信を減らし、解約率の低下や、迷惑メール報告数の抑制に効果的

ここまで紹介した通り、セグメント配信は興味のない人にはメールを送らずに済むため、解約率や数、ひいては迷惑メールに報告される数を抑えることに繋がります。

対象が限定されるメールを配信する時には、必ずセグメント配信を活用しましょう。

通常のメルマガよりもターゲットに深く響く、パーソナライズされたメールを送信できる

セグメント配信が行えるということは、対象を絞ったキャンペーンの策定やそのメールを送ることができます。メルマガ経由の問合せを増やすために、クーポン配布などを行っている場合には、4月には「新社会人向け応援クーポン」など、対象を絞った企画の実行とメルマガ送信が可能です。

顧客満足度向上が期待できる

記念日のメールなど、顧客のニーズに合致した内容・タイミングでメールを送ることができれば、メールを受け取った購読者の顧客満足度向上に繋がる可能性があります。

満足度の高い顧客の中には、SNSなどで投稿してもらえることもあり、さらなる認知獲得にも期待できます。

セグメント配信を行うときの注意点

そもそも属性情報がなければ実施できない

セグメント配信は、そもそも属性情報がなければ実施できません。誕生日メールであれば、顧客の誕生日情報を取得する必要があります。RFM分析など高度な集計データを元にセグメント配信するためには、対応しているメール配信システムを活用するか、事前に別ツールなどで抽出したアドレスを登録して配信するなどの必要があります。

むやみな属性情報取得が登録率低下を招く可能性

セグメント配信を行いたいばかりに、属性情報を多く取得しようとメルマガ登録時のフォームの設問数を増やしてしまうと、メルマガ登録が面倒に感じてしまい、登録されなくなる可能性があります。

メルマガ購読取得時に、最低限必要になる項目を事前に決め、最小限の設問で登録できるように心がけましょう。

属性で細かく分け過ぎないこと

誕生日配信などピンポイントに狙う配信を除いて、セグメント配信は細かく分け過ぎないようにしましょう。なぜなら、メルマガなどメールの一斉配信は1通当たりの作業工数はほぼ変わらないでしょう。一方、配信先の母数が減ってしまうと効果検証しにくくなるため、全体的な非効率に陥ってしまう可能性があります。

大きくセグメントを切る場合の目安は、セグメントを切らない場合の全体の配信数を母数とした3分の1程度までにすることです。

セグメント配信を行うなら「メール配信システム」がオススメ

メール配信システムの多くでは、セグメント配信が可能です。アドレスを登録する時に、属性情報が入っていれば、配信時にメールアドレスから条件抽出を行えば可能です。

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この記事の著者

福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。またメールマーケティングに関するウェビナー・展示会などのイベントでのセミナー登壇も行っている。 本記事に関しては、企業の公式サイト・公的機関のデータ・当社が調査したデータと、著者の実績を踏まえて実態に即した内容提供に努めています。
この記事の運営企業

東証グロース上場のユミルリンク株式会社は、20年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
メール以外にも、SMS配信サービスWEBアンケート・フォームシステムもクラウドサービスとして提供しています。

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