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バイラルマーケティングとは?メリットや具体的な施策を解説

公開日:2025/11/07
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バイラルマーケティングとは?メリットや具体的な施策を解説

「ウイルス性」「感染的な」という意味のバイラル(Viral)という単語とマーケティングを組み合わせた「バイラルマーケティング」は、ウイルスのように徐々にマーケティング効果を高める手法です。

インターネットやSNSの登場により、時間や場所を超えたコミュニケーションが可能になった今、とても重要なマーケティング手法です。そんな「バイラルマーケティング」について分かりやすく解説していきます。


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バイラルマーケティングとは?

バイラルマーケティングとは、企業が伝えたい・届けたい情報を、何らかのコンテンツや施策を通じて顧客から顧客、そして顧客から顧客へとウイルスのように伝播させることで、浸透させるマーケティング手法のことを指します。「SNSで拡散される」という状態は、まさにバイラルマーケティングの成功例の1つです。

バイラルマーケティングの例「クセになる曲とダンス」

例えば、テレビCMやドラマにアニメなど、繰り返しキーワードを連呼する曲調で癖になるダンス・動きをしているものが度々見られます。初期はその映像を直接見た人が、頭に残り、つい真似をすることや、口ずさんだりします。その後、真似をしている人からその友人や家族、あるいはSNSのフォロワーなど次から次へ伝播していきます。これによりサービスの認知度や売上が増えます。

同じ拡散を目指すマーケティングとの違い

バイラルマーケティングと近しい手法として「口コミ(WOM)マーケティング」や「バズマーケティング」があります。これらとの違いは以下の通りです。

項目 口コミ(WOM)マーケティング バズマーケティング バイラルマーケティング
情報の伝播方法/特徴 顧客による自発的な情報の共有 意図的な仕掛けにより、短期間で大規模な話題創出 伝染性のあるコンテンツや仕組みを設計し、ユーザーがユーザーへ連鎖的に情報を拡散
主体/発生源 顧客(消費者)で自然発生的に発生 企業が意図的に仕掛け、メディアやSNSなど広範囲に働きかける 企業が拡散の仕組みを設計し、顧客が自然的に拡散する
期間 長期的・継続的(信頼に基づくため持続性が高い) 短期的・集中的(一時的な大きな話題作りが目的) 中長期的(拡散が継続すれば持続するが、バズよりは長い)

口コミマーケティングは、企業から直接促すことは難しく、自然に口コミが広がるようサービス品質向上など日ごろの運営が重要です。バズマーケティングは、瞬間風速的に一気に話題を取るための施策全般で、いわゆる「炎上商法」も含まれます。

一方、バイラルマーケティングは企業が仕掛けた結果、口コミだけでなくさまざまな形で情報が拡散されていくことを指します。

バイラルマーケティングの段階に応じた施策とは?

バイラルマーケティングは、広告のように施策をしたらすぐに効果が出るわけではなく、段階を経て効果がでます。企業の施策から顧客に伝播する1次フェーズそして、顧客から顧客に伝播する第2フェーズがあります。そしてそれぞれに対して、企業が効果を高めるために施策を講じることを「1次的バイラルマーケティング」と「2次的バイラルマーケティング」と呼びます。

1次的バイラルマーケティング:企業から顧客

企業の施策により顧客に浸透していく段階、あるいは手法を指します。ポイントは一時的な流行になる「バズる」ための話題作りではなく、徐々に浸透することを目的とすることがポイントです。

例えば、商品のマスコットキャラクター作成し、鞄につけられるぬいぐるみなどを無料で配布し付けてもらうことも挙げられます。受け取る人が気に入って鞄につけてもらえれば、付けている人は徐々に愛着がわき、その商品に対する好意度も増すことが考えられます。

そして、ぬいぐるみを身に着けている人を見かけると、その存在に知らなかった人にも認知されます。さまざまな場所で身に着けている人を見つけることで「流行っている感」を醸成し、多くの人に認知が広がる可能性があります。

2次的バイラルマーケティング:顧客から顧客

2次的バイラルマーケティングは、顧客から顧客に浸透させるために施策を打つことを指します。例えば、上記のぬいぐるみの例を挙げると、実際にぬいぐるみを付けた写真をSNSで投稿してもらう「フォトコンテンスト」などの企画を実施し、顧客からの拡散を演出します。また、投稿されたコンテンツを企業が取り上げることも考えられます。

バイラルマーケティングの主な施策

バイラルマーケティングの施策は、幅広い箇所で行うことができますが、一般的に行える手法としては以下の通りです。

  • ユーザーが自発的にシェアしたくなるユニークで共感を呼ぶコンテンツ提供
  • インセンティブの提供
  • 紹介プログラムやアフィリエイト実施
  • インフルエンサー活用
  • ユーザーの投稿を促すフォトコンテストなどの実施

主な実施場所は、広告媒体、製品サイトなど自社メディア、そしてSNSなどが挙げられます。

バイラルマーケティングのメリット

費用対効果が高い

バイラルマーケティングの手法の中では、広告出稿や企画運営費がかかります。しかし、一定効果が出ると人から人へ情報が伝播していき、その過程においては広告費がかかりません。そのため、軌道に乗ると費用を抑えて高い効果を得られる可能性があります。

バズマーケティングより炎上リスクは低い

昨今、情報の拡散スピードが上がり、企業の発信する内容により炎上する可能性があります。売上にも影響する可能性が高く避ける必要がありますが、一過性の話題を狙うバズマーケティングは、一歩間違えると炎上する可能性が高くあります。しかし、長期的に浸透を目指すバイラルマーケティングは、バズマーケティングと比べて炎上のリスクは抑えられます。

バイラルマーケティングにおける注意点

企業としてブランドイメージを壊さないようにする

バイラルマーケティングにおいても話題になることを目指すため、内容によっては炎上することや、ブランドイメージを壊してしまうことがあります。例えば高級志向のサービスだったのに対して、遊び心に溢れたコンテンツを投稿しすぎると、大衆受けを狙ったマーケティングのイメージがついてしまう可能性もあります。

正しく、ターゲットやペルソナを考えたうえで、施策を検討するようにしましょう。

大きくバイラルする可能性は、低い

バイラルマーケティングの成功例では、日本中の話題など大きな拡散をイメージする人も多いでしょう。しかし、極一部の成功例であり、簡単にそこまでうまくいく可能性は極めて低いでしょう。

話題性を過度に意識せず、小さくとも顧客から顧客へ伝播することを目指して施策を検討していくと良いでしょう。

ステルスマーケティングなど法的に問題ないか確認する

インフルエンサーを起用したマーケティング手法や、アフィリエイトプログラムを活用する際には、広告であることを明示せずに宣伝を行う「ステルスマーケティング」が、 2023年10月から景品表示法の不当表示として規制の対象となりました。 そのため、同法の指針に準拠し、広告・PRであることを明示した適正な表示を行う必要があります。

うっかり、違反にならないよう、よくルールを認識して施策を行いましょう。

バイラルマーケティングを行うときのツール・メディアについて

SNSマーケティング

SNSは、リポストなど情報を拡散する機能が豊富にあります。そこでリポストしたり、真似した投稿をしたくなるようなコンテンツの投稿も有効です。例えば、調味料のメーカーでは、その調味料を使った食べたくなる料理レシピが分かる動画などが考えられます。

またSNSといってもTikTokやInstagram、Xなど媒体によって特性が異なるため、相性の良い媒体を選んで行う必要もあります。多くの企業においては画像やショート動画などビジュアルが中心となるInstagramはオススメです。テキスト中心に情報を伝えられるならX、出演者の確保や遊び心を加えた動画の投稿に問題が無ければTikTokなどもオススメです。

メールマーケティング

メールマーケティングは、プラットフォーマーがおらず、表示の順番などのアルゴリズムの影響を受けづらいため、企業から顧客に対して直接情報提供する時にはオススメの手法です。

プレゼントキャンペーンやクーポンの提供、またよりサービスを効果的に活用してもらうための情報提供などから、バイラルマーケティングを目指すこともできます。

バイラルマーケティングを成功するためのコツ

サービス自体に興味を持たせることを忘れないこと

話題性を優先するあまり、サービスとは関係ない企画やコンテンツの発信では、話題になったとしても売上に直結しない可能性があります。話題になることによりその商品の認知、そして魅力をより知ってもらうことを意識するようにしましょう。

ターゲットをしっかり理解する

バイラルマーケティングを売上に繋げるためには、正しく「ターゲット」が話題にしたくなるような施策でなければなりません。隣の〇〇さんのように具体的に人物像をイメージできる「ペルソナ」を設定し、そのペルソナがどんな話題に着目するか考えて施策を検討すると良いでしょう。

さいごに

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この記事の著者

福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。 SNSマーケティングに関する記事の執筆やセミナーも登壇している。
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