SNSマーケティングはペルソナ設定が必須。具体的な設定方法を解説
主に企業がInstagramやX・TikTokなどのSNSを活用して、売上を上げることや問合せ獲得・認知拡大などマーケティングを行うことを「SNSマーケティング」と呼びます。
そしてSNSマーケティング運用の効果を高めるために重要な考え方・施策がペルソナマーケティングです。今回は、SNSマーケティングに特化したペルソナの考え方利用方法を解説していきます。
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そもそもSNSマーケティングとは?
SNSマーケティングは、InstagramやX・TikTokなどSNSサービスを利用してマーケティング活動を行うことです。SNSは、企業以外である一般の人の投稿が主であるため、顧客獲得のために重要な「口コミ」や、認知拡大のための「拡散力」などに優れています。
さらに昨今は、画像や文字だけでなく短い動画の投稿もできるなど、伝えられる情報量が増えているため、サービス認知や理解をしてもらうことも十分できます。
そのため、企業のマーケティングツールとして重要度が増してきています。
SNSマーケティングとは?メリットや手法、成果を上げるポイントを解説
そもそもマーケティングのペルソナとは?
マーケティング活動におけるペルソナとは、顧客になり得る人もしくは狙いたいターゲットになり得る顧客像を具体的に落とし込んで作成した人格「ペルソナ」に対して、興味関心を引くと思われるマーケティング施策を行うことです。
ざっくり20代女性などターゲットに当てはまる皆に好かれる訴求をするより、特定の1人に対して好かれる訴求を行う方が結果的に良い結果に結び付く可能性があるという考えのマーケティング手法です。
ペルソナの例
例えば、映画の劇場を運営している企業の場合、以下のようなペルソナが考えられます。
名前 | 宮 乃亜斗(きゅう のあと) |
---|---|
年齢 | 25歳 |
住まい | 東京都で独り暮らし |
エピソード | 最近、ネットの動画視聴サービスで映画鑑賞にハマり毎週1本は映画を観ている。1人で映画館での映画鑑賞も行ってみたいが、勇気がでず、出来ていない。 |
さらに、家族構成や学歴・仕事や、人生でのエピソードなども入れ込むことによって、より具体的な「特定の人」をイメージしやすくなるでしょう。この場合のSNS運用では、1人で映画館での映画鑑賞を行う楽しさや、楽しみ方、行っている人のエピソードなどを中心に投稿をすることで、行動に移してもらえるかもしれません。
SNSマーケティングにおけるペルソナとは
SNSマーケティングのペルソナは、主に2つの考え方があります。従来のマーケティング施策の通り「ペルソナ像」を作成して、その人に刺さる訴求を考える方法です。そしてもう一つは、投稿者としてのペルソナ像を考える方法です。
- 投稿を見る人のペルソナ設定をしてマーケティングする
- 投稿する側のペルソナ設定をして、最適な投稿を行う
SNSで投稿を見る人のペルソナ設定をする重要性とは
投稿を見る人のペルソナ設定をすることは、誰に対してコンテンツを届けるのかが明確になるため、より顧客のニーズ・インサイトに刺さる投稿に繋がるため重要です。
SNSマーケティングにおいて投稿内容の正解はありません。商品説明が良い場合もあれば、流行に乗った投稿が良い可能性もあります。そして非常に多くの利用者がいることや、多岐に渡る投稿が溢れています。
誰かに渡すプレゼントを考えるときには、すべての人々が喜ぶものではなく、受取る人の趣味や好みを理解しようとするでしょう。同じように、顧客になり得る「あの人」に刺さるようなSNS運用をすることが成功への近道です。
SNSで投稿する側のペルソナ設定をする重要性とは
SNS投稿側のペルソナとは、投稿の温度感や方向性を不用意にブレさせないために重要です。
SNSは、本来1アカウントにつき1人が投稿するため、その人の性格や考え方などがわかります。ユーザーは投稿者に対し、共感することで好意的に感じ、フォローやファン化していきます。
しかし、企業の運用の場合、担当者が複数いることや変わることで、温度感や方向性が変わってしまうことが考えられます。例えば、ほんわかした投稿から、突然かしこまった投稿に代わってしまうと、投稿を見ていた人はビックリしてしまうでしょう。そのため、投稿担当になった人は設定されたペルソナになりきることで、投稿に統一感を持たせます。
SNSマーケティングでペルソナ設定をする方法
ペルソナ設定は、間違えてしまうと逆効果を与えてしまう可能性があります。そのため、適切な順番を踏んで設定する必要があります。
どんなペルソナを設定すべきか、情報収集・分析を行う
ペルソナ設定で一番大事な部分が「情報収集・分析」です。
- どんな人が自社サービスを利用しているのか
- なぜ、自社サービスを利用しているのか
- 獲得すべき人はどんな人物なのか
上記のように、獲得すべき人や現在の顧客がどんな人なのか深く知る必要があります。そのためには、定量分析を行ってどういう顧客属性が多いのか調べます。
狙うべき顧客属性が分かったら、近しい顧客に対してインタビューやアンケートでより深くターゲットの解像度を上げていきます。特にインタビューができればより深く理解することができるでしょう。
ペルソナで作成すべき項目を考え作成する
狙うべきターゲットが決まったら、ターゲット同士が多く共通する項目を設定するようにしましょう。目的は、「同僚の〇〇さん」のような感じで、具体的に1人の人物をイメージできるレベルにすることです。
サービスを利用する前の課題や状況についても情報収集を元に設定できると良いでしょう。つまり、「どんな人が、どんな状況で、どんな課題を持っているか」が分かると、投稿内容も考えやすくなるでしょう。
またSNSマーケティングにおいては、日ごろどんな投稿を見ているのか、投稿の有無などを考えてもよいでしょう。
投稿する側のペルソナを考える
投稿する側のペルソナも考えていきます。顧客が思う企業のイメージに沿ったペルソナを作成していくと良いでしょう。ただし、企業風土や社風に大きくそぐわないペルソナ設定になってしまうと、投稿をし辛くなってしまう可能性もあります。
投稿する部署において、無理に偽らない範囲であり、企業イメージに合ったペルソナを設定しましょう。
投稿のレギュレーションを考える
投稿する時にブレてはいけない部分をレギュレーションにまとめておきましょう。例えば、口調は敬語か友達感覚のような口調にするのかなど。またどんな発言ならよいのか、どんな発言はしてはいけないのかなど明確に決めましょう。
ポイントは、投稿しているうちに「キャラが変わった」ということが無いように決めましょう。
ペルソナの振り返りを行う
投稿を見る側、つまりターゲットのペルソナは、正解を見つけることが困難であり、ターゲットとなる人々の状況は日々変化していきます。
そこで、定期的に現状のターゲットの状況と変わりがないのか振り返りを行うと良いでしょう。
SNSマーケティングでペルソナ設定をするデメリット・注意点
SNSマーケティングに限らず、ペルソナ設定にはデメリットや注意すべき点もあります。しっかり把握したうえで進めましょう。
企業の都合の良いペルソナにならないように
実在モデルがいない限り、ペルソナは空想の人物です。企業の都合の良い内容になってしまうと、実在しないペルソナとなってしまいかねません。最初の情報収集や分析を丁寧に行い、「そういう人いるよね」レベルのペルソナになるとよいでしょう。
売上などに直結するペルソナを考えること
一つ前のポイントと重なりますが、ペルソナを考えるときは売上に直結しやすいターゲットに対するペルソナ像を考えたほうが良いでしょう。特にSNSにおいてはフォローや「いいね」をする人と、顧客は必ずしもイコールにはなりません。SNSマーケティングの目的を達する可能性のあるペルソナを考えましょう。
ペルソナへの認識をチームで統一すること
どんなに良いペルソナを作成しても、チームなどで認識が統一できていなければ、結局投稿がブレます。特にSNS投稿をするさいに、さまざまな承認が必要である場合に、承認者によって投稿の方針がブレてしまうことが無いよう注意しましょう。
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