メルマガの配信スケジュールの立て方とは?メールの再利用も
スロットリングとは?メルマガ配信で遅延が起きた時の原因と対策
送信したメールやメルマガが遅延してしまう。 こんな状況において、考えられる理由の1つに「スロットリング」と呼ばれる技術的な仕組みがあります。
当記事では、スロットリングについて分かりやすく解説してきます。
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スロットリングとは?メールに限らない技術的な仕組み
スロットリングとは、システムに大きな負荷がかからないように、一部の利用者によるシステムリソースの独占を防ぐため、予め決められた制限に達した場合に、利用を一時停止することや、性能を低下させる技術的な仕組みのことです。
メルマガなどメール配信に限定した場合、配信サービスやインターネットサービスプロバイダーによって通信回線やサーバーの負荷を軽減するため、送信を制限したり遅延させたりする仕組みです。
メールにおいてスロットリングは何故起きる?原因とは
メルマガなどメール配信においてスロットリングが起きる原因は主に5つあります。
過剰な送信頻度
1つの送信先から大量のメールを送られると、メールの受信サーバーやネットワークに負荷がかかり、システムがダウンすることや、他の送信者からのメールを受信できなくなる恐れがあります。
プロバイダーなどは、1つの送信者からのメールに配信制限を設定していることがあり、超過するとメールが遅延するようになります。
ブラックリストに入っている送信元からのメール
スパムメール・迷惑メールなど、不正なメールを送信していると疑われる送信者からのメールに対しては、ブラックリストに登録され、スロットリングの対象になる可能性があります。
受信側サーバーの負荷
受信側のメールサーバーに大きな負荷がかかっている場合や、受信ボックスの容量が不足している場合にもスロットリングが実施されることがあります。
受信者側の対応が必要で、送信者側では容量を開けてもらえるよう依頼する程度しかできません。
IPアドレスの問題
ブラックリストと近しい理由で、送信元のIPアドレスの評価(レピュテーション)が低い場合には、スロットリングが実施される恐れがあります。
特に取得したばかりのIPアドレスでは、正しいメールを送った実績がないため、初めての配信から大量のメールを送ることなどで、スロットリングが発生します。
送信者認証の問題
企業のメールを模倣した「なりすましメール」は、情報の搾取や詐欺被害にもつながるため、大きな問題となっています。その対策としてSPF・DKIM・DMARCなどの送信者認証の設定を行うことが求められています。対策が出来ていない場合には、正しい送信元か判別できないため、スロットリングが実施される可能性があります。
スロットリングを防ぐための方法とは
スロットリングを防ぎ、正しくメールを配信するためには以下の方法があります。
IPレピュテーションを高める・維持する
IPレピュテーションを高めることや維持するためには、以下の方法があります。
- そもそも迷惑メールを送らない
- 未達になるメールアドレスは、配信リストから除外する
- 新しいIPでの送信は、少量から少しずつ配信量を増やす(ウォームアップ)
特に、未達となるメールアドレスに送ると、ランダムで送りつけるスパムメールと判定される恐れがあるため注意が必要です。適切にリストクリーニングを行いましょう。指標となる到達率は95%を超えるようにすると良いでしょう。
配信性能の高いメール配信システムを選ぶ
スロットリングが実施される配信量は、プロバイダーごとに異なり、情報自体が公開されていません。メルマガなど複数のプロバイダーに多くのメールを送る場合、人力ですべてに対応することは難しいでしょう。
配信性能に強みのあるメール配信システムは、スロットリングを起こさせずに高速でメールを送信できるような、ノウハウと技術力があります。多くのメール配信システムは月額数千円レベルから利用することもできるため、積極的に利用することをオススメします。
スロットリングが起きた場合はどのようにすればよい?
特定のプロバイダーからスロットリングが実施され、到達しないという場合には「時間を空けて配信する」ことが重要です。スロットリングは、悪質などではない限り基本的に永続的ではなくプロバイダーごとに設定された期間により解除されることが一般的です。
スロットリングが起きてから数日など期間を開けて配信しましょう。
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