メルマガ配信とは?マーケティング担当者が知っておきたい基礎知識!
メルマガ(メールマガジン)は、見込み顧客や既存顧客など、何らかの接点があった人に対して一斉にお知らせなどの情報を送るマーケティング手法です。
1通のメールを起点にして、売上を上げることやファン化・顧客の育成など、さまざまな効果が期待できるため、費用対効果の高い手法として長きにわたり活用され続けています。
当記事では、メルマガについて基礎からメリットやデメリット、効果の高いメルマガを作成する方法などを解説します。
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メルマガ(メルマガ配信)とは
メルマガとは、企業が見込み顧客や顕在顧客に対して定期的に発行するメールのことです。メールマーケティングと呼ばれるメールを用いた販促手法の中でも代表的な手法です。
企業など配信側は、WebサイトやWebアプリにてメルマガ購読の同意と共に、メールアドレスを提供してもらえた人に対して、メールを一斉送信します。商品やサービスの紹介、お得なセールのお知らせ、企業メッセージなど多岐にわたる内容のメールを送ります。
メルマガは、令和の時代も高い効果を維持
近年、情報発信する手段が多様化し、個人間でのメールのやり取りは業務を除いて、使用頻度は大きく低下してきています。またSNSなどメール以外の方法でユーザーとコンタクトを取る企業も増えてきました。
その結果、メルマガはちょうどよい状況になっています。例えば、BtoBにおいてはメールを使ったコミュニケーションは現在も主流です。BtoCにおいては個人間同士のやり取りが減り、本人認証やメルマガなど、企業から情報を受け取るツールに変化してきています。
そのため、メルマガは企業とユーザーをつなぐものとして大きな役割を果たしています。
メルマガの歴史とは?インターネット初期からの長い歴史
メールそのものは、インターネット誕生間もない1971年から存在しています。1978年には米国の企業が送った営利目的のメールが「メルマガ」の始まり言われています。時を経て1999年ごろから、定期的にメールを送る「メルマガ」が徐々に増え、現在に至ります。
その間に、スパムメールやフィッシング詐欺目的の迷惑メールなども登場し、迷惑メール対策となるドメイン認証も誕生しています。現在においては、Webサイトのように画像やレイアウトを組んだHTML形式のメルマガを送ることが当たり前になってきており、40年超の時を経て大きく進化してきています。
メルマガ配信をする目的
メルマガを配信目的は主に3つあります。
情報伝達手段として活用する
メルマガにおける情報とは、商品・サービスに関するお知らせ、活用方法の紹介、Q&Aなどがあげられます。
メルマガ購読者は、何らかの方法で企業やサービスと接点を持った人であるため、一定の興味関心があります。新サービスやセールなどの情報を、興味関心がある人のみに送信できるメルマガは効率的に認知拡大ができます。
さらに満足度が上がる活用方法や、不明・不満を解消するためのQ&A情報を提供することで、顧客と良好な関係を築くことも期待できます。主にBtoBビジネスでは、リードナーチャリングと呼ぶ見込み顧客から顧客になってもらうための関係性構築にも有効な手段です。
Webサイトなどへ送客・誘導
メルマガにおける送客とは、主にWebサイトに誘導することです。
メルマガ単独つまり、メールのみでは購入することはできません。そのため、メルマガを経由してWebサイトに誘導して、購買してもらうこと・より詳細情報を見てもらうことや、サイトを回遊し他の情報を受け取ってもらえる可能性もあります。
そのため、メルマガの1つのゴールとして「URLのクリック」が挙げられます。またサイトやページへのアクセス数が上がるため、SEOに対しても若干ながら良い影響を及ぼします。
メルマガきっかけでの購買促進
クーポンや期間限定セールのお知らせなど、「今買うべき理由」を記載したメールを送ることで、早期の購買行動を促します。ユーザーがWebサイトや店舗に来ても購買に至らないことは多々あります。特に悩んでいる層、買うことを忘れてしまっている層に対して、クーポンやセール情報といった購入を後押しするメールを送ることで、購買促進を行います。
ただし、メルマガの内容が単なる販売促進ばかりでは、いずれユーザーに飽きられてしまいます。メルマガを使って成果を出すには、受け取る側にとってメリットとなる内容を含めることが大切です。
メルマガを配信するメリット
ユーザーに情報を届ける方法が多様化するなかで多くの企業がメルマガを配信し続けているのは、メルマガならではのメリットがあるからだといえるでしょう。メルマガを配信するメリットを紹介します。
低コストで効果が高い・ROIが高い
メルマガの大きなメリットは、低コストながら高い効果を上げられる点です。電子メールを送信すること自体に費用がかからないことが大きいでしょう。
メルマガ配信にかかる主なコストは、一斉に大量のメールを送信できるメール配信システムの利用料です。比較的安価に利用できるツールで、1万アドレスに対してメールを送るレベルであれば、月額数万円程度で利用できます。
またメルマガ配信は、何らかの理由でアドレスと受信許可を得られた人に対して送るため、自社商品・サービスに比較的興味関心が高い人に送ります。そのため、幅広い人に訴求する広告などと比べると売上繋がりやすい傾向があります。
事業形態などによっては、数万件通のメールに対して数件売上に結び付くだけで、費用改修できることもあるため、費用対効果が高いと言われます。
顧客との継続的な接点を築ける
定期的に行うメルマガ配信は、何度も会ったり見たりすることで警戒心が薄れ、親しみや親近感が増すと呼ばれる単純接触効果により、顧客満足度の向上や、購買意欲を高めることが期待できます。
また顧客のニーズはいつ顕在化するか分かりません。さらに多くのサービスは忘れられてしまいます。定期的にメルマガを送ることで、サービスの興味関心を持続させ、ニーズが顕在化した時に想起される確率を高めることが期待できます。
タイムリーに情報を発信できる
メルマガ配信は、内容・送付頻度や時間を調整することで、タイムリーに情報を伝えることができます。例えば、新商品が出る1週間前などに告知情報を案内したり、クリスマスやハロウィンなどのイベントに合わせて情報提供することで、購買意欲を高められる可能性があります。
マーケティング用途だけでなく、サービスに何かトラブルなどお知らせを伝える必要がある時にも、メルマガを配信しているツールなどを経由して送ることができます。
昨今では不特定多数が閲覧するSNSを使った集客も盛んですが、SNSとメルマガでは対象となるユーザーや特徴、メリットなどが異なります。 SNSとは違う効果を得られる点も、メルマガのメリットの1つだといえるでしょう。
効果の測定が容易である
メルマガでは、ユーザーがメールを見た割合を示す「開封率」をはじめ、本文中に記載されているURLの「クリック率」、メルマガ経由の「コンバージョン率」などを測定可能です。 また、特定のユーザーがメルマガからどういったアクションを起こしたのかを追跡できるサービスも提供されています。
効果を測定することで、マーケティング施策において現状ではどういった課題があるのか、どのようなコンテンツがユーザーに好まれるのかなど、さまざまなことが分かります。 ユーザーの動向や好みを知ることがメルマガの改善につながり、ひいてはビジネスに大いに役立つでしょう。
ターゲットを絞って情報発信ができる
配信ターゲットを絞り込める点もメルマガの大きなメリットだといえます。 メルマガ購読用のメールアドレスを入力してもらう際に、年齢・性別・居住地・職業といった簡単なプロフィールも合わせて登録してもらえば、属性を利用した配信が可能です。 ターゲットを絞り込み、ユーザー層に合った情報を配信することで、より高い効果を期待できます。
ターゲットごとに発信内容を変えるのは、不特定多数が閲覧するSNSでは実現できないことです。ニーズを見込めるユーザー層に限定することで、全体の配信コストも抑えられるでしょう。
メルマガ配信にはデメリットもある?
マイナスイメージを与えてしまう可能性
配信頻度や内容によってはマイナスイメージを与えてしまうこともあります。ユーザーの心情を無視したメルマガや販売促進ばかりのメルマガは「しつこい」「うっとうしい」と思われてしまいかねません。有益なメルマガではないと判断されれば、ユーザーは配信停止を選択するでしょう。
厳密に週何通までが絶対に良いというものはなく、ユーザーに有益な情報を送ることができる回数に合わせることをオススメします。
ただし、参考として週に何通までが許容範囲なのか当社が独自にユーザーに調査した資料があります。こちらからダウンロードできます!
コストがかかる
電子メールを送信すること自体に費用はかからないものの、多数のメールアドレス宛に滞りなくメルマガを配信するには、有料のメール配信システムがほぼ必須となっています。
ただし、認知度向上のための広告など他のマーケティング施策と比べると格段にコストは低くなります。
継続することの大変さがある
基本的にメルマガは毎回内容を変えていきます。週2回送るのであれば、毎週2つの企画を考えなければなりません。また、効果を改善するためにはABテストを繰り返し行い、少しずつ改善していく必要があります。
ネタ切れを起こさない仕組み、改善していくための仕組みなど、継続していくことが大切です。
メルマガ配信は、2つの形式がある!
メルマガには「テキスト形式」と「HTML形式」の2つの形式があります。メルマガの効果を高めるには、用途によって使い分けることが重要です。また、ユーザーの受信環境によって形式を切り替えられるマルチパート配信の機能を備えたメール配信サービスも少なくありません。 それぞれの形式の違いについて解説します。
テキスト形式
テキストメールとは、文字だけで構成された一般的なメールの形式です。
テキスト形式とは、日常的に送受信するビジネスメールや連絡メールと同じように、文字・数字・記号といったテキストのみで構成されたものを指します。 メール1通あたりの容量が軽く、なおかつ専門的な知識がなくてもすぐに作成できる点がメリットだといえるでしょう。
基本的に文章で情報を伝えるため、ビジュアル的な訴求には向きません。画像を送付する際も、添付ファイルとして扱われます。 見栄えはしないものの、メンテナンス予告や休業のお知らせといった、装飾の必要がない事務的なお知らせをするのには適しています。
HTML形式
HTMLメールとはWebページを作成するために開発された言語(Hyper Text Markup Language)を用いて作成されたメールです。
HTML形式とは、「HTML(HyperText Markup Language)」というWebサイトを作成するために開発された専門言語や、 「CSS(Cascading Style Sheets)」というWebページを装飾する言語を使って作成するものを指します。
私たちが普段目にしているWebサイトは、画像がレイアウトされていたり、テキストに装飾が施されていたりします。 HTML形式のメールでは、商品の写真を並べたりテキストにリンクを貼ったりと、Webサイトのように自由度の高い多彩なレイアウトが可能です。
見栄えのするメルマガを作れますが、メールそのものの容量が重くなってしまうことと、作成するのにHTMLやCSSの知識が必要なことには注意が必要です。
HTMLメールとは?テキストメールとの違いや特徴を解説
メルマガを配信する4つの方法
メルマガを配信するには、大きく分けて4つの方法があります。メルマガ配信に特化したメール配信システムを利用するのが一般的ですが、配信アドレス数が少ない場合やコストを抑えたい場合は別の方法を検討してもよいでしょう。 メルマガを配信する4つの方法を順番に解説します。
BCCで一斉送信する
市販のメールソフトやWebメールの標準機能である「BCC(Blind Carbon Copy)」で送信すれば、受信者に送信先アドレスを知られることなく多人数に一斉メールを配信できます。 専門知識やスキルが不要なうえに、BCCを使うこと自体には費用もかからないため、もっとも手軽な方法だといえるでしょう。
ただしBCCメールは、受信する側に迷惑メールと判定されることがある点には注意が必要です。さらにアドレスを入力する過程で入力漏れや入力間違いなどのミスが起こりやすく、もしも誤って「CC」を使えば全員にメールアドレスが共有されてしまいます。 手軽ではあるものの、個人情報漏洩のリスクがある点に留意しておきましょう。
ExcelとOutlookを併用する
マイクロソフトの「Excel」と「Outlook」を併用して送信する方法もあります。 Excelで送信先メールアドレスのリストを作成し、VBA(Visual Basic for Applications)プログラムを使用してOutlookと連携させることで費用をかけずにメルマガを配信できます。
この方法ではVBAを扱えるプログラミング知識が求められるため、難易度はやや高めです。 予期せぬエラーやトラブルが起きた際も、自力で対応しなくてはなりません。誰にでもできる方法ではなく、運用が属人的になってしまうことも否めないでしょう。
Googleツールを利用する
Googleが提供する「スプレッドシート」で配信先メールアドレスをリスト化し、「ドキュメント」で作成したメール本文を「Gmail」で送信する方法でもメルマガ配信が可能です。
この場合、配信作業自体はそれほど難しくありません。ただし各ツールを連携し、メールを送信するには「Google Apps Script」を使う必要があります。 Google Apps Scriptは無料で利用できるツールですが無制限に使えるものではなく、実行回数などに制限が設けられています。Googleの無料アカウントの場合、1日に送信できるのは100通までと決して多くないため、大量配信には不向きです。
メール配信システムを利用する
メール配信システムとは、数万件、十数万件といった多くの宛先へ一斉にメールを配信することに特化したサービスです。専用のサーバーやシステムを利用することで、安全かつ効率的に一斉配信ができます。
メール配信システムでは、システム上でメール作成や宛先管理などの作業を行えるため、メルマガ配信のために専門的なスキルや知識を学ぶ必要はありません。 また、メール配信システムから送信されるメルマガは迷惑メールになりにくく、到達率を高めたいときにも有用です。さらに開封率やクリック率などの測定も可能で、課題を改善しながらの運用ができます。
メール配信システム比較12選!機能やサービス比較、目的別の選び方。
メルマガ配信で注意したい法律とは?
ユーザーに向けてメルマガを配信する際は、法律を守らなければなりません。万が一違法なことをすれば「知らなかった」では済まされず、企業の信用にも悪影響を与えるでしょう。 メルマガ配信で注意したい2つの法律について解説します。
特定電子メール法
まず注意すべきなのは、2002年に施行された「特定電子メール法」です。これは迷惑メールを規制するための法律で、違反した場合の罰則も定められています。主なルールは次の通りです。
- あらかじめ同意を得たユーザー以外には送信できない
- 送信者情報を偽って送信してはならない
- 送信者の氏名もしくは名称を記載する
- 問い合わせ先の電話番号や電子メールアドレスなどを表示する
- 受信拒否ができることを表示する
- 受信を拒否した人に送信してはいけない
漏れや不備がないよう、メルマガ配信前に必ず確認しておきましょう。
個人情報保護法
メルマガ配信に使う氏名やメールアドレスは個人情報に該当するため、「個人情報保護法」についても知っておきましょう。個人情報を収集する際はまず、個人情報の利用目的を明らかにしなければなりません。 取得した個人情報は明示した目的の範囲内で利用し、外部に流出しないよう適切に保管する必要があります。
メルマガ配信では数万件、十数万件といったメールアドレスを扱うこともあるため、もしも流出すれば被害も大きくなりがちです。 情報漏えいが起こらないよう、セキュリティ対策は万全にしておきましょう。
メルマガ配信の効果について
メルマガ配信の効果を測定するにあたっては主に「開封率」と「クリック率」を見ることが多くあります。
メルマガの開封率について
開封率の平均は20%だといわれています。
ただし細かな数値は業種によっても差があり、スポーツや食品サービスは高め、美容やコンサルティングは低めになる傾向があります。 例えばスポーツチームや芸能人のファンクラブが発行するメルマガはファンにとって需要が高く、開封率を上げる工夫をしなくても読まれやすいといえるでしょう。 開封率の平均である20%はあくまでも指針の1つにすぎないものの、もしも大幅に下回るようであれば改善の余地があります。
メルマガ開封率の平均は?上げる5つの方法も紹介
メルマガのクリック率について
クリック率の平均は2%程度です。ちなみにSNSのクリック率は1%未満が平均値といわれています。率としては非常に少ないものの、メルマガでは多くの人に繰り返し送っていての数字です。1万人に毎週送ると、おおよそ月間4万通送ります。その2%とすると800クリック=サイトへのアクセスです。
他の広告と比べても比較的安価な集客単価と言えるでしょう。
効果の高いメルマガを作成するポイント!
効果の高いメルマガを配信するには、コツやノウハウを知っておくことも大切です。成果につながるメルマガ作成のために押さえておきたいポイントを紹介します。
クオリティの高いコンテンツを作る
クオリティの高いコンテンツはユーザーに受け入れられやすく、なおかつ飽きさせません。テキスト形式のメルマガであれば、大前提として読みやすく分かりやすい文章を作成することを心がけましょう。 HTML形式のメルマガであれば写真やイラストの質、バナーのデザイン、全体のレイアウトなどにもこだわる必要があります。
さらに毎回似たような内容になってしまわないよう、多くの人が関心を持っているタイムリーな話題を取り上げたり、連載コンテンツを設けたりするのもよい方法です。 他社のメルマガやアクセスの多いブログなども参考にしながら、コンテンツの内容や切り口、表現方法、パッと見て興味を引く見出しなどを考えましょう。
ユーザー目線で情報を提供する
メルマガ配信で忘れてならないことが、ユーザーの目線を意識することです。 配信側の主導で送信されるメルマガだからこそ、「ユーザーにとって役に立つ内容だろうか」「必要とされる情報だろうか」などと常に問いかけながら運用しなくてはなりません。
ユーザー目線のメルマガは親近感を持ってもらいやすく、購読者離れの防止につながります。 反対に企業側の都合ばかりを優先し、「売りたい」「業績を上げたい」といった姿勢が見え隠れするメルマガは嫌われやすく、いずれユーザーが離れていってしまうでしょう。
企画を立て内容を作成する段階で、ターゲット層に好意を持ってもらえるアプローチになっているか否かを常に確認しましょう。
メルマガ配信のタイミングを工夫する
メルマガは、顧客と継続的なコミュニケーションができる手段ですが、受信者が想定している以上の量を送ってしまったり、夜中や早朝など受け取りたくない時間帯に送ってしまうと逆効果になる可能性があります。
配信頻度は、週1回、毎週同じ曜日の同じ時間に送るなどルールを決めることをおすすめします。
配信の曜日や時間は、なるべく受信者が読みやすいタイミングを狙うとよいでしょう。例えば、サラリーマンであれば平日の朝8時頃など、通勤時間帯に合わせることで通勤時に読んでもらえます。
自然な流れで行動を喚起する
メルマガは基本的に上から下へと読まれます。そのため、ただ要素を並べるだけでなく、全体の流れを意識しながらコンテンツを配置し、自然にクリックしてもらえる位置にリンクを配置することが大切です。
多くの企業にとって、メルマガの目的は読んでもらうことではありません。メルマガからWebサイトなどに誘導し、商品の購入やサービスの申し込みをしてもらうことが最終目的のはずです。そのためには「リンク先へジャンプするとお得な情報を得られる」「商品の写真からすぐに購入ページへ行ける」など、ユーザーにとって自然な形でメリットを得られる構造を心がけましょう。 リンクへと誘導する文章やボタンなども、分かりやすく明確な表現にする必要があります。
効果測定を行う
メルマガ配信に正解はありません。配信後に開封率や、URLのクリック率などの指標を確認し、メルマガの効果を最大化しましょう。特に送る時間帯・頻度、メールタイトルはどういう構成が良いのか、内容はどのようなものが良いのか数値を見ることで状況がわかり、工夫ができます。
メルマガ配信システムを使う
メルマガ配信に特化したメルマガ配信システムを利用すれば、専用のサーバーやシステムを使ったスムーズな配信が可能です。
メルマガは手動で配信することもできますが、手間がかかるうえに迷惑メールに振り分けられたり、うっかりミスから個人情報が流出したりするリスクがあります。 システム上でユーザー情報の登録や管理が可能で、なおかつ到達率を高める仕組みや強固なセキュリティが備わっているため、リスクを最小限に抑えられます。
さらに、知識やスキルがない人でもグラフィカルなHTMLメールを作成できるエディタが使えるのも大きいでしょう。 加えて開封率・クリック率・コンバージョン率・不達率・購読解除率などのデータを測定可能で、メルマガの課題発見や改善につなげられます。
メルマガ配信システムにあるフォローメール・シナリオメールを併用
メルマガ配信システムの場合、問合せなどを起点にして1日後・3日後などに自動で決めたメールを送るフォローメールや、メルマガの開封有無・クリック状況などに応じて、あらかじめ決めたメールを送るシナリオメールという機能があります。
メルマガで開封しなかった人に、タイトルをだけを変えて再送してみることなどの施策も考えられます。
メルマガ配信の2024年状況
2024年2月にGmail宛てにメールを送信する人向けを対象とする「送信者ガイドライン」に、新たな要件が追加されています。
主な対象は、Gmail宛てに1日に5,000件以上メールを送信する人たちで、以下の要件を求めています。
- SPF・DKIM・DMARCといった、なりすましメールを減らすためのドメイン認証の設定
- 迷惑メールフォルダに移動される率を0.10% 未満に維持し、迷惑メール率が決して 0.30% 以上にならないように
- 「List-Unsubscribe」を設定し、ワンクリックでメルマガ購読解除ができるように
メールは、単純に不快な迷惑メールだけでなく、詐欺メールなども溢れています。より利便性を向上するために、Gmailに限らず、さまざまなメーラー提供側が同じような対応を求めていくことが考えられます。
Gmail送信者ガイドラインとは?メルマガ担当者は要注意
メルマガ配信システムなら「Cuenote FC」がおすすめ!
数あるメルマガ配信システムの中でおすすめなのが、『CuenoteFC』です。
メルマガ配信システムを選ぶ際に重要なポイントとなるのが、到達率や稼働率、配信スピードといった配信性能です。 メルマガが迷惑メールと判断されてユーザーの手元に届かなければ、企業にとって大きな不利益となるのはいうまでもありません。 また、配信に時間がかかれば受信側にタイムラグが生まれ、ユーザー間で不平等な状況が発生することもあります。
Cuenote FCは毎時1,000万通の配信スピードと、月間81億通の配信実績を持つサービスです。 導入実績は2,000社を超え、株式会社毎日新聞社やサッポロビール株式会社といった大手企業にも利用されています。
システムの大きな特徴は、ハイスピードかつ確実性の高い大量配信ができる点です。 独自開発の配信エンジンにより迷惑メール判定やスパム判定を回避し、Gmailなどのフリーメール、au・docomo・SoftBankといった携帯キャリアアドレスへの到達率を高めています。
さらに見栄えのするHTMLメールを簡単にデザインできるエディタを搭載済みで、クオリティの高いメルマガを手間なく作成可能です。
加えて効果測定や分析機能も備え、メルマガを活用したマーケティングにも有用です。専任スタッフによるサポート体制も申し分なく、効果的なメルマガ配信を実現できます。
テキストメールからHTMLメールに変更した事例
CunoteFCを導入した企業様の中には、アクセス数3倍問合せ件数2倍になった例があります。
詳しくは「株式会社クエスト様の導入事例」にて
Cuenote FCの運用を開始してからちょうど1年経ちますが、HTMLメールを作成しやすくなった結果、テキストメールだけ送信していた頃に比べ、メール配信経由でのWebサイトへのアクセスが約2.5倍に増えました。Web経由の問い合わせ件数も前年比2倍ほどになっています。掲載する情報量もHTMLメールの方が多く伝わっている実感があり、ホワイトペーパーのダウンロード件数も増えています。
引用元:株式会社クエスト 様事例
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