メルマガ開封率の平均は?開封率を上げる方法6選を調査データと合わせて解説!
ECや小売業をはじめ、今やBtoC、BtoBを問わず販促活動を行うことができるメールマガジン。その効果を測る上で重要な指標の一つに「開封率」があります。
一般的なメルマガの開封率はどれくらいなのか、また開封率を上げるためにはどうすればよいのかをご紹介します。
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メルマガの開封率とは
メルマガの開封率は、以下の計算式で算出することができます。
開封率とは、そのメルマガがどれくらいの読者に開封されたのかを表す指標です。配信しているのになかなか読者に読まれていない(=開封率が低い)と、読者のニーズと配信している内容が合っていない可能性があり、その分メルマガ施策の効果も低減してしまいます。 つまり、メルマガ施策でPDCAを回し、効果を出していくためには「開封率」というデータが不可欠ということです。
開封率はHTMLメールで取得できる
メールには文章だけの「テキストメール」と、Webサイトのように画像の表示やデザイン性を高められる「HTMLメール」の2種類あります。テキストメールでは開封を確認する機能がありません。 HTMLメールでは、開封したかを確認するための画像を埋め込み、画像が読み込まれる=アクセスされたことで開封されたかどうかを確認します。開封率が測定できるメール配信システムでは、開封率を取得する設定がなされていれば、自動で画像が埋め込まれているでしょう。
メルマガの平均開封率は20%
メルマガの開封率は、一般的には20%前後であることが多いです。
※メルマガを送る企業の業種業態・顧客との関係性によってこの数値は異なります。
見込み顧客や接点の少ない顧客を対象に送る場合は、5~10%とも言われています。 そのため上記の数字はあくまで平均的なものとして捉えてください。
この後も説明しますが、メルマガの開封率には「送信頻度」・「送信時間」・「件名」にも影響を受けます。自社でメルマガ施策のノウハウを蓄積し、開封率を上げていくことが重要です。
開封率は、メルマガのKPIになる
目標の達成度を評価するKPI(業績評価指標)では開封率を設定しましょう。
メルマガのKPIでは他にも流入数、クリック率、コンバージョン率、売上金額、開封率などが挙げられます。その中でも開封率は、最初の大きな指標です。なぜなら、メルマガのクリックやコンバージョン・売上は、メールを開封された場合に発生するものだからです。
メルマガのKPI設定と運用・改善方法について
メルマガ開封率を上げるために気をつけること6選
メルマガの開封率を上げるために担当者が気をつけるべきことを5つに絞って解説します。 企業のメール配信にノウハウを持つ当社だからこそできる、独自のユーザー調査データを用いて解説いたします。
①配信頻度
新商品・サービスのリリースやイベントの案内など、メルマガを通して発信したい情報はたくさんありますよね。 しかし、配信頻度が高すぎると読者に嫌がられてしまうのではないか...と気になりませんか? そこで当社では、20~60代の男女1000人にアンケート調査を行い、ユーザーの動向調査を行いました。
この調査から、約43%のユーザーが同じ企業から1日に2~3件以上のメルマガが送られると「多い」と感じると回答していることが分かります。1日に1件で「多い」と感じる層も20%程度はいます。
ただし、メルマガの内容や送信側の事業内容などによって状況は変わるでしょう。データは参考としつつ、実際には送信しているメルマガの解約率状況や購読者からの反応などを見て検討しましょう。
②配信時間
メルマガの配信時間は、読み手の生活スタイルに合わせることがベストです。 フルタイムワーカー向けのメルマガであれば、出勤前や退勤後の電車内やお昼休憩中にメールチェックをすることが多いかもしれません。 子育て中の方であれば、子供を送り出した10時頃に携帯を見るタイミングがあるのではないでしょうか。
2023年、当社が国内の売上TOP50のEC事業者のメルマガを受信し、調査を行ったところ、最も配信数が多かったのが19時台、次いで12時台、10時台となりました。
EC経由で商品を販売する場合は、帰宅途中や自宅でくつろいでいる時間を狙った配信が多いようです。配信時間帯はメルマガで促したい行動に基づいて決めるようにしましょう。
③件名
メルマガにおいて件名はもっとも大事な要素と言っても過言ではありません。 情報過多な現代において、企業から届いたメルマガを「読みたい」と思ってもらえる確率は、魅力的な件名であればあるほど高くなります。メルマガの件名で気を付けるべきことを紹介します。
冒頭14文字に要点を盛り込み、20字以内にまとめる
件名の文字数はどれくらいにすべきか、迷いますよね。読み手の目線に立って考えると、文字数は長くても20字以内を心掛けましょう。
できれば14字以内がベストです。読み手はメルマガの件名を見てから読むかどうかを判断するため、簡潔に本文の内容が分かる件名を心掛けましょう。
長すぎると内容がイメージできず、開封されなくなってしまう可能性があります。
メリットや緊急性、限定感を目立たせる
件名を見て開封したいと思ってもらえるように、読み手のメリットになること(クーポンやセールなどの情報)や、メルマガ読者限定の情報であることを明記すると開封率が上がりやすくなります。 また、「開催前日」「締切間近」など、緊急性をアピールすることも有効です。注意点としては、過大なアピールを何度も繰り返し、「いつも同じような内容のメールが届く」という印象を与えないようにすることです。
メルマガサンプル紹介!思わずクリックされる件名のコツと書き方
④URLの位置
これはメルマガ開封後のクリック率を上げる施策となりますが、メールの内容を精査し、ユーザーから良い印象を持ってもらうことも、その後の開封率に繋がります。
上記と同様の調査結果から、メール閲覧にかける時間は、約67%のユーザーが「1分以内」と回答していることがわかっています。1分以内という短い時間の中で、自分にメリットのある情報を探しているとも言えます。 オンラインショップやイベント申込等、ユーザーに促したい行動がある場合はURLを本文の前半に設置するようにしましょう。結論ファーストを意識し、ユーザーがクリックしたくなるメール本文を心掛けましょう。
⑤メールの内容
メルマガ登録解除されずに購読を続けてもらうことも、全体の開封率を上げるためには必要です。そこで、ユーザーがどのような内容を期待しているのかについても調査を行いました。
まず、メルマガの購読を続けたいと思う内容は「自分や会社にとって役立つ内容である」「お得な情報やセール情報」などが多い結果となりました。 一方、メルマガを購読していて不快感を感じる内容については「自分の興味がない情報ばかりが届いたとき」が最も多くなりました。
調査結果については想像の通りのように感じますが、これを徹底できるか否かでメルマガ購読の継続率が変わるといっても過言ではありません。 週に複数回メルマガを送る場合でも、「受け手が興味を持つ内容になっているか?」「メリットや役立つ内容が含まれるか?」ということを確認するようにしましょう。 また、興味を持ってもらう内容を送るためにはセグメント配信やステップメールなど、受け手の属性や状況に合わせた配信が必要です。 メール配信システムを導入すれば、それらの機能を活用したメールマーケティングが可能になります。
⑥送信先リストの精査
開封率を高めるには、開封する人を増やすだけではなく「開封しない人に送信しない」方法もあります。
例えば、関東エリアだけのキャンペーン情報のメルマガであれば、関東以外の人たちは興味がないため開封しないでしょう。そこで、関東エリアに住んでいる人に絞ったセグメント配信をすることで開封率を高めることができます。
例のような明確な条件がある場合以外でも、開封しない層をセグメントできる場合には調整しましょう。また、メルマガ登録してもらう時点で、どのようなメルマガが届くかを伝えることでメルマガ内容に興味のない人への送信を避けることが出来ます。
当施策での開封率改善は、直接的に売上の改善にはつながらないものの、迷惑メールに振り分けられることや不要なブランドイメージ低下を避けることにつながるため、長期的なメルマガ効果改善に影響を与えられる可能性があります。
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