1. 3 エンベロープ(envelope)From/To とヘッダのFrom/To

SMTPプロトコル【技術解説】

3 エンベロープ(envelope)From/To とヘッダのFrom/To

SMTPプロトコルの中身の説明をする前に、Fromアドレス・Toアドレスについて正しく理解する必要があります。

一般的にメーラー(OutlookやWindows Mail、Becky!など)の画面に表示されるFromアドレス・ Toアドレスと、サーバー間のSMTPプロトコル上でやりとりされる Fromアドレス・Toアドレスは別々のものとなります。
メーラーなどの画面上で確認できる Fromアドレス・ Toアドレスは、メールのヘッダ部分に記述される情報です。
それとは別に、送受信をする際に使われるFromアドレス・ Toアドレスがあり、これをエンベロープFrom・エンベローブToアドレスと 呼びます。

メールを手紙に例えると、下図のようなイメージになります。

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手紙を郵便で送る場合は、配達時には封筒の外側の宛先に対して配達されます。同様にMTAがメールを送信する場合には、エンベロープTo アドレスに対して送信します。
このため、エンベロープToアドレスと、ヘッダのToアドレスは 異なる宛先とすることもできます。Fromアドレスも同様です。

エンベロープFromアドレスは、配送に問題があった場合の戻り先アドレスとなります。メール配信システムでは、多数のメールを配信するため、メールを送ったFromアドレスに全てのエラーメールが返ってしまうと、受信者が返信したメールと一緒に、多数のエラーメールを受け取ることになってしまいます。そこで、ヘッダのFromアドレスとは異なる、システムが自動受信するアドレスをエンベロープFromアドレスに指定するのが一般的です。

ユミルリンクが提供するメール配信システムCuenote FCもそのように対応しており、エラーメールはメールのヘッダFromアドレスではなく、システムが指定したエンベロープFromアドレスに送られるようにして配信を行います。システム指定のアドレスへ返されたエラーメールは自動的に受信・分析し、どの配信で、どのユーザーに、どのような理由でエラーが返ってきたのか判断します。

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また、メールリレー製品Cuenote SR-Sでは、メールリレー時にエンベロープFromアドレスを書き換え、本来のエラーメール受信者の代わりに、Cuenote SR-Sがエラーメールの受信を代行する機能があります。

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